mixiユーザー(id:65260562)

2021年03月26日18:20

71 view

数字のマジック

同性愛、同性婚への理解が以前に比べて増えているのは否定しませんが、ちょっとどうなの?と思う数字の出し方が気になります。
以前も算出したので省略しますが、

ここで取り上げている数字は、朝日新聞が行った調査のはずなのですが、

あなたは、男性同士、女性同士の結婚を、法律で認めるべきだと思いますか。
2015年(電話)=認めるべきだ(41%)/認めるべきではない(37%) 
回答率 47%
2016年(郵送)=認めるべきだ(46%)/認めるべきではない(40%)
回答率 67%
2017年(郵送)=認めるべきだ(49%)/認めるべきではない(39%)
回答率 67%
2021年(電話)=認めるべきだ(65%)/認めるべきではない(22%)
回答率 固定電話 53% 携帯電話 46%

*その他・答えないは省略

アンケートを行い、無回答、その他の回答を省略しているんですよね。
回答しなかった人=答えない人としても、その他の答えは、全く数字として見えてこないわけです。
朝日の調査なら無作為に1000人だったはずですが、仮に、2021年の調査の結果、面倒なので、回答率が携帯、固定併せて50%だとして、回答したのが500人。

認めるべきだ 325人
認めるべきではない 110人

となり、その他の回答をした人は65人になります。
率にすると13%
一方、無回答の人は?という話になるわけですよ。
同性婚を法的に認めるべきだとする人ならば、面倒だから答えなくていいかwwとは多分なりませんよね。
どうでも良い、あるいは、認めるべきではない!とまではいかないまでも、認めるとは言い難いという人達が、パスしているわけですよ。
この人数は、「認めるべき」に含む人数ではありませんから、これらを含め100%とした場合、32.5%にしか過ぎないわけです。

2016年、2017年は、回答率が67%と高く、同様の計算をすると、

2016年 認めるべきだ 30.8%
2017年 認めるべきだ 32.8%

2015年 は、回答率47%で、認めるべきだ 19.2%

となるわけです。
2016年以降、実は然程変わっていないという事が言えるわけですよ。
2015年から2016年は爆増と言っても良い位増えていますが、では、何故?という疑問が出てくるわけです。
恐らく、とても単純な話で、

おっさんずラブ

が放送されたのが、2016年なんですよね。
数字の傾向を見る限り、おっさんずラブで、同性愛について、一定の理解を示す人が増えたが、それは国民の30%程度に過ぎない。
と言えるわけです。

ただ、どうせこの数字を使うのであれば、

認めるべきではない

にスポット当てるべきなんですよね。
無回答を無関心と置き換えた場合、質問の総数を母数にすると結構驚く数字になるわけですよ。

2015年 17.4%
2016年 26.8%
2017年 26.1%
2021年 11%

なんと、2021年は11%しか積極的な反対をしていないわけです。
ですが、この数字を使えないわけがあるわけですよ。
おっさんずラブの影響で、認めても良いのでは?という人が増えた一方で、認めるべきではないとする人も同時に増えているんですよね。
同性愛について好意的な捉え方をしたドラマなどの影響で、考え方を緩和させる人が居る一方で、忌避感を募らせる人も居るというわけです。

では、2021年は何故「認めるべきではない」という率が下がったのか?という話です。

これは多分という話になるのですが、コロナ騒ぎで、同性愛関連の情報が殆ど流れなかったからなのではありませんかね?

おっさんずラブの影響で、2016年以降、同性婚を認めるべき!という人が増えた一方で、同時に、それは嫌だと主張する人も声を上げるようになってしまった。
ただ、同性愛関連の情報が薄くなった結果、忌避感が薄れ、どうでも良い層に流れた。
というだけの話なのではありませんか?

日本人にありがちな感情なのですが、否定的な感情は一時的なもので、刺激をされなければ一定期間を過ぎれば落ち着く。という話なだけにしか見えないんですよね。
それが如実に見えてしまうから、より大きく数字が見えるように、こういう数字の作り方をしたのではありませんかね?
ここで、同性婚を美化するような話をしてしまったら、逆効果で、また忌避感を募らせる人達が、主張を始めてしまうわけですよ。
ですから、事実に見える数字を見せ、同調を促そうとしているのではないのでしょうか。

私には、そういう風に見えますけどね。

都合よく加工された数字を見てしまうと、なにやら、まやかしのように思えてしまうのは私だけなのでしょうかね?


