「理想」と「願望」と「妄想」

理想と現実という話をしがちですが、理想とは？という話になるわけですよ。

理想：
１ 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。「理想を高く掲げる」⇔現実。
２ 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。

願望：
願ってその実現を望むこと。

妄想：
正しくない想念。転じて、根拠のない想像。

>>社会人1年目の理想年収は？330.6万円

「理想」は、自らの努力で近づいていくもので、他人から与えて貰うのが「願望」。根拠の無い想像が、「妄想」

これらを取り違えるような質問をし、取り違えた結果を答えとして出していった結果、単なる「妄想」でしか過ぎない事が、理想として掲げられ、理想がかなわず挫折。とか、理想と現実のギャップとか言われ、どうでも良い所でストレスを抱える事になるのでは？

初任給幾ら欲しい？初年度の年収幾ら欲しい？

という問いに対する答えは、「願望」でしょ？
理想と言えるほど、社会の状況が分かっているわけでも無く、理想を掲げられるほど、仕事の対価である給与について、把握できているわけありませんよね。
単なる願望でしか過ぎない事に対して、「理想」と言わされ、願望を理想と取り違えてしまうわけですよね。

願望は、単なる望みなんですよ。
現実とのギャップはあっても、叶わないからと言って挫折するような物でも無いわけです。
ましてや、妄想なら、尚の事ですよね。

この様な言葉の取違は、日々そこかしこで行われているわけですよ。
賢い方なら、質問の趣旨を考え自分の言葉に置き替えて考えるのでしょうけど、そうじゃない方々は、そう言わされる事で、そういう気分になってしまうんですよね。

初年度の理想の年収は！！！　330万以上！！

それを口にする、形にする事で、そう意識してしまうんですよね。
ですが、現実は、精々250万〜300万の間なわけですよ。
願望なら、現実は厳しいねで済みますが、理想として掲げたのであれば、そこに至らない事がストレスになってしまうわけですよね。
至らないのが自分の問題だと考えられる人は、まだ良いですよ？ですが、自分が至らないと思えない人は、届かない事に対しての原因をストレス軽減の為、外部に求めてしまうわけですよ。

この様にして、思わぬ角度から飛んでくる不平不満が作られているのではありませんかね？
昨今、え？？と思うような不平不満を耳にする事があるのですが、こういう事が原因なのではありませんかね？




■学生が考える理想の「残業時間」「社会人1年目の年収」　現実とのギャップは？
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=6669913

　学生の考える「社会人1年目の理想年収」は平均330.6万円――そんな結果が、マイナビの実施した調査で分かった。



【全4枚】理想の年収・残業時間



　最も多かった回答は、「251万〜350万円」（56.9％）で、「351万〜450万円」（18.8％）、「151万〜250万円」（13.2％）と続いた。「150万円以下」は0.7％、「551万円以上」は5.7％という結果に。



　この調査では、質問項目に「参考：20〜24歳の平均年収は264万円※国税庁調べ」と記載している。平均年収は、2020年に国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」に基づいている。マイナビは学生の理想が平均年収から約66万円上回っていることを受け、「平均よりは多くもらいたい、と考える学生がやや多いようだ」とコメントした。



●理想の残業時間は？



　社会人になった際の理想の残業時間については、「毎月1〜10時間」（44.3％）が最も多く、「毎月11〜20時間」（28.1.％）、「残業なし」（17.9％）と続いた。平均すると、理想の残業時間は1カ月に9.6時間という結果に。「毎月1〜10時間」は、月の営業日が20日あったとすると、30分〜1時間の残業が月の半分程度で、それ以外の日は定時で帰れることになる。



　今回の調査は、2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に、インターネット上で実施した。調査期間は8月20〜31日で、有効回答数は7740人。


ITmedia ビジネスオンライン

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