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2020年01月21日14:28

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分ける必要がありますか?

日本土着の民族は、種族が違っても同じ日本人で単一民族ですよね。
それを言い出したら、大坂は文化や風習や言葉も異なる大坂民族なわけですよ。
そもそも北海道は、江戸時代には徳川幕府によって松前藩として統治されたわけですよね。
麻生太郎の話を「切り取らない」と言いながら、切り取っているわけなのですが、全文は、

>>だから2000年の長きにわたって一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝、126代の長きにわたって一つの王朝が続いているなんていう国はここしかありませんから。いい国なんだなと。これに勝る証明があったら教えてくれと。ヨーロッパ人の人に言って誰一人反論する人はいません。そんな国は他にない。

と言っているわけです。
他国との比較において、日本は単一民族国家として長く一つにまとまってきたと言っているわけですよ。
しかも、この言葉に続く前段もあるわけで、要約すると、国際化に向かっても日本人は日本人として団結していく事で、この国は良くなっていくという事を言っている訳ですよ。

この手の話が出るときに、ちらちら見え隠れするのが、在日外国人の問題なんですよね。
昔は、日本は単一民族国家だという話をすると、在日外国人の存在を無視するなと横からしゃしゃり出てきていたのですが、ネットが普及しダンマリを決め込むマスコミとは異なり、極普通の人達が、お前ら関係ないだろ?と否定してきたわけです。
で、アイヌの方々を担ぎ上げ、アイヌの方々を日本人ではないような事を言い出すわけです。

んじゃ、沖縄はアメリカにして、北海道は蝦夷に戻して蝦夷国とするのですかね?

差別でご飯を食べている方々がいらっしゃるのは存じていますが、そういう方々がいる限り、差別なんて無くなりはしませんよ。
そもそも、差別も区別もしなかった事で、アイヌのアイデンティティが失われるという事から、アイヌ支援法案が閣議決定され、区別するようにして行くわけですよね。
むしろ、時代に逆行していく事を望んでいるわけですよね?

マイノリティーの方々が、マイノリティーとして生きて行く世の中が差別のない世界なのですかね?
マイノリティーの方々が、当たり前のように多数派に溶け込んでいく世の中が、差別のない世界なのでしょうか?

私は、後者が差別のない世界だと思いますけどね。
良くも悪くも特別扱いされない世の中。
それが、差別のない世の中なのではないのでしょうか。

そういう意味合いでは、多くのアイデンティティを持つ方々が日本国籍で生きている中で、
単一民族国家だと言い切る事こそ、差別のない発言だと思いますけどね。




■麻生太郎の“単一民族”発言への擁護とアイヌヘイトが跋扈するなか、アイヌのアイデンティティを描いた『熱源』が直木賞を受賞!
(リテラ - 01月20日 15:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=209&from=diary&id=5942225

 麻生太郎財務相が13日、「日本は2000年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない」と発言し、大きな批判の声があがっている。言うまでもなく、日本は単一民族国家ではない。沖縄はかつて琉球王国だったし、日本列島にもたとえばアイヌなどの先住民族がいた。アイヌが先住民族であることは学術的に議論の余地のない事実であり、政府も昨年5月に施行した「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(いわゆる「アイヌ新法」)で明確に認定している。



 ところが、SNSではネトウヨたちが麻生太郎の「単一民族」発言に同調している。昨日19日放送の『サンデーモーニング』(TBS)で青木理氏が麻生氏の発言の間違いと差別性を指摘したところ、ネットは青木氏への攻撃で溢れ返った。



 さらにネトウヨたちは「アイヌは先住民族ではない」「アイヌは存在しない」「アイヌへの差別はなかった」「アイヌは嘘をついて特権を享受している」なるデマまで盛んに吹聴している。この“アイヌヘイト”とも呼ぶべき状況は、とりわけ、アイヌが先住民族であることを明記した「アイヌ新法」成立後に加速している。北海道新聞1月18日付によれば、政府が昨夏おこなったアイヌ新法施行に伴う基本方針案のパブリックコメントに寄せられた6305件のうち大半がアイヌ民族を否定するなどの差別的な表現で占められていたという。



 こうしたゆゆしき状況のなか、アイヌを否定するレイシズムと歴史修正主義に真っ向から対峙した小説が注目を浴びている。今月15日、半期恒例の芥川賞と直木賞の受賞作品が発表され、樺太のアイヌたちを中心に描いた『熱源』(川越宗一/文藝春秋)が直木賞に輝いたのだ。



 作者の川越宗一にとって第二作目にあたる『熱源』は、日本発の南極探検隊に参加したアイヌの一人として知られるヤヨマネクフ(和名・山辺安之助)と、ポーランド共和国の初代国家元首の兄で文化人類学者のブロニスワフ・ピウスツキという、実在した二人の人物が主人公。純粋なノンフィクションではないが、巻末の主要参考文献には様々な史料が並べられており、読後感は重厚な歴史小説のそれだ。



