素人落語（粗忽の釘）

ここしばらく素人落語を演じていません。
毎週演じている職場に併設の「デイサービス林〇館」の利用者に、
インフルエンザに感染した人が多く出たためです。

ま、ゆっくり練習だけはしています。
林〇館の職員なら仕方ないですが、そうでないので、
なるべく施設には近づかない方が賢明でしょう。

今日は、来週（2/11（日））ボランティア落語の
高齢者専用賃貸住宅（高専賃）に事前の挨拶に伺った。
自宅から自転車で２０分位の場所である。車では行かなかった。

責任者の方とお会いしたら驚いたことに、
市内の同じような介護施設の集まりに行って、
「素人落語をボランティアでやってもらった。」という話題が出たとか。
しかも「ケアマネさんが落語を演じる。」とまで話題に上ったらしい。

これは明らかに僕の事だ。
「ケアマネさんが落語」と言ったら、この地域では僕だけだろう。

そこで、その責任者の人は「うちでも落語やってくれないかなぁ。」
と、密かに思っていたらしい。
そんなタイミングで「素人落語ですが、２月にボランティア落語を
やらせていただけないでしょうか。」と、僕が電話をしたのである。

責任者の方は、願ったり叶ったりだったらしい。
結構嬉しいなぁ。こんな事があるんだなぁ。
取り合えず、当日は「たけのこ」「万金丹（まんきんたん）」を演じる。
「万…」はネタオロシだ。

僕の素人落語活動は、市内であり、車なら片道10分程度、
自転車なら片道20分程度の範囲である。
電車に乗ってとか、高速道路を走ってなどは、
お金と時間がかかるため無理だ。電車は落語大会IN千葉くらいですね。

ところで「粗忽の釘（そこつのくぎ）」なんて噺を練習している。
まだまだ台本を見ていますが、繰り返しの練習で、
感じが良くなっているのが実感できる。
大勢の人が演じる噺だから、最初は結構抵抗があった。

唐茄子屋政談（とうなすやせいだん）は、
台本を作ったら、30分位の噺でまとめられた。
でも30分。故志ん朝師匠の噺は長いから、苦労しますね。
早速練習を開始しました。志ん朝見まくり聞きまくりです。

ところで、先述の「ケアマネさんが落語」っていうのは、
地域密着の活動という意味で、個人的にはとても理想だ。
好きな落語を、好きな時に、好きな場所で演じるっていうだけ。
それでも何回も続けていると、中には楽しみに待っている高齢者もいる。

意外と貢献度があったりして。

林檎