昨日、『週刊ポスト』(小学館)の大特集の中にある「60歳がやってはいけない地方移住−田舎は物価が安いは幻想! 地方移住で陥る生活費の罠」という見出しを目にして、またかと苦笑した。私は週刊誌の電話取材を受ける機会が少なくないのだが、新潮社は田
山口県阿武町で起きた誤振込4630万円の事件、けっこう大きなニュースになっている。そもそもは臨時特別給付金として10万円ずつ463世帯に配るはずのお金が、1世帯だけ手続きを誤って全世帯分と同じ金額を振り込んでしまったのだ。その相手は2020
うちのカアちゃんがコナンのファンなので、土曜日の午後6時半からはそのままチャンネルを変えずに「満天☆青空レストラン」を観る。どんな食材でも「美味いー」と絶叫するスタイルなどマンネリ気味だが、それでも番組が続いているのは一定の評価を得ているか
私が田舎の取材を始めた30数年前、飲酒運転を見かけたのは一度や二度ではない。当時から移動の手段は車に移行していたし、必要悪と思う人も多かった。しかし、飲酒運転による死亡事故が増えたこともあり、警察は取り締まりを強化。田舎でも飲酒運転は減って
渡辺裕之さんの訃報にはえーえー、上島竜兵さんの訃報にはえーえーえーえーというのが最初の反応。渡辺さんはファイト一発のアスリート、上島さんはリアクション芸でトップを極めた人。私とほぼ同世代の60代だが、1つ年下の上島さんの自殺には大きなショッ
私たちが手がけている紙媒体の出版は、ピーク時の半分以下に落ち込んでいる。その最大の理由は、いうまでもなくインターネットの普及だ。電車の中で新聞や漫画を読んだり、ネットで調べものをするような行為は、スマホやタブレットでできるようになった。私の
GW明けに、北アルプス山麓の安曇野を取材で訪れた。ここへ向かうローカルなJR大糸線には特別な感情がある。というのも1980年代半ば、このエリアにあった生坂村、美麻村、信州新町などの過疎地域は全国に先駆けて空き家対策・斡旋の取り組みを行い、そ
廃炉が計画されているイチエフの原子力建屋にはデブリを冷やすことで生ずる汚染水だけでなく、地下水や雨水も混入する。とくに地下水は量が半端でないので、その対策が早くから論議されていた。その結果、採用された凍土壁。建設には約345億円もの国費が投
私も物書きの末端にいる以上、マスコミで使われている文字で気になるものはある。その1つが事故に関して頻繁に出てくる「べつじょうはない」だ。媒体によって「別条はない」と「別状はない」が混ざっている。新聞では前者が大多数を占めるのに対し、ネットで
昨日、90代になる北海道の母から電話があった。「すごいかわいい花を贈ってもらってありがとう」と。でも、これはわが妻が毎年やっていることで、どんな花なのかすら私は知らない。それどころか、母の日が5月の第2日曜だということすら知識の外。いまは流
毎日のようにテレビに出ているH氏の「ウクライナは降伏すべき」という発言が波紋を広げている。私はたまたまネットで日本に在住しているロシア人女性が流暢な日本語で強烈に批判しているのを見かけたのだが、この発言に注目している人は他にもいっぱいいるよ
孟宗竹はあく抜きが必要だが、米ぬかを加えて茹でるとえぐみがなくなる。生のタケノコは田舎の直売所でも手に入るので、ぜひ旬の味覚を堪能したいもの。そのタケノコを使って、若竹煮を作ってみよう。若竹煮とはタケノコと新ワカメを合わせたもの。山の幸と
最近、堰普請の話やため池のリスクについて書いたばかりだが、県の発表を知って驚いた。3・16の地震で何と浜通りの新地町でため池や水路の約7割が損傷。いまだにその多くが復旧していないというのだ。このままだと町内の水田約600haのうち400ha
GWの最中、『田舎暮らしの本』6月号が発売になった。私は関わった企画は2つ。1つは第一特集「300万円以下のセカンドハウス」で「安いセカンドハウスの購入で気を付けたいこと」を執筆。人付き合い、セキュリティ、断熱性能など、基本的な考え方と注意
今年は3年ぶりにコロナ禍による行動制限がないGWということで、賑わいを取り戻している観光地も多いようだ。でも、わが家に特別な予定はない。昨日まで天気はパッとしないし、とくに足を運びたい施設があるわけでもなし。GWの後半は好天が予報されている