 ヤヨマネクフとブロニスワフという同世代の二人を中心として、物語は明治初期から第二次世界大戦までの極東とヨーロッパを股にかける。ロシアから独立を果たしたポーランド共和国“建国の父”ユゼフ・ピウスツキや、大隈重信、二葉亭四迷、金田一京助らが絡んで織りなすスケールは圧巻。導入だけでも紹介しておこう。



 物語は西暦1880年代後半、明治初期から始まる。ヤヨマネクフは樺太(サハリン)生まれのアイヌ。日本とロシアが1875年に締結した樺太千島交換条約で、樺太はロシア領となっている。ヤヨマネクフは9歳のときに北海道へ渡らされ、同じ樺太アイヌの親友・シシラトカ(和名・花守信吉。のちに南極探検隊に参加)や、和人とアイヌの血を引く千徳太郎治(のちに『樺太アイヌ叢話』などを著す教育者)ら仲間とともに、対雁の開拓地で青年期を過ごす。だが、その対雁と来札のアイヌ集落を疫病が襲う。ヤヨマネクフは、ある思いを胸に故郷である樺太へ帰還する。



 一方のブロニスワフは現在のリトアニア生まれ。リトアニアは中世に隣国・ポーランドと連合したが、戦争によって18世紀末にポーランド・リトアニア共和国は解体。大部分がロシア帝国の領土となっている。ポーランドの独立・革命志向を持つ大学生のブロニスワフは、アレクサンドル・ウリヤノフ(レーニンの兄)らとロシア皇帝暗殺を計画した罪で樺太へ流刑となる。入植囚として労役するなか、現地のニヴフ(ギリヤークとも。少数民族)の人々との交流を始めるブロニスワフ。あるきっかけから、樺太アイヌら少数民族を研究する学者となる。



 この“故郷”を求める二人が、20世紀始めの樺太で邂逅する。そこから、大国ロシアと新興国日本に翻弄されるアイヌたち少数民族の人々の生活を中心に、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と年月を重ねながら、まるで運命の歯車とでも呼ぶべき物語が本格的に始動していくことになる──。



●『熱源』が描く、帝国主義、優生思想、レイシズム、そして少数民族のアイデンティティ



 詳しくはぜひ『熱源』の小説世界を体験してほしいが、とりわけ、読む者の胸を打つのは、世界的な近代化の流れのなか、日本やロシアという“文明”や“帝国主義”に押しつぶされそうになるマイノリティが、葛藤しながら、自分たちの「アイデンティティ」を取り戻そうとする姿だ。



 そもそも、現在の北海道や千島、樺太などで狩猟採集生活を営んでいたアイヌは、日本語とは異なる独自の言語や信仰、文化、生活様式を持つ少数民族である。ところが明治維新以降、日本政府は「蝦夷地」と呼んでいた地域を北海道と改称し、本州の和人による移住・開拓が強行される。政府は同化政策を強行し、富国強兵の「臣民化」の流れで、アイヌは住む場所や文化・生活を奪われていった。和人はアイヌら北方の少数民族を「土人」などと呼び、差別的に扱っていた(そのことは、1899年制定の「北海道旧土人保護法」の名称にも表れている)。



 世界的な帝国主義の潮流に遅れを取るまいとする明治維新後の日本政府は、アイヌたち少数民族を怠惰で非文明的な「土人」と捉えて、日本語を教え、日本式の風習を叩き込み、「立派な日本人」に同化させようとした。それは、「先進国」であるヨーロッパの大国が、非ヨーロッパの人々を「野蛮人」とみなし、「啓蒙」によって支配下に置こうとする構図の再生産だった。



 作中では、ヤヨマネクフとブロニスワフが樺太で初対面するシーンで、こんなやりとりがなされる。ロシア領の樺太で、少数民族のための識字教室を開きたいと言うブロニスワフ。「ロシア語なんか覚えてどうする。俺たちに、ロシア人になれってのか」と訊くヤヨマネクフ。通訳をする太郎治が、和人はアイヌの窮乏と減少に「アイヌは劣っているから滅びる定めの人種」などという「優勝劣敗」の道理を持ち出すと説明する。ブロニスワフはこう語る。



〈「外国人や異民族を蔑む風習は古今東西を問わずにありますが、優劣のある人種というグループ間で生存競争が続いているというのは、欧州で生まれた学説です」

「あんたも欧州の学者だろう。そう思っているのかい」

 対雁・来札の光景を思い起こした。あれが道理だとすると、やりきれない。

「学者だから言うのですが、その学説は誤解されています。私はその誤解を解くために、学問をしているようなものです」

「どうして誤解と言える」

「劣っている人など、見たことがないからです」

 学者の表情は微笑んだままだが、声には強い確信があった。

「私が生まれた育った国はロシア帝国に呑み込まれ、ロシア語以外は禁じられています。国の盛衰はともかく言葉を奪われた私たちはいつか、自分が誰であったかということすら忘れてしまうかもしれません。そうなってからでは、遅いのです」〉(『熱源』)



