「聖書の暗号は、アメリカこそ獣の国であることを語る」 by エレミヤ
＜聖書の暗号は神が聖書の中に組み込まれた＞
今回は、「聖書の暗号は、アメリカこそ獣の国であることを語る」として、このことを見ていきたい、と思います。
聖書に暗号現象が存在することは以前、マイケル・ドロズニン著、「聖書の暗号」の本を通して有名になりました。この現象がたしかに存在することはアメリカの数学専門誌に認められ、その論文が掲載されたほどです。 ですから、聖書に暗号が存在するという、このことは、決してきわものでも、インチキ話でもないのです。さて、聖書に暗号が含まれ ているとして、誰がその暗号を組み込まれたのか？その答えは、当然ながら、聖書を書かれた神ご自身ということになります。なぜなら、聖書自身がこの書は全て神の霊感によるものであることを語るからです。
〔聖書箇所〕�競謄皀討悗亮蟷� 3:16
3:16 聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。
＜アメリカという語を聖書で検索するとダニエル書、像の礼拝の箇所に出現する＞
ステファン兄弟がアメリカをキーワードに して聖書の暗号を検索し、ＨＰに掲載しています。そこから 転載させていただきます。 それによると、アメリカというへブル語の最少スキップ１７の暗号は、以下のダニエル書 の箇所に出現したとのことです。
〔聖書箇所〕ダニエル書 3:3-5
3:3 そこで太守、長官、総督、参議官、財務官、司法官、保安官、および諸州のすべての高官は、ネブカデネザル王が立てた像の奉献式に集まり、ネ ブカデネザルが立てた像の前に立った。
3:4 伝令官は大声で叫んだ。「諸民、諸国、諸国 語の者たちよ。あなたがたにこう命じられている。
3:5 あなたがたが角笛、二管の笛、立琴、三角琴、 ハープ、風笛、および、もろもろの楽器の音を聞く ときは、ひれ伏して、ネブカデネザル王が立てた 金の像を拝め。
この箇所は他でもない、ダニエルの３人の友が、バビロン王の建てた像を拝まないゆえ、 迫害に会う箇所です。そして、これは艱難時代の予表と思われます。なぜなら、黙示録には艱難時代にも同じく、獣の像を拝まない者が殺される日が来ることが預言されているからです。
すなわち、暗号検索すると「アメリカ」ということばが、まさに艱難時代を預言したか のような聖書箇所に最小スキップで出現するのです。これを通して、アメリカこそが艱難時代の立役者、推進者であることを暗号は語 っている、暗示している、と理解することが正しいと思われます。
＜像を拝むことの意味合い＞
このダニエル書の箇所に基づき、獣の像を拝むことの意味合いを考えてみましょう。ダニエル書のテキストに沿って見ていきます。
〔聖書箇所〕ダニエル書 3:3
3:3 そこで太守、長官、総督、参議官、財務官、司 法官、保安官、および諸州のすべての高官は、ネブカデネザル王が立てた像の奉献式に集まり、ネブカデネザルが立てた像の前に立った。
この時、バビロン王は当時の世界帝国である大バビロンを打ち立て、そして、当時の世界を支配していました。このバビロンは昔の国であるだけではなく、それは終末の日に再現すると思われます。なぜなら、終末を預言 する黙示録は終末の日にバビロンが、再度登 場することを預言するからです。以下の通り です。
〔聖書箇所〕ヨハネの黙示録 17:4,5
17:4 この女は紫と緋の衣を着ていて、金と宝石と 真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚れでいっぱいになった金の杯を手に持ってい た。
17:5 その額には、意味の秘められた名が書かれ ていた。すなわち、「すべての淫婦と地の憎むべき ものとの母、大バビロン。」という名であった。
ですので、終末の日にこのバビロンにおいて正しい聖徒への迫害が再現される、と思っ たほうが正しいと思われるのです。ダニエルの３人の友は、当時の大帝国バビロンの権力 と威光の下で迫害に会いました。同じく、終末の日においては、終末の獣帝国アメリカの下で正しいクリスチャンは、迫害に会うようになるでしょう。
「そこで太守、長官、総督、参議官、財務官、司法 官、保安官、および諸州のすべての高官は、ネブ カデネザル王が立てた像の奉献式に集まり」
この日、バビロン王は全世界を支配するその権力の下で、全世界から、「太守、長官、総督、 参議官、財務官、司法官、保安官、および諸州の すべての高官」を集めました。
同じように、終末の獣帝国アメリカもその日、全世界を支配した後、全世界から代表を 集め、命令を下すようになるでしょう。何の 命令を下すのか？それは、「像の奉献式」と書かれていますように、像を礼拝することを全世界の人々、特にクリスチャンに対して、強制するためにです。
＜像とは人をあらわすたとえ＞
