3月が「ろくろっ首」
4月が「花見の仇討ち」
5月が「武助馬」
6月が「鰻屋」
7月が「長者番付」
といった感じで、毎月新しい落語を覚えては、
主に職場に併設しているデイサービス林○館で、
だいたい週に1度のペースで披露しています。
噺は2ヶ月前から練習し始めますので、
例えば3月の「ろくろ…」だと、1月から覚え始めています。
今の時期は「鰻屋」を、正座して練習し始めたばかりです。
毎月末頃になると、
職場に併設のデイサービス林○館で演じる、翌月のスケジュールを決めます。
週1回で月4〜5回が基本ですが、多く演じたい噺は月6〜8回の時があります。
その他に、職場以外でも日曜日に月に1〜3回、
自宅近所の介護施設やキリスト教会などで演じます。
林○館と合わせると、月に7〜8回は人前で演じているのです。
大切なのは、趣味の素人落語であっても真剣だということです。
自宅近所(千葉県船橋市)の介護施設というのは、
通所介護、通所リハビリ、グループホーム、小規模多機能ホーム、
介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなどです。
認知症の高齢者は、落語を聴いても内容まではピンと来ないようですが、
着物を着て、高座で正座をして何かを話している光景を観て、
視覚的になんらかを感じていらっしゃるようです。
ありがたいですね。落語がケア(介護)になっています。
自宅近くの介護施設は、10件ほど場所を決めていまして順番に回っています。
僕の方から施設にお願いをして、ボランティア落語をやらせてもらっているのです。
施設の中には、冬などは、インフルエンザや風邪などの感染対策で、
外部のボランティアを季節限定で受け付けない場合もあります。
ケアマネジャーといった仕事柄、介護施設には「落語やらせて下さい。」とお願いしやすく、
また、利用者様のみならず、職員の皆様も「ケアマネの社会人落語」ということで、
珍しいのか、歓迎してくださいます。感謝ですね。
ホームページなどに写真を載せて頂けると、もっと感謝です。
施設によっては、落語を演じている時に、事務所の電話が鳴るなどがあります。
認知症の方の叫び声も、間近にした事があります。
ただし、それによって気が散って、噺を忘れた事などはありません。
あくまでも介護施設なので、リハビリ、食事、入浴などの介護をうける場所であり、
落語を演じる為の場所ではないということ。そこを理解する事も大切です。
落語ボランティアは珍しいので、皆さん興味深く聴いてくださいますが、
中には「何が落語だよ。ふざけやがって。」と頑固なお爺ちゃんに言われた事もあります。
落語が好きな方もいれば、嫌いな方もいる。
興味がさほど無い方もいれば、興味を持って聴いてくださる方もいる。
そういった場所で演じているわけですね。
でも、聞いてくださる人数は20〜50名に及ぶわけでして、
一定の人数が保証されているのは、演者としてはとても良い訳です。
受ける受けないは別として。しかし大半の高齢者の方々は喜んでくださいます。
4月は林○館以外で、自宅近くの介護施設は2箇所。他市のキリスト教会が1箇所。
といった感じで、いわゆる高座の回数は8回くらいになると思います。
あまり場所を増やしても仕方ないのですが、
地元の中学校などでも落語が出来ないかなあ。と思っています。
2月には娘の中学校でやりましたが、他県の全寮制なので地元ではありません。
学校寄席なんてのも聞きますから…。
とにかく今は、「花見の仇討ち」を練習。
「花見…」は日に2回。人前で演じる予定が近づいています。
「武助」は1回。
「鰻屋」も1回。
「長者番付」は通勤電車の中で欠かさず読む。といった感じです。
自分としては「猛練習」だと思っています。
何といっても、仕事しながらですから。
※みんなやっているか…。
僕は、小三治と志ん朝が大好きです。
「長者…」は、小三治のがYouTubeで聴けるので、
何度も繰り返し聴いています。
「うんつく」という言葉が面白いですね。
今日は、練習も終わりました。
「花見の仇討ち」は、自信がついてきています。
ちなみに昨年はお花見の時期に合わせて「花見酒」を演じました。
今日はもう寝ます。
お疲れ様でした。
行徳亭 林檎
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