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2019年12月12日08:33

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酒田市で感じた魅力

詳しくはまだ公表できないが、『田舎暮らしの本』新春恒例企画で山形県酒田市へ行ってきた。25年から30年くらい前は毎月のように足を運んでいた県だが、私がもっぱら目的地にしていたのは内陸の大江町、朝日町、白鷹町あたり。つまり、最上川の上流に位置する地域だ。恥ずかしながら河口が酒田市にあるとは知らなかった。

古くから北前船の交易で外と交流しており、排他性は極めて薄い。京都とも関係があるのか、山形特有の方言もほとんど聞かれなかった。河口付近に有名な山居倉庫群があり、ケヤキ林が西日を遮っている。ここから特産の米が船で運ばれたのだ。昔の木製の船もそのまま展示されており、趣が深い。さらに朝ドラ『おしん』の舞台でもあるため、そのパネルがインバウンドに大人気なのだとか。さすがは世界の『おしん』である。

でも、私にとって酒田といえば、やはり写真家・土門拳の里。記念館にも立ち寄ったが、今回は取材目的が違うので、ゆっきり観る時間はなし。『筑豊のこどもたち』を大切に保管している私にとっては心残りだが、プライベートでまた来ようという気持ちにさせてくれた。日本酒の酒蔵も7つあるし、歩けば歩くほど魅力が伝わってくる酒田市。素晴らしい文化を抱えた地域だ。

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