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2019年10月15日10:33

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水害の時間差

台風一過で青空が広がれば、ちょっと一安心するのは仕方がない。でも、実は河川の氾濫や堤防の決壊はしばらく時間が経過してからでも起こる、というケースを今回は嫌というほど見せられた。つまり、水害には時間差があるのだ。陸地が急に水没すると、それこそ命に関わる惨事になりかねない。

報道では一級河川の氾濫が大きく取り上げられるが、それには多くの支流が流れ込んでいる。さらにその支流には多くの山々に染み込んだ雨水が浸透している。本流は水かさを増して時間が経つほど水を受け入れるキャパをなくしていくので、バランスが取れなくなるのだ。だから完全な安全を確保するには、相当の時間を覚悟しなければならない。

ただ、今回の長野市のように、千曲川の氾濫であれだけ広範囲に水浸しになると、排水も容易でないはず。日本最長の川であっても、こういう事態は起こり得るのだ。もちろん、その支流の近くに住んでいる人も、急に水が逆流してくるリスクがある。私が住んでいる都路は川と住宅の段差が比較的あるところだが、川沿いの住民は行政局に避難したらしい。どこまで待てば安心なのか、その情報を伝えることも行政の重要な役目だろう。

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