 当時、最新の学説だった進化論は、”優秀な種が劣等な種を滅ぼす弱肉強食の原理”と曲解され、ナチスの優生思想へと結びついた。こうしたレイシズム(人種主義)あるいはエスノセントリズム(自民族優越主義)のモチーフは、作中で繰り返し描かれる「強者が弱者を支配する」という帝国主義の論理と重なり合う。『熱源』は、日本やロシアという帝国の都合で故郷・文化を奪われつつある樺太アイヌを描くことを通じ、娯楽時代小説の枠を超えた「アイデンティティ」という文学的主題を浮かび上がらせているのだ。



●麻生批判は切り取りではない。異なる民族、文化、アイデンティの同化強制だ



 今回、「日本は単一民族国家」発言で問題になった麻生太郎財務相は、批判を受け、「誤解が生じているなら訂正してお詫びする」などと述べたが、2005年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言している。反省しているとは到底思えない。



 しかも、麻生発言が強く批判されて当然なのは、単に明治新政府による“神話”を鵜呑みにしたデマであるからということではない。この発言が、明らかに日本民族の優位性を喧伝し、外国人や少数民族の同化を肯定する文脈で出てきたものだからだ。



 あらためて確認しておくが、発言が飛び出したのは今月13日、麻生が地元の福岡県直方市で開いた国政報告会でのことだ。「発言の全容」を報じたFNNは、〈去年のW杯での日本代表の活躍を契機としたラグビー人気向上に触れた上で、「インターナショナル化する中での日本」について、聴衆に語った〉として、このように伝えている。



「インターナショナルになっていることは間違いない。そして、それが力を生んでいるんだから。我々はそこが大事なんだから。純血守って何も進展もしないんじゃなくて、インターナショナルになりながら、きちんと日本は日本を大事にし、日本の文化を大事にし、日本語をしゃべる。そしてお互いにがんばろう、ワンチーム。日本はすげーというのでやって、それで世界のベスト8に残った。いいことですよ。私はそういった意味では、ぜひ日本という国がこれからもインターナショナルな世界の中で、堂々と存在感を発揮して、やっぱり日本という国は偉え……。だから2000年の長きにわたって一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝、126代の長きにわたって一つの王朝が続いているなんていう国はここしかありませんから。いい国なんだなと。これに勝る証明があったら教えてくれと。ヨーロッパ人の人に言って誰一人反論する人はいません。そんな国は他にない」



 ネトウヨたちは、「やっぱり悪意ある切り取られ方をしていた」とか「全文を読めば何も間違ってない」などと嘯いているが、なにを言っているのだろうか。麻生財務相が得意げに語っているのは、ダイバーシティの尊重でもなんでもない。むしろ真逆だ。



 麻生の「日本は単一民族国家」発言は、「日本はすげーというのでやって」「やっぱり日本という国は偉え」という“日本礼賛”に続いて出てきたものだ。多様性を「偉い日本」に無理やり収斂させて、異なる国籍や民族、文化、アイデンティの同化を肯定しているとしか言いようがない。そのうえで、アイヌら少数民族の存在を完全に無視して、「2000年の長きにわたって一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝」は「ここしかありません」「いい国なんだ」と宣うのは、戦中の「天皇を中心とした神国日本」「万邦無比の神の国」なる虚妄と同根である。



 敗戦までの大日本帝国は、台湾や朝鮮の人々を天皇の「臣民」として同化することで、戦争に動員した。アイヌたち少数民族もそうだ。「インターナショナル化」でも「ワンチーム」でもなんでもなく、実際には差別し、文化や言語を収奪し、強制的に「日本人」に組み込んだのである。しかも、麻生の発言からは、「優れた民族が劣った民族をとりこんで当然」という優生思想的な感覚すら漂っている。それこそまともな民主主義先進国であれば一発で首が飛ぶ問題発言だ。



 麻生太郎はこれまでも問題発言を何度も繰り返してきた。だが、いつのまにかそれが「当たり前」かのように受け取られるようになり、本人も安倍首相も平然としている。こうした剥き出しの差別思想がスルーされる状況が、ネトウヨたちにお墨付きを与え、レイシズムと歴史修正主義を増長させてきたのではないか。



 「アイヌは存在しない」などというヘイトがはびこり、政治家がそれを増幅させているいまだからこそ、多くの人に『熱源』という作品を読んでもらいたい。そして、この差別と抑圧の根源がどこにあるのかをあらためて考えてほしい。

(編集部)


リテラ

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