mixiユーザー(id:65133463)

2019年11月12日22:10

39 view

クオンツファンド主導か、2013年以来の規模の日本国債売り

(ブルームバーグ): 2013年以来の規模の日本国債売りの背景に、クオンツヘッジファンドの存在があるようだ。
  未決済ポジションやファンドフロー、利回りの状況は、トレンド追随のクオンツ戦略ファンドである「コモディティー・トレーディング・アドバイザーズ(CTA)」が10年物日本国債先物で持っていた大きなロング(買い持ち)ポジションを縮小した可能性を示唆している。
  モルガン・スタンレーMUFG証券の杉崎弘一債券ストラテジストは、最近の日本国債の一斉売りはCTAが日本国債先物を大量に売却したことが要因のようだと述べた。
  日本の10年債利回りは先週、12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急上昇し、6年余りで最大の上昇となった。クオンツの関与を示すデータが以下にある。
先物主導
  CTAファンドが好む先物の原資産である7年物国債の利回りは先週12bp上昇し、さまざまな年限の中で最も売られた債券だった。

コピーライト Bloomberg Hot Spot
ロングポジション
  2013年までさかのぼってブルームバーグがまとめたデータによれば、日本国債先物とヘッジファンド・リサーチのマクロ・CTA指数との90日ローリング相関は9月に過去最高に達した。この相関の高さからは、ファンドが最近の売りの前に大きなロングポジションを組んでいたことがうかがわれる。

コピーライト Bloomberg Increasing correlation with CTA returns suggests growing long positions
外国勢フローデータ
  日本取引所グループの週次データによると、外国ファンドは6月と8月の大量購入後、11月1日終了週には6カ月で最大の売りを出した。

コピーライト Bloomberg Foreign funds sold most in 6-months in week-ending November 1
未決済ポジションの減少
  過去1カ月に日本国債相場が下落するとともに未決済の先物ポジションが1万枚余り減少した。先物でロングポジションを保持していた投資家が売っていたことが示唆される。

コピーライト Bloomberg Open interest drops 10% over last month as prices slump
  杉崎氏によると、未決済ポジションが減り続けている状況はCTAがまだロングを完全に解消していないことを示唆している。テクニカル指標次第ではバリュエーションにかかわらず1段の先物売りの可能性があるという。
原題:
Quant Funds Exit Japanese Bonds in Worst Sell-off Since 2013 (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Hong Kong Stephen Spratt sspratt3@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tan Hwee Ann hatan@bloomberg.net, Cormac Mullen
For more articles like this, please visit us at bloomberg.com
7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する