■同性愛の意識、24年前の世論調査では? 「理解できない」65%だった 年々、広まる、同性婚への理解
(ウィズニュース - 03月26日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6460357

同性どうしの結婚を認めないのは違憲。今月、札幌地裁が初めての判断を下しました。同性婚に対する世間のまなざしはどう変化しているのでしょうか。世論調査で探ってみました。(朝日新聞記者・植木映子)

【イラスト解説】テレビでよく見る「おネエ」はLGBTのどれなの? これはちゃんと理解しておきたい情報

意識変わったのは、最近?
民法や戸籍法の規定では、婚姻は異性としかできないことになっています。

同性カップルは、法律上の結婚をしている異性の夫婦にある配偶者控除や、医療費控除の合算、相続税の優遇、養子の共同親権などが認められていません。これらは、自治体などが導入している同性パートナーシップ制度を利用しても、認められません。

「同性間の結婚を認めず、国が法的保護を一切与えないのは不合理な差別で、法の下の平等を定めた憲法に違反する」

札幌地裁の判決は、同性パートナーとの法律婚を望む人たちが全国各地で起こした訴えに対しての、初の判断でした。

判決では、政府が民法などの規定を変えてこなかったことは違法ではない、としました。その理由を「国民が同性婚などに肯定的になったのは最近」と説明しています。

では、同性婚に対する国民の意識は、変わってきたのでしょうか。

1997年、同性愛「理解できない」65%
1997年、面接による世論調査で「同性愛は、ひとつの愛のあり方として理解できますか」という質問をしています。このときは「理解できない」が65%で、「理解できる」28%を大きく上回りました。

当時の新聞記事では、

<高齢層を中心に「理解できない」の声が多かったが、女性の30代前半まででは、逆に「理解できる」が過半数を占めているのが興味深い。都市規模が大きいほど理解度が高く、大都市では34%に上っている……>

と紹介しています。

同性婚についてはどうでしょうか。

「男性同士、女性同士の結婚を、法律で認めるべきだと思いますか」という質問を計4回しています。

最初は、東京都渋谷区にパートナーシップ制度が導入されることが話題になった2015年2月の電話調査。調査方法などが異なるため、単純には比較できませんが、「認めるべきだ」は41%。その後は郵送調査で質問しており、16年は46%、17年49%という結果でした。

そして、札幌地裁判決後の今年3月20、21日の電話調査では「認めるべきだ」が65%と、「認めるべきではない」の22%を大きく上回りました。

     ◇

あなたは、男性同士、女性同士の結婚を、法律で認めるべきだと思いますか。
2015年(電話)=認めるべきだ(41%)/認めるべきではない(37%)
2016年(郵送)=認めるべきだ(46%)/認めるべきではない(40%)
2017年(郵送)=認めるべきだ(49%)/認めるべきではない(39%)
2021年(電話)=認めるべきだ(65%)/認めるべきではない(22%)
*その他・答えないは省略
*2015年は2月14、15日、コンピューターで無作為に番号を作成し、固定電話に電話をかけるRDD方式で、回答率は47%
*16年と17年はそれぞれ3〜4月、郵送で実施。回収率はいずれも67%
*21年は3月20、21日、固定電話と携帯電話に電話をかけるRDD方式で回答率は固定53%、携帯46%

年代差はあるものの
直近の今年3月調査の結果を細かくみてみます。

男女別では、男性が「認めるべきだ」62%、「認めるべきではない」25%だったのに対し、女性は「認めるべきだ」67%、「認めるべきではない」は19%にとどまり、男性より、やや肯定的な姿勢がうかがえます。

年代別にみると、若い層ほど「認めるべきだ」が多く、30代以下では8割以上にのぼります。年代が上がるほど否定派が増えますが、60代でも「認めるべきだ」66%が、「認めるべきではない」17%を上回りました。否定派の方が多かったのは70歳以上だけで、「認めるべきだ」37%、「認めるべきではない」41%でした。

同性愛や同性婚に対する肯定的な考え方は、時代とともに、幅広い世代に広がりつつあるようです。

もうひとつ、いつもの世論調査の記事では触れることが少ない数字に注目してみます。

「答えられない」「わからない」といった回答や、選択肢にあてはまらない回答は「その他・答えない」に分類されます。こういった回答は「(I) don't know」を略して「DK」と呼ばれることもあります。

同性婚の質問でのDKの割合は、2015年は22%だったのに対し、21年は13%でした。

年代別にみると、15年は全ての世代でDKが2割以上でしたが、21年は40代以下では1ケタにとどまり、50代、60代も2割を切りました。

DKが減った理由は、調査結果から確かなことは分かりません。ただ、同性カップルや同性婚が「なんだかよくわからない」「自分が考える必要のないこと」と思う人が減って、「身近にいる(かもしれない)人」「自分も向き合うべきテーマ」と思う人が増えたのではないか。そんなふうに推察することもできます。

     ◇

あなたは、男性どうし、女性どうしの結婚を、法律で認めるべきだと思いますか。
18-29歳=認めるべきだ(86%)/認めるべきではない(11%)
30代=認めるべきだ(80%)/認めるべきではない(14%)
40代=認めるべきだ(73%)/認めるべきではない(19%)
50代=認めるべきだ(71%)/認めるべきではない(17%)
60代=認めるべきだ(66%)/認めるべきではない(17%)
70歳以上=認めるべきだ(37%)/認めるべきではない(41%)
*3月20、21日、RDD方式で全国の有権者を対象に調査。その他・答えないは省略
ウィズニュース

「バレたら終わりだ」ゲイ隠すため、ゲイを罵倒「自己嫌悪で吐き気」
「僕はブタと一緒」壮絶な虐待描いた映画の問い 生還までの道のり
「ゲイかも」息子の告白に救われた母 25年家族に隠したある秘密
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する