わが町にも災害公営住宅は建設されたが、東日本大震災の被災3県22市町村では2万9653戸も完成しているのだとか。それで助けられた被災者は多いし、公共事業としてはいい話と思うだろう。ところが、朝日新聞の調べによるとその維持管理費を巡って自治体
最初に断っておくが、私は果物のイチゴがそれほど好きではないので、勝手な感想を書かせてもらう。震災で福島の農業が風評被害を受け、それが原発事故後10年を経ても収まっていないことに県民の1人として驚きと悲しみを感じる。福島農業の再生には多くの農
菅首相が大熊町に訪れたばかりだが、最近の報道によれば帰宅困難区域を抱える5町村でつくる協議会は、復興拠点以外の避難指示解除について、具体的な方針を6月までに国が示すよう要望したという。福島県民でも知らない人は多いし、まして県民でなければ何の
コロナ禍で株価が急騰したり、100円からできる株式投資商品が登場したり、何か嫌な空気が漂い始めている。一部で金余りが起きていることは経済の素人である私にもわかるが、テレビの報道で驚いたのは日本の山林でも投機対象とする動きが出始めていること。
3・11が近づくにつれて、原発事故関連の新聞記事を目にする機会が増えている。まあ、当然ではあるのだけど、古傷に触れれば避けられないのが分断の問題。福島県民にとって喉に突き刺さった棘のようなものだ。それも帰宅困難から自主避難まで多岐にわたるの
近年の宮城、岩手の海岸線を見たことがある福島県民なら、自分たちが置かれている環境との違いはよくわかっているはず。福島で海の眺めを遮るような防潮堤はあまり目にしないが、それが東北を北上すると風景が一変するのである。住民がほとんどいなくなって1
ようやく鎮圧された栃木県足利市の山火事だが、大きな教訓を私たちにもたらすものになりそうだ。山火事そのものは都路だって年に数回は耳にするけれど、すぐに有線で鎮火を知らせてくる。足利の惨事は東京ドーム20個分以上の大火事で、とても比較にならない
圧倒的な支持で首相に登りつめた菅さんに、次から次へと降りかかる不幸。当初は私も気の毒に思う部分があったが、総務省と息子のズブズブの関係まで見せられたのでは、さすがにそんな気持ちは消え失せた。菅さんがここまで権力を持ち得たのは総務大臣の時代に
2月末日の昨日、避難先のIさん宅で飲み会があった。朝にSNSを立ち上げたら移住者仲間の誕生地だと知らせてきたので、てっきりそれかと思ったら、会場で「おめでとう」といっても反応はさっぱり。じゃあ何が目的の飲み会かと聞いたら、「そろそろ春だから
行きつけの薬局のおばちゃんから「廃業する」と聞いて驚いたのは3年近く前のこと。ここには震災のときにも大変お世話になったので、ショックは大きかった。その原因の1つは近くのクリニックの移転予定と聞いて、仕方がないと思ったものだ。ただ、私は新しい
総務省のお偉いさんたちが、菅首相の息子が勤めている会社から高額な接待を受けた問題。当事者である山田女史からは自分が「飲み会を絶対に断らない女」を自称する動画まで飛び出した。私も健康不安が薄かった10年くらい前まではめったに飲みの誘いを断らな
あれは去年の10月下旬、右眼の下瞼に違和感を感じた。当然、疑うはものもらいである。眼医者には持病で月に1回通院しているから、それまで様子を見てもいいかと思ったのだが、「早い方がいいよ」と妻が言う。で、翌日にいつもの眼医者へ行ったら、炎症を止
先日、NHK仙台放送局が制作した「あなたの町の映像アルバム」というプログラムを観た。過去に取材・撮影した膨大な映像記録の中から,かつて自分たちが住んでいた地域はどんな姿だったのか、地域の人々への上映会の様子を伝えるもの。東北の中でも宮城や岩
田舎暮らしに車は必需品。ではあるが、いちばん生活費を圧迫するのも車である。まだ若かった20年前は走行距離も長く、車のパワーや性能にもこだわりがあったが、いまは極端に言えば「走りさえすればいい」という心境。だから経費をなるべく抑えたい。車屋を
