下衆の勘繰り。

引責辞任には間違いは無いのでしょうが、7万円の接待と金額を誇張されていたのが気になります。
お高いお店で、ちょいと頑張れば7万なんて余裕で行くわけで、それほどお高いイメージは無く、むしろ、やはり高級官僚の接待ともなれば、いくねｗｗと言った程度の感覚だったわけですが、

何を食ったら7万もいくんですか。

という、野党の突っ込みや、メディアの報道があり、7万円の内容に憶測が飛ぶわけですよね。
男性なら、2次会で接待を伴う飲食店？という話込みで7万という妥協点を見出すのが良くある話だとするのなら、女性なら？という下衆い話も見え隠れしてしまうわけです。

不思議な事に、こういう発想や話の持って行き方こそが、女性蔑視だったりするのですが、その辺りは誰も触れないわけですよ。
ストレートに女性はダメだの使えないだのという話は、小学生レベルの戯言で、それほど気にすべき話ではないのですが、こういう話こそが、女性が生き辛いと言われる社会を形成する話で、本質的なセクハラにあたるわけです。

経費(接待)で何処までカバーされるかという話は、昔から良くある話で、平成の常識とするれば、「抜いたら自腹」というのは不文律だったりしたわけです。
入浴料は接待費でもサービス料は自前ですよ？という下衆い接待は昭和からあるわけで、暗にそういう話を匂わせたりするわけですよね。
60歳なら、そういう話は、直接的な表現を使われなくても、耳目にして働いてきたわけでしょうから、7万も！！！と騒ぎ立てられれば、そういう意図で言っていることくらい察しが付くわけですよね。
身に覚えが無くても、そもそもダメと言われている接待を受けている身であれば、どのような接待を受けたか釈明の機会なんて無いわけで、仮に釈明したとしても、すればするほど泥沼になるのは目に見えているわけですよね。

普通に考えれば、7万程度の接待は、店を選べば料理と酒でも足が出る可能性があるわけですよ。立場を考えれば、むしろ常識の範疇内とも言える金額だったりするわけですが、恐らくそれ以上の接待を受けていると思われる議員から、7万も＠＠；という突っ込みを見れば、この先の話が何処に向かうかは容易に想像がついたんだと思います。

引責というよりかは、この先の展開を見据え、誹謗中傷に発展する懸念から、早々に身を引いたと考える方が自然だとおもいますけどね？





■高額接待の山田広報官が辞職＝入院で国会欠席、菅首相に痛手
(時事通信社 - 03月01日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6429228

　山田真貴子内閣広報官（６０）が１日、辞職した。山田氏は入院先の東京都内の病院から辞意を伝え、政府は同日午前の持ち回り閣議で辞職を決定した。菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送関連会社「東北新社」から高額接待を受けており、事実上の引責とみられる。

　首相は１日午前の衆院予算委員会で経緯を説明した。山田氏は２月２８日に体調不良により「２週間程度の入院加療を要する」と診断を受けて入院、杉田和博官房副長官に辞意を伝えたという。首相は「やむを得ないと判断した」と述べた。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。首相は予算委に先立ち、記者団から質問をされたが、応じなかった。

　山田氏は１日の衆院予算委で野党の質問に答える予定だったが欠席。自民党の森山裕国対委員長が立憲の安住淳国対委員長と国会内で会談し、山田氏が辞職すると説明した。安住氏は記者団に「首相の早い段階での決断がないことが逆に政治不信、内閣に対する不信につながったのではないか」と批判した。

　首相は当初、給与の一部返納にとどめ続投させたが、与野党の批判が強く、方針転換を余儀なくされた。新型コロナウイルス対応に続き、接待問題の処理でも「後手」に回った形で、痛手となるのは確実だ。　

衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相＝１日午前、国会内
衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相＝１日午前、国会内


会談に臨む自民党の森山裕国対委員長（左）と立憲民主党の安住淳国対委員長＝１日午前、国会内
会談に臨む自民党の森山裕国対委員長（左）と立憲民主党の安住淳国対委員長＝１日午前、国会内