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2019年10月11日15:20

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台湾の蔡総統、「香港の一国二制度は失敗」と、中国を批判!

日本経済新聞 電子版は2019年10月10日に、台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は2019年10月10日に、双十節(建国記念日に相当)の式典で演説し、「香港は(中国が返還後も高度な自治を認めるとした)一国二制度が失敗し、秩序を失っている。」と中国を批判したと報告した。
台湾は、一国二制度の受け入れを拒否すると強調した。中国の圧力で外交関係を相次ぎ失っていることについては、米国や日本などと連携して対抗する方針を示した。

中国は、馬英九が総統出会った時、台湾に一国二制度を提案していた。

蔡英文は演説で、民主派と警察の対立が激化し、混乱する香港問題について触れたうえで、「中国は一国二制度の『台湾版』を掲げ、我々を不断に脅かしている」と警戒感をあらわにした。

香港で適用されている「一国二制度」はもともと、中国が台湾を統一するために考えた制度であったともいわれている。
同制度が適用されながらも中国が香港への支配力を年々強めるのを見て、台湾でも警戒感が強まっている。

蔡英文は、この制度を受け入れれば「(台湾の)生存空間は失われる。
拒否は、政党などを超えた台湾の最大のコンセンサスだ」と強調した。

台湾は9月、中国の圧力で南太平洋のソロモン諸島、キリバスとの外交関係を相次ぎ失い、台湾を外交承認するのは15カ国まで減った。
蔡英文は「中国は権威主義と民族主義、経済力を結集して台頭し、自由と民主主義という世界の価値と秩序に挑戦している」と指摘した。
中国は台湾の外交関係を奪うと同時に、地域での軍事・経済的な影響力を拡張する狙いだとの考えも示唆した。

蔡英文は「インド太平洋地域の最前線に位置する台湾は、民主的価値を守る第一防衛線だ」と強調した。

米国は東・南シナ海での中国の台頭を抑え込むため、日豪など域内国家と連携する「インド太平洋戦略」を推進し、台湾を「信頼できるパートナー」と位置づける。

蔡英文はこの戦略に貢献することで中国に対抗する姿勢を鮮明にした。

台湾で、唯一の国営通信社である「中央通訊社(Central News Agency/中央通信社)」は2019年06月12日に、蔡英文は2019年06月11日にもFacebookで、香港で起きた「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモへの支持を改めて表明し、「中国が香港で実施する一国二制度は失敗」との考えを示し、民主主義や自由を守る姿勢を強調した。

その時、蔡総統は自身が若い頃の台湾には十分な出版や言論の自由がなく、自由の空気があった香港は「本を買う場所」だったと振り返った上で、1997年の香港返還からこれまでで台湾は民主化、自由化したのに対し、香港は自由を失おうとしていると言及した。主催者発表で100万人余りが参加したとされる2019年06月09日の大規模デモに触れ、「民主主義国家がこれほどの抗議に直面したら、政府の指導者は自身の政策に誤りがないかを考えることを余儀なくされる」と一般論として述べ、「だが香港政府にはこのような反省は見られない。北京からの指令を繰り返し述べているだけだ」と批判した。

その上で「これは中国が香港で実施している一国二制度の失敗を示している」とし、「国家の主権の消滅を目的としたいかなる行為も決して受け入れず、法改正を前提とした個々の引き渡しの受け入れを拒否する。民主主義と自由は全ての台湾人が大切にする価値観なのだから」と中華民国政府としての立場を強調した。

また、人権保障や民主主義、法治に対する香港の人々の切なる願いや諦めない固い意志は伝わっているとし、「現在は呼吸するかのように当たり前であるけれど実は得難い全てのものを大切にしようと台湾の若者に考えさせるきっかけとなった」とつづった。

投稿では、香港に住む台湾人とかつて台湾に住んでいた香港人の2人からなるユニット「爵爵&猫叔」が描いたイラストを紹介。イラストでは、市民と一緒にガッツポーズで声援を送る蔡総統のキャラクターとともに、「香港こらえて 台湾は守り抜く」「台湾は香港を支持します!」のメッセージが添えられた。

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