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2019年12月12日07:20

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ビットコインの意外な事実 「取引されていない」

2017年12月17日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインは1万9783ドル(現在のレートで約215万円)の過去最高値をつけた。同年初めには1000ドル足らずだったことを考えれば、驚異的な値上がりだ。この「ビットコイン狂想曲」はハイテク信奉者から高齢者まで、あらゆる層を引きつけた。
 だが、それは長くは続かなかった。また、復活もしなかった。
 調査会社フリップサイド・クリプトによると、11月最終週のビットコイン価格は7000ドル程度。発行済み残高1800万枚のうち、活発に取引されているのは約14%にとどまる。2018年10月時点では、この割合は50%を超えていた。
 ビットコインなど仮想通貨の黎明(れいめい)期に業界にあふれていたエネルギーは消え、金融の世界標準を構築するにはコンピューターコード以上のものが必要だとの厳しい現実に直面した。
 調査会社メッサリの創業者、ライアン・セルキス氏は「何も脱出速度に達しなかった」と指摘する。ビットコイン支持派はなお楽観しているが、業界全体としての進展は「少なくとも語られている観点からは、依然として目に見えない」という。
 市場はここ2年、ビットコインの次なるヒットのきっかけを探ってきた。仮想通貨技術を使った資金調達(ICO)は一時ブームとなったが、それも去った。その後はビットコインの上場投資信託(ETF)や「分散型アプリケーション」や「分散型金融」へと投資家の関心は移った。
 足元では、機関投資家に期待が寄せられており、その点では前進の兆しも出ている。インターコンチネンタル取引所(ICE)は今年、十分に規制を整備し透明性を確保することで、最終的に仮想通貨を一般的な支払い手段にすることを目指し、先物取引所「バックト(Bakkt)」を立ち上げた。
 だが、ビットコインの1日当たりの取引高はここにきて落ち込んでいる。取引高は春時点では37万程度だったが、11月に入って以降、30万7000前後の水準で推移している(ブロックチェーン・ドット・コム調べ)。
 ビットコインは2018年12月につけた安値の約3100ドルからは持ち直した。だが、活発な取引の不在が裏付けているように、値上がりを主導しているのは少数派の投資家だ。
 前出のフリップサイドによると、少なくとも過去半年で約910万枚(発行済み残高の約51%)のビットコインは全く売買されていない状態だ。このうち200万枚は、売買のない期間が2年以上に達している。
 一部にとっては、この数字は意外ではない。ビットコインのコミュニティーでは、「hold(ホールド)」をもじった「hodl」が大きなテーマになっている。支持派の中には、ビットコインはいずれ再び上昇する運命にあると確信し、売りを拒む向きが存在する。バブル絶頂期の2017年12月でさえ、半年以上にわたって売買されていないビットコインの割合はおよそ4割に達していた。
 当時から現在までに変わっていないことがある。ビットコインの発行済み残高のほぼすべてについて、比較的少ない投資家が保有しているということだ。
 ビットコインウォレット(保管目的のネット上のアカウント)全体のうちたった8.5%が、流通しているビットコインの99%を保有している。これは2017年半ばの6%からほぼ変わっていない。
 ブロックチェーン・ドット・コムによると、ネット上に存在するウォレットの数は4400万程度。つまりビットコインの99%を370万のウォレットが有していることになる。個人または単一の組織が複数のウォレットを保有できることを踏まえると、実際のユーザー数はこれより少ない公算が大きい。
 これらのウォレットのうち、どの程度が取引所のものなのかは不明だ。だが、比較的少数の投資家がビットコインの大半を支配しているという結論は変わらない。https://www.msn.com/ja-jp/news/other/ビットコインの意外な事実-「取引されていない」/ar-BBXWDI5
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