センター試験って？

本日、最後のセンター試験が行われる。といっても、私らおじさん・おばさん世代には何のことやらさっぱりわからない。娘の時代には存在していたが、私らは何の関係もなかったから。で、終わるのをキッカケに少し勉強しておこう。平成２年に始まったセンター試験は国公私立の大学と短大で共通の行う試験のこと。試験科目は大学によって変わるが、もちろんそれだけで合否が決まるわけではなく、そのあとに２次試験が待ち受けている。

どうしてこんなことを始めたのか私らにはよくわからないが、大学による格差を明確化するために導入されたのかもしれない。確かに私らの時代にもあった偏差値は１つの指標にはなったが、あいつの学力なら絶対に受かるという大学に落ちるという悲劇は私らの時代にはよくあった。もしセンター試験みたいなものがあったら、人生がまるで変わっていた同級生もいたような気はする。

で、センター試験はなぜか今年で終了して、来年から大学入学共通テストへ移行する。資料を読んでもよくわからないのだが、どうやらテストの難易度が上がり、英語のさまざまな能力が問われる試験に変わるようだ。ただ、文科大臣が謝罪したように方針は不明瞭なところが多く、受験生をとまどわせている。一昨日の大臣の記者会見では「難問、奇問を排除した良質な問題の出題」になるよう配慮するのだとか。受験生にとって望ましい改革なのか、現段階では何とも言えない。