さて、像の意味合いは何でしょうか？考えてみましょう。この像を拝することは、黙示 録にも記載されています。以下の通りです。
〔聖書箇所〕ヨハネの黙示録 13:14,15
13:14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を 受けながらもなお生き返ったあの獣の像(image)を 造るように、地上に住む人々に命じた。
13:15 それから、その獣の像(image)に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、 また、その獣の像(image)を拝まない者をみな殺さ せた。
この像（image）という表現はたとえであり、 この記述が表すことは、仏像や銅像を拝むこ とというより、実際には、人間を拝むこと、 具体的には、反キリストという人物を拝することを表現するものと思われます。像と訳さ れる“image”ということばは、以下でも使われています。
〔聖書箇所〕コロサイ人への手紙 1:15
1:15 御子は、見えない神のかたち（ｉｍａｇｅ）であり、造られたすべてのものより先に生まれた方です。
この箇所ではキリストが見えない神のかたち（ｉｍａｇｅ）であることが語られています。神は目に見えない方なのですが、しかし目に見える人となられたイエス・キリストを 通して、我々は具体的に神の“image”を得ることが出来るのです。
同じ意味合いで、獣の像（ｉｍａｇｅ）は、 獣を“image”したものなのです。反キリストこそ、この獣の“image”であり、彼は人間ではあるけれども、しかし獣を体現したような存在となるのです。そして世の終わりに、サ タンは人となられたイエス・キリストに対抗 します。自の“image”である反キリストと いう人物を自分の代表であるかのように、建てるのです。
＜像の奉献式＞
この日、バビロン王は全世界に呼び掛け、 多くの高官を招いて大々的に像の奉献式を行いました。それは、終末において反キリストを全世界に対してお披露目を行い、公表する日の預言だという風に理解出来ます。
ですから、終末の日の反キリストも決してこそこそと隠れて登場する、知らないうちに登場する、ということはないのでしょう。逆にその日、全世界を支配する獣の国アメリカ の威光をかけて、この人物は建てられること になります。結果、反キリストは、全世界で誰一人知らない者のない有名な人物となるのでしょう。
＜反キリストはキリストの座を占める＞
この反キリストに関して驚くべきことがあります。彼は、キリストを教会の神の座から 引きずり下ろし、代わりに自分がその座に着 くのです。テサロニケ人への手紙は、その日 を預言して以下のように述べます。
〔聖書箇所〕�競謄汽蹈縫運佑悗亮蟷� 2:3,4
2:3 だれにも、どのようにも、だまされないようにし なさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、 すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は 来ないからです。
2:4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝さ れるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神 の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言し ます。
この箇所が述べるのは恐るべき日です。まず、背教が起こり、そして、もう教会がキリ ストを神と崇めたり、救い主であると受け入れない日が来るのです。背教というギリシャ 語には、「離縁する」というニュアンスがあります。すなわち、今まで夫であるキリストと婚姻関係にあった女、教会が、キリストと の関係を解消します。そして、他の男、すなわち、反キリストとの婚姻関係を持つようになるのです。これが背教なのです。
＜神の宮の中に座を設け＞
神の宮とは、エルサレムの第３神殿のことなどではありません。そうではなく、今の教会時代における神の宮とは、教会のことです。 以下のように書かれています。
〔聖書箇所〕エペソ人への手紙 2:20,21
2:20 あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。
2:21 この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、
ですので、テサロニケ人への手紙が言う反キリストが、「神の宮の中に座をもうけ」とは、 こういう意味合いなのです。すなわち、反キリストが教会の中に入り込み、あろうことかキリストを神の座から追い出し、自分がその座を占めるのです。そして「イエス・キリス トは偽り者だ、自分こそ教会の神である。」 と宣言するのです。そうです。何とも驚くべき冒涜の時代に入るのです。この日を指して主は、以下のように言われました。
