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2019年02月12日08:38

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人口減でワースト2

 予算の季節である。地方では予算折衝で「人口減」の文字を見ないことはな
いくらいだが、残念なことにわが福島県は過去2年間、約978億円をかけな
がら転出超過が7841人と全国ワースト2になってしまった。それでなくて
も東日本大震災で大打撃を受けているので、ことは深刻。内堀知事が「地方創
生は福島ならでは、オンリーワンでないと意味がない」というコメントを出し
たほどだ。来年度の予算案では8・8%増の606億円を計上した。
 人口減に完全な歯止めをかけることは今の日本ではまず無理だが、少しでも
スピードを落とすことはできる。その第一は転出を防ぐこと。うちの娘も県外
で就職してしまったので加担したことになるが、進学・就職をキッカケに県外
へ転出する若者が多い。中小企業の後継者不足も背景にあるという判断から、
県もその支援に多くの予算を割いた。人手不足は全国的な現象であり、新しい
知恵も求められてくるだろう。
 第二に、よそから人を呼び込むこと。まさに私がやっている分野だが、震災
後の福島県は全国的に見て移住先進地とは言えなくなっている。ただ、ふるさ
と回帰支援センターのアンケート結果ではベスト10に返り咲いており、明る
い材料がないわけではない。県の新規事業としては、県内の企業に就職した移
住者に最大60〜100万円の補助金を支給。近年は各地の自治体が同様の取
り組みをしているので、どう差別化を図るかも課題だろう。ワースト2という
結果は謙虚に受け止めつつも、新しい転換を期待したい。
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