素人落語（1/19(日)化け物使い、しじみ売り）

今日のボランティア落語は、何度も演じている介護施設。
ただし、市の民間への委託事業でもある「認知症オレンジカフェ」
という企画の中での、レクリエーションの時間を使ったもの。

いつものように、施設の利用者が僕の落語を聴くのではなく、
地域住民が集い、認知症への理解を深める先生の講演などを聴くのがメイン。
勉強となるような講演の後に、僕が着物姿で皆さんの前に…。

オレンジカフェの参加者は6名。
まだまだ少ないのであるが、他に職員さんも5〜6名いらした。
聴いて下さる人数は決して多くはないが、いつものように全力で落語。

皆さん、集中して聴いて下さり、僕も演じ甲斐があった。
噺の方は今までになく上出来。とても満足度が高かった。
前回同様に、口からセリフが自然と躍り出る。といった感じだった。

特に二席目の「しじみ売り」への反応が凄かった。
落語が終わると司会の人が「思わず涙が出て止まりません。」だって…。
そんな大袈裟なぁ。

だけど人情噺なので、そのような感情を持たれるのは嬉しい。
僕だって、志の輔師匠のをYouTubeで聴いた時、涙が止まりませんでした。

さらに司会の人は
「私もこの噺は知っています。若い頃は浅草や新宿で落語を聴きに行きました。
その時代で聴いた噺を含めても、今日のしじみ売りは格別でした。」
とのこと。浅草や新宿の寄席で聴く噺よりも良かったって事？

嘘でしょう。僕は素人ですよ。浅草や新宿はプロですよ。
でも、そう言っていただけるのは、間違いなく練習の成果だ。
何度も人前で演じた経験による結果の一つかもしれない。

今日は落語的にとても充実感があった。
謝礼も￥●,000-頂いた。そのお金で一人で留守番をしていた三女に、
ピザやアイスを買ってあげた。喜んでいました。

さて、次回は明後日の1/21(火)。僕の職場での落語である。
皆をびっくりさせてやろうと思う。

林檎