人生と言う航路

　人生においてその歩みが順風満帆であれば、言う事なしではあるが？しかしながら、人生がそこまで順風満帆に歩めないのが我々の人生の常である！

　では、その言わば人生と言う航路を歩んで行く貯めにその道を正そうと努力する事は出来ないだろうか？結論からすれば「是！」だ！

　今回はその順風満帆はない人生を如何にその道を正し！誠実に歩む方法について見て行こう。

　先ず、自身の人生が順風満帆ではないと言う時、人はどう感じるだろうか？或いは必死になり！私が！と自己主張の名の元自身の存在をアピールするかの様に、大袈裟に自身の置かれている境遇を恨み叫ぶであろうか？はたまた、それも有りだ！と受容姿勢を示しつつ、尚その道を正そうと努力するであろうか？それによって未来が大きく変わるのは容易に想像がつくであろう。

　故にだ、人生が順風満帆ではないならその人間は先ず！何よりもその人生の歩み方に嘘偽り等が無いかどうか点検する事が肝要である！何故順風満帆でもないのに、自省が問われるのか？それは往々にしてその人生の取捨選択に誤謬を生じ！有らぬ方向へと帆を進めてしまった結果、悲惨な事態に陥ると言う場合が数多である故だ！

　では、その様な事態に陥らない為に我々は普段から気を点けねばならない事がある事にお気づきだろうか？

　それは、言わば筆者の常套句にもなる、自己中心的歩み、それが自身の人生を曇らせている、そんな事はないだろうか？

　然り！往々にして有るのはこの点である！

　では、その様な自己中心の負のスパイラルを抜け出す方法は有るだろうか？これも結論からすれば「有！」だ！

　具体的に話そう。たとえば、自身が普段から隣人の存在を無視し！我先！と先ず自身在りきで、隣人を顧みず！気づけばその隣人がその無責任な言動故に、悲しみに暮れるとしよう。

当然の如くその隣人はその者から距離を取る様になり、気づけば自身の自己中心的考えが元で自身が孤立し！実に寂しい限りの人生を歩む事にはなっていないだろうか？

　そうなっては遅い為！今！その人生と言う航路を正し！日々誠実に！自己点検の人生を歩むべきである！

　もしそれが気に入らず、あくまで自身は先ず自身在りきで歩みたいと仰るならそれは自由である！しかし！その先に有る悲惨な現状を受け入れる時は必ず無情にもやって来てしまうのだ！

　そしてそれを押し通した結果、そこには平安の真逆！即ち争いが絶えず！やがて自身も疲れ果て、「ああこれでは駄目だ！」と思った時既に遅し！その周囲には誰一人として寄り付かず！正に悪臭を放つ如く、見事なまでに孤立するのだ！　故にだ、先ず自身在りきで自己中心の歩みを改め！今一度自身の人生と言う航路に真正面から立ち向かい！自身の自己中心を捨て！日々誠実に歩まれては如何だろうか？然り！これは言わば「貴方ファースト！」である！つまり「どうぞ！」の一言が物を言う人生なのだ！　自身ばかりが、恵まれる事を追い求め、そして気づいたら孤立と言うのは実に虚しい終焉である！　その前に今！気づこうではないか！「ああ自身はこれ程までに自己中心であったのか！」と！気づくならそれを改めよう！そして新しい歩みへと方向転換し！今までと逆の方向に帆先を向け！是非！「貴方ファースト」へと勇気を持って漕ぎ出そうではないか！それでこそその人生は有意義になるのだ！貴方の人生と言う航路は何処を目指していますか？