皆さんご存じのように、大坂なおみが全豪オープンで2年ぶりに優勝した。私は野球に関しては少し語れても、テニスはまったくの素人。それでも2年前のなおみと今のなおみの違いは,私なりに映像を通してわかった。もともと彼女の最大の武器は、強烈なファース
巣ごもり現象の影響で、出版業界にも多少の恩恵があったと新聞報道で知った。とくに電子出版は28%も伸びているそうで、業界に大きな影響を与えている。では、紙媒体はどうなのかといえば、かろうじて1%の伸び。ただ、それは「鬼滅の刃」に代表されるコミ
先日の地震ではなぜか、海沿いの新地町と内陸部の鏡石町でいちばん建物被害が多かった。距離がかなり離れているから、どういう周波数でそうなったのか素人の私にはまったくわからない。ただ、10年前と似ているなあと思い出したのが瓦屋根の損壊だ。都路で今
先週末に発生した大地震は、地震の専門家によると東日本大震災の余震らしい。しかも、恐ろしいことに「この余震はあと最低10年は続く可能性がある」という。西日本では南海トラフのリスクも公表されており、日本のどこにいたら安心というわけでもない。災害
地震で少し中断はしたが、ジャズピアニストの巨匠・チックコリアの訃報を知った日から、私の頭の中でいろんな音楽が流れている。その多くは『リターン・トゥ・フォーエヴァー』に収録されているものだが、40年以上経たいまでもはっきりメロディとリズムが浮
これだけ大きな地震がくれば嫌でも10年前の東日本大震災を思い出してしまうわけだが、やっぱりそれとは違う。テレビ報道を観る限り、福島と宮城の県境付近で揺れが大きい。阿武隈山系は花崗岩台地で地震に強いということもあるのかもしれないが、それにして
普段は少々の地震でも目を覚まさない私だが、昨夜の大地震はさすがに飛び起きた。震度6強とか。まさに10年ぶりの大地震である。余震もひどく、しばらくは寝付けなかったが、やがて記憶喪失。朝になって部屋を出ると、テレビがついていない。またしても電波
2年前、新潟県新発田市を取材したとき、「ここは佐渡島の陰になるので雪が少ないんですよ」と同行した新潟のカメラマンに教わった。確かに30分も車を走らせると風景はガラリと変わる。徳川幕府を支えた金山の島だから離れ小島とはわけが違うが、それにして
こんなに長引く話とは思わなかったので「わきまえる」という言葉について若干の私見は述べたが、森会長が辞任することになった。でも、やっぱりスッキリしない。なぜか。日本人の大多数は今回の森発言を「オリンピック憲章に反する女性差別発言」と捕らえてお
2年前、車を買い換えようか悩んだ。というのも、少しずつオイル漏れはするし、あちこちのネジは緩むし、トラブル続きだったからだ。コロナが発生する前、私は仕事で県外まで車で行くことはあまりなかったが、郡山駅と自宅の往復だけでも何か起きたら困る。だ
イチエフの事故で10年を迎えるいまになっても、福島から「避難者」という言葉は消えない。正確には県外避難者は本年1月13日現在で2万8959人、県内避難者は1月31日現在で7220人、計3万6000人くらい。実際は戻れなかったり、戻る意思がな
増田レポートの増田寛也氏はいろんな肩書きをお持ちのようで、国交省の「企業等の東京一極集中に関する懇談会」の座長も務めているそうな(しかも東京大公共政策大学院客員教授として)。そこが昨秋に4000人余りに調査した結果によると、「夫は外で働き、
「電気代が5倍に上がった」という信じられないようなニュースをテレビで観た。こういうのは私の不得意分野ではあるのだが、報道によると最近になって電気会社の契約を市場連動型プランに変えた人が、予想外の被害を被っているらしい。個人のプログラマーは月
森会長の「女性が入る会議は時間がかかる」など今回の一連の女性蔑視発言はマスコミの袋叩きにあい、海外でも批判が相次いだから、私がそれに付け足す言葉は特にない。あるとすれば、彼の口から出てきた「わきまえる」という言葉である。古くさいけれど、日本
親類からメッセンジャーで「○○が婚約したらしい」と連絡が来た。めでたい話ではあるが、いまはコロナ禍。結婚式はどうするのか、披露宴はどうするのか、やっぱり気にはなる。妻が探りの電話を入れたら、何とまだ嫁と父親の面会もしていないし、ましてや結婚