コロナ禍をキッカケにテレワークが拡大し、田舎暮らしの追い風になっている。私も栃木県で2世帯の実践者を取材したが、思い切って新築のマイホームを取得した人、もう1組はIT企業勤務で月10万円以下の賃貸住宅に移り住み通勤が数カ月に1回という人だっ
昨日の午前8時頃に携帯が鳴り、「あのさ、雪降るっていうんだけどタイヤ交換どうする」と車屋で移住者仲間のミーちゃん。実は、その前日に夫婦2台分のタイヤ交換をお願いする段取りになっていたのだ。でも、もしかしたら29日に雪が降るという予報は3日ほ
いまだに行方不明者が多数いる知床の海難事故。そのあまりにずさんな安全対策についてはマスコミ各社が報道していることなので、私があえて付け加える必要もない。個人的には故郷の北海道北見市から約150km、実家に一番近い女満別空港から約100kmのある
帰宅困難区域の立ち入りが緩和されたこともあり、今春は富岡町の夜ノ森の桜を取り上げる地元メディアが多かった。私は仕事に追われて足を運べなかったが、映像を観るだけでも心ウキウキ。昔と同じ美しい風景が望めたからだ。しかし、朝日新聞の報道によると、
福島で起きた3・16の地震でも、大規模停電が発生。わが家はそれを免れたが、火力発電所が動かなくなると日本のエネルギー供給がいかに脆弱かを思い知らされた。それ以前に脱炭素の議論が世界に拡散しており、再エネだけでは追いつかないという見方が広がっ
早朝に堰普請があった日曜日、二度寝をしてからSNS、散歩を終えて昼食のラーメンができた頃に携帯が鳴った。「あれー、花見だよ。来るんでしょ−」と移住者仲間のミーちゃん。1週間前、Cメールでそろそろ花見じゃないのと聞いたところ、「忙しくて予定な
24日の午前5時半から堰普請が行われた。もちろん眠いのだが、恒例行事だから仕方がない。区長挨拶では「コロナで行事の中止が相次いでいますが、夏の灯まつり、秋の防災訓練はやる予定なのでよろしく」とのこと。まあ、それも感染状況次第だろう。私たちの
吉野家の常務が早大の社会人向け講座で発した「生娘をシャブ漬けに戦略」という言葉を最初に聞いたときマジかよと思いつつ、あまりの品のなさに笑ってしまった。慶応大を卒業してP&Gで実績を積み上げてきた伊東氏は、女性マーケッティングのプロ中のプロ。
写真は川か湖に見えるかもしれないが、群馬県の山の上の方にある。つまり、ため池だ。主に農業用水を確保するための施設で、日本には15万カ所以上というデータもある。山村には幾多の川、平野にはその水を集めた大河が流れているが、中間にある地域は農繁期
日本人には島国根性が染みついているが、実はロシアとも国境を接している。それが北方領土だ。日本は第2次世界大戦に負けてポースマス条件を受け入れたのに、ソ連は領土侵略を止めなかった。当時は約1万7000人もの日本人が住んでいたが、現在は0人で、
東北で発生した3・16の地震で多くの火力発電所が機能停止し、政府は「電力需給逼迫警報」を発出。多くの企業や住民が節約に協力してピンチを乗り切った。それから1カ月も経たないうちに、東北電力は太陽光や風力の再生可能エネルギーの受け入れを一時的に
経済は私がいちばん苦手とする分野の1つだが、必要に迫られて「田舎暮らしとアベノミクス」などの記事も書いてきた。しかし、昨今の円安はかなりやっかいだ。日本は金利を低く抑える金融緩和を続けているため、金利が高いドルを買って円を売る動きが加速。今
正直、先週はものすごく体調が悪かった。温度差が影響していることは前にも書いたが、今回は新聞の休刊日というイレギュラーな週間から始まって、1日で20度も温度が上下した気象が原因のようだ。その1週間前が繁忙期で何とか乗り切っていたから助かったが
島国に住んでいる日本人から見れば、ロシアのウクライナ侵攻は理解するのが難しい。その意味ですごく参考になったのが、日テレの「ミヤネ屋」に出演していた地政学の専門家の解説だ。聞き慣れない学問だが、私たちは地理上の制約の中で暮らしているのであり、