苦しいから解ってくれ！は誤り？

　世において人の苦しみは数多である！しかし！それを露呈して「苦しいから解ってくれ！」と相手に一方的な感情をぶつけ、あたかも自身の意見こそ正に正論なり！と豪語し相手をその感情によって不快にさせる。そのような行動は成熟した大人のすべきことではない！
　　では苦しい時にその苦しみとどう対峙すべきなのか？今回はそこに触れて考察しよう。
　先ず人間が苦しみを味わうのは生きている限りはつきものである！しかし！それ故に相手に「苦しいから解ってくれ！」と一方的に相手に感情をぶつけてしまっては本末転倒、また言語道断である！では苦しい時に自身はどのように振る舞えば良いのであろうか？であるが、それは色々な世界に目を向け、視野を広げ苦しいのは自身のみではない！と納得する事である！
　然り！苦しい時は人類であれば皆苦しいのだ！決して自身一人のみが苦しんでいるのではない！
　ではそれでも相手に理解を求めたくなった場合はどのようにすれば良いのであろうか？それは謙遜に相談する事である！「こういう理由で苦しんでおりますが、貴方様は如何でしょうか？」と質問形式を取り、相手の意見をに良く傾聴し決して「苦しいから理解しろ！」などと横柄な態度は取るべきではないのだ！
　然り！苦しいという表現は万国共通であり、決して自身のみが苦しめられていたり、自身のみの味わう感情ではないのだ！
　では本当に苦しみの中に置かれている場合であるがそのような場合は、自身と良く相談し時には逃げるという手段もあるが、逃げてばかりでもいけない！問題は苦しみの時、きちんと自身の中で何によって苦しいのか？どんな苦しみなのか？そして耐えうるのか？この三つを精査しそれでも逃げる方が良ければ遠慮なく逃げれば良い。
　その場合にあっても決して相手に一方的な感情をぶつけ「苦しい！」と吐露するばかりではなく！相手の意見を良く精査し、意思決定していくべきで決して一方的に苦しみに対する理解を求めるべきではない！
　何が言いたいのか？それは苦しい事象は誰でも同じく苦しく、苦しまない人間なぞ存在しない！と言いたいのだ！
　如何な物であろうかこの様に表現すれば苦しんでいるのは自身のみではない事に気づいていただけるだろうか？
　然り！その苦しみは誰しもが味わえば苦しく感じ！そしてその苦しみは時には人間の成長に必要となる場合もあるのだ！何故か？それは苦しみの内に人間は成長する故である！
　それでも苦しみの渦中にある場合はどうしても相手にその感情をぶつけてしまいがちである！しかし！その苦しみの感情をぶつけた瞬間同じ苦しみを相手に強制的に味わわせている！という事象に是非気づいていただきたい！
　何故そう言えるのか？それはその感情をぶつけた矢先に同じ苦しみを相手側が味わってしまう故である！
　然り！家族であっても苦しいから解れ！と一方的感情によって支配するのであればそれは誤り！即ち誤謬である！
　では本当に苦しい時はどうすれば良いのであろうか？それはその道の専門家などに相談すべきであって決して素人を相手に感情をぶつけるべきではないのだ！
　如何な物であろうか？それでも「苦しいから解ってくれ！」と貴方は一方的感情で相手を支配するのだろうか？はたまた悔い改め、その道の専門家にお委ねしていくのだろうか？もうお分かりであろう！
然り！苦しみの感情は相手には決してぶつけてはならない！また「解ってくれ！」などと一方的感情により相手を支配してはならないのだ！自身が成熟した大人になりたければ是非この事を重く受け止め変化の道を歩まれたい！それでこそ！成熟は手に入るのだ！