柳家小三治師匠の「薮入り」を聴いてみました。
確か、先日にも「落語 THE MOVIE」で、春風亭一之輔師匠のを聴きました。
昔は子供の時分に、両親の元を離れて、奉公に出るなんてことが、本当にあったのですね。
きつかっただろうな。僕には耐えられないなんて思いました。
噺に出てくるお父さんの、単純で真っ直ぐすぎる性格が良いですね。
前日から、息子(野郎(やろう)と呼んでいる。)が帰ってくるのが待ち遠しくて、
愛情たっぷりの台詞には、聴く側からすると「泣きながら笑う。」という表現が最適です。
お父さんは素直で実直すぎるゆえに、息子がお金を盗んだと思い込み、
思わず叩いてしまうところなんて、「馬鹿!違うんだよ。息子は盗んでないんだよ!」と、
ついつい言いたくなってしまう。
息子が持っていたお金が、ネズミの懸賞であたったお金だったという事が、
分かった瞬間には、「お父さん、さぁどう落とし前をつけるんだよ。」と感情移入ですね。
いつか、自分も覚えて練習する時がくるのでしょうか。
定年退職したら、たっぷり時間を使って、練習しても良いかもしれませんね。
いつかそんな日が来ることを、夢見てしまいますね。
ところで、出勤前の落語練習は、毎日続けております。
覚える噺の長さが10〜13分程度なので、4回程練習できるような時間があります。
落語を喋った後は、気分が乗っている状態になるので、仕事にも気合が入ります。
その代わり、帰宅後は結構疲れているのは、朝の練習の影響かもしれません。
「鰻屋」「長者番付」「武助馬」に加えて、「味噌蔵」も正座して練習開始です。
昨日までは、通勤電車内などでの、台本読みが中心だったのですが。
どれもこれも楽しい噺です。
練習も、同じ噺を何度も何度も。飽きそうで飽きないのです。
噺は、毎月1つは入れ替わっていくのですが、入念に繰り返し練習します。
今日は、仕事を終え、三女のセントラルプールの付き添い。
そして帰宅でした。明日の土曜日も仕事でございます。
お疲れ様でした。
行徳亭 林檎
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