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2019年03月24日23:12

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飲ませられないのと、飲まさないのは違うのでは?

と思った次第です。
出ない人に、出せと言うのは酷な話ですが、恐らく母乳神話の元となっている話の一つに、乳首や、乳房の形が崩れるからと、母乳で育てない人の話があったからなのではないのでしょうかね?それ以前は、そこまで粉ミルク否定派はいなかったように思います。
親のエゴで子供に母乳を飲ませない方々に対して、母乳は子供に良いと過剰に話し始めた挙句が、母乳神話に繋がっているように思います。

で、気になったのは、コラムに乗っている方々の年齢。

一人を除いて、初産が30代。
しかも、母乳の量が少なくて悩まれているようです。
初産が29歳の神奈川県に住む方のコメントは、

>>これでこの先、子どもがアレルギーになっても、粉ミルクにしちゃったからだと自分を責めなくてよくなりそう

文章の印章では、自らの意思で粉ミルクを使用しているように受け取れてしまいます。
しかも、子供の事ではなく、自分に責任にならない事に対して安心しているように受け取れてしまいます。

何が大切なのかを見失わず、自分が出来る事を精いっぱいすれば良いだけだとは思うのですが、優先順位が狂っている話を見聞きし、それが支持されているような話を聞くと、何やらゾワゾワしてしまいます。

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000488140.pdf

因みに、2019年授乳・離乳の支援ガイド草案の最新版(上記)では、

>>。乳幼児期のアレルギー疾患について、母乳に「予防効果はない」と明記されること。母乳と粉ミルクを併用しても「肥満リスクは上がらない」

とは書かれていませんでした。
母乳で育てられない母親への心理的不安を軽減させる措置が必要だと書かれている一方で、別議案として、3歳未満のアレルギーを持つ子供が増加傾向にあると書かれており、神奈川在住の母親が、何を見て安心できたのか、読み取る事はできませんでした。
むしろ、正しい情報を得て、適切なものを与えるようにとの指針で、ネットで母乳を買うくらいならと、「衛生面」の配慮を求める内容になっているように読み取れます。




■「母乳出ないと母親失格」 “母乳神話”で苦しめられる女性たち
(AERA dot. - 03月24日 10:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5551101

「母乳で育てないと子どもに悪影響がある」という“母乳神話”が母親たちを苦しめてきた。そんな母乳への過剰な期待を見直すために国の指針が改定される。いきすぎた神話のブレーキとなるか。

【授乳・離乳の支援ガイド改定案のポイントはこちら】

*  *  *
「飲ませないでーー」

 現在8歳の長女を出産した直後のこと。体重が減る一方の長女に、母乳不足を補うための糖水を与えようとした看護師に対し、都内に住む女性(46)は思わずそう泣き叫んだ。

「母乳が出ないなんて母親失格だと思った」

 母乳育児が主流の日本において、母乳が出ない母親は半人前だと言われた気分になる。「母乳で育った子のほうが丈夫」「母乳のほうが肥満にならない」「母乳で育てると子どもの心が安定する」など、母乳についてはさまざまな“神話”が広まってきた。

 もちろん母乳育児には一定の効果はあるが、医学的根拠のない過剰な“母乳神話”が広がることで、体質的に母乳が出ない母親、さまざまな事情で粉ミルクで育てようとする母親などを苦しめてきた。

 このような状況を踏まえて、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会は、指針の見直しを進めている。3月8日の研究会では改定案が大筋で了承された。ポイントは主に二つ。乳幼児期のアレルギー疾患について、母乳に「予防効果はない」と明記されること。母乳と粉ミルクを併用しても「肥満リスクは上がらない」とすることだ。

 ニュースを見た神奈川県に住む1歳の子を持つ母親(30)はホッとする。

「これでこの先、子どもがアレルギーになっても、粉ミルクにしちゃったからだと自分を責めなくてよくなりそう」

 それほどまでに、過剰な母乳神話が、出産直後の不安な母親たちにのしかかってきた。

 千葉県在住の上田優さん(42)は、過酷だった授乳期を振り返ると涙があふれ出すという。3回の流産、不妊外来通院の末にやっとできた子どもだった。

 里帰り出産した病院で「完全母乳(完母)で育てるのが最高。努力して」と言われ続け、心も体も疲弊した。子どもはうまく乳首をくわえられずに苦戦。同じ時期に出産した母親たちが授乳室で母乳を出そうと必死になる姿を見て、自分もやらなければ、飲ませてやれなければ「自分の努力不足」だと思い始めた。

「母乳は万能だといろんなところに書かれているんです。やっぱり子どもにはなるべく最高のものをあげたいと思うようになってしまいました」

 いつしか、母乳で成長させることが「母親としての最低ライン」とさえ思うようになったと話す。満腹になる量を飲めないためか、子どもは頻繁に泣きじゃくる。十分な睡眠をとれぬまま、「完母でなければ」という意識ばかりが強くなった。

 産後に転んで腰椎を骨折し2カ月入院した。それでも搾乳機で必死に母乳を搾り出した。母乳外来にも通院したが、母乳量は十分にならない。担当の助産師からは「あきらめたほうがいい」と告げられた。

「助産師さんが『おっぱいだけで育った子はかわいい』となにげなく話しているのを耳にした時は本当につらかったです。私は最善を尽くせなかったと、子どもが2歳になった今でも心にひっかかっているんです」

 都内に住む3歳と7歳の男の子を持つ美容師の女性(39)は、長男の授乳に苦戦した。

「うちは子どものほうがおっぱいをいやがり飲まなくなった。このまま母乳にだけこだわっていたら栄養も不足するのですぐにミルクに変えました」

 女性は仕事の都合で、産後数カ月で長男を保育園に預けた。通園にミルクは重宝したが、通い始めてすぐ、感染症で長男が入院した。

「こんなに弱いのは母乳で育てなかったからでは」

 と当時は不安になったと話す。しかし、成長してみると、長男は病気にもかからず、元気だ。自分を責める必要はなかったと今では思う。

「保育園に通うのにミルクはちょうど良かったし、夫にも子育てを頼みやすかった。これでよかったのだと思うようにしています」

(フリーランス記者・宮本さおり)

※週刊朝日  2019年3月25日号より抜粋

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