今日は14時から、柏市の某デイサービスセンターにてボランティア落語。
土曜日が休日の場合は、家族で実母宅に行くことがあるので、
そのついでに、落語を演じさせていただく介護施設を探したのだ。
今日の施設での落語は初めて。
しっかりと噺を理解出来る方が多く、やりがいもあった。
中には若い頃、浅草の踊り子だった(裸ではない)人もいて、
何かとお話しが出来た事も嬉しかった。
さて、今日は皆さん集中して聴いて下さる。
ただし、中には将棋を続けているお爺さん二人がいて気にはなったけど、
その二人の向こう側に、僕の落語でやたらに受けまくるお爺さんが二人いたのは、
とても嬉しかったし気持ちが支えられた。
今日は、いつもと噺の順番を変えてみた。
「ぞろぞろ」を最初に演じたのだが、それがとても良かった。
前日練習をして、さらに他の演者さんの動画も観た。
プロはもちろん、アマチュア噺家さんの動画がとても参考になった。
どうも故志ん朝師匠の噺のペースをまねようとしてしまい、
流暢にお喋りすることを意識するあまり、気持ちに落ち着きがなかったようだ。
ゆっくり喋ってみようと思い実行すると、それが妙に心地よかった。
少し間違える事もあったが、ようやく自分の「ぞろぞろ」に安心が持てた。
次回(8/6(火))もこれで演じよう。大丈夫だ。と自分に言う事が出来た。
そして「寿限無」は大受け、さらに「平林」はもっと大受けであった。
「ぞろぞろ」にはもっと自信を持って、様々な工夫やアレンジもして、
楽しく演じられるように試してみよう。そんな風な意欲を持てた本日の高座でした。
林檎
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