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2020年01月18日11:10

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生命の奇跡

昨日は小泉・滝川さんの長男誕生、そして夜は「爆報!フライデー」で枝野夫妻の壮絶な不妊治療と、政治家の出産にまつわる報道が重なった。小泉さんは自然なお産だったのでおめでとうの一言だが、このところネトウヨのターゲットになっている枝野夫妻の不妊治療は壮絶な話である。人工授精で6回流産、体外受精で再度の流産、その間に医者から「習慣流産ですね」とか「障害児が産まれたら政治家としてどうなのか」というハラスメントまで受けている。

田舎暮らしの分野でも子育て支援は大きなテーマの1つになっているが、大きな経済負担を軽減させる自治体も徐々に増えてきた。枝野夫妻の場合、子どもを授かるまで約500万円もかかったというから、普通の家庭ではかなりの負担であることは確か。加えて、女性は卵子の摘出にかなりの肉体的苦痛を伴う。もっと公的な支援をという気持ちで、枝野夫人は取材に応じたそうだ。体験者にしかわからない心の叫びであろう。

私らが結婚したのは私33歳、妻37歳のとき。お互いに晩婚という意識はあったから、付き合い始めて半年のスピード婚だった。妻から「年も年だし」という言葉は何度か聞いたけど、絶対に子どもをというコンセンサスはなかったし、半年後に妊娠を告げられたときも親になるという実感なし。しかし、その子は流産した。「次がダメだったら2人で仲よく暮らしていこう」と話した覚えはあるが、本気で子どもがほしいと思ったのはそのときが初めて。妊娠するのが不思議なほど接触は少なかったが、細胞同士の相性は悪くなかったようだ。あれから24年。子どもも独立し、適当に夫婦喧嘩と晩酌をしながら2人で暮らしている。それが当たり前ではない生命の奇跡なのだと、昨日のテレビを観ながら考えさせられた。

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