〔聖書箇所〕マタイの福音書 24:15
24:15 それゆえ、預言者ダニエルによって語られ たあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つの を見たならば、（読者はよく読み取るように。）
聖なる所とはどこか？「第３神殿だ」などと言う人は、よく読み取っていない読者です。 答えを言うなら、教会以上に聖なる場所はなく、そして、その教会の神の座以上に聖なる所はないのです。その教会の神の座、キリストの座に、『荒らす憎むべき者』すなわち、反キリストは立つようになるのです。
〔聖書箇所〕ダニエル書 3:4,5
3:4 伝令官は大声で叫んだ。「諸民、諸国、諸国 語の者たちよ。あなたがたにこう命じられている。
3:5 あなたがたが角笛、二管の笛、立琴、三角琴、 ハープ、風笛、および、もろもろの楽器の音を聞く ときは、ひれ伏して、ネブカデネザル王が立てた金の像を拝め。
ここでは、像への礼拝と共に、楽器に関して記されていることが分かります。なぜ、楽器に関して語られているのでしょう？楽器は教会の礼拝に用いられるものであり、神への賛美に用いられるものです。ですので、ここでの記述を通して、教会の礼拝の中で像、すなわち、反キリストに対して礼拝を行うよう求められる日が来ることが預言されているこ とが分かるのです。
＜金の像＞
金の像、ということばにも隠れた意味合いがあります。金は聖書では信仰を表します。 以下のことばを見てください。
〔聖書箇所〕�汽撻謄蹐亮蟷� 1:7
1:7 信仰の試練は、火を通して精練されてもなお朽ちて行く金よりも尊いのであって、イエス・キリス トの現われのときに称賛と光栄と栄誉に至るものであることがわかります。
ですので、金の像という表現を通して、この反キリストは、すばらしい神の信仰の器、 奇跡やしるしを行う器、として尊敬され、崇められる人物となることが分かるのです。
〔聖書箇所〕ダニエル書 3:6
3:6 ひれ伏して拝まない者はだれでも、ただちに 火の燃える炉の中に投げ込まれる。
このバビロン王の像を拝まない者は殺されることが書かれています。これも終末の日に 再現するでしょう。黙示録でも獣の像、すなわち、反キリストを拝まない者には、死の罰が下さることが描かれています。以下の通りです。
〔聖書箇所〕ヨハネの黙示録 13:15
3:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
＜私たちは背教の教会を出るべきである＞
このような事態に至らないため、主は背教 の教会を出るべく、以下のように勧めています。
〔聖書箇所〕マタイの福音書 24:15-20
24:15 それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、（読者はよく読み取るように。）
24:16 そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げ なさい。
24:17 屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。
24:18 畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。
24:19 だが、その日、悲惨なのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。 24:20 ただ、あなたがたの逃げるのが、冬や安息日にならぬよう祈りなさい。
ここで主は、屋上にいる者は、家の中に戻らないよう語られています。畑にいる者は着物を取りに戻らないよう語られています。これらはたとえや謎を用いた表現です。家は教会であり、背教の教会、すなわち反キリストを礼拝するようになった教会に戻るべきではないことが語られているのです。そして屋上、すなわち仮庵にとどまること、地下教会にと どまることが、ここで勧められているのです。
＜アメリカは反キリスト礼拝の日を目指している＞
上述のように、聖書の暗号は明らかにアメ リカこそ、獣の国であることを述べるのです が、それでは、今のアメリカの現状はどうなのでしょうか？今のアメリカの現状を見るなら、たしかにこの国は獣の国となりつつあり、 背教に向かい、さらに反キリスト礼拝を目指 していることが分かります。
今アメリカでは、キリストの名があらゆるところで排除されつつあります。クリスマスということばには、キリストという名前が入っているという理由で、このことばさえ使われなくなりつつあります。キリストの福音を 伝えるべく路傍伝道をする人、トラクトを配 る人などが逮捕されつつあるのです。
このようなことの行き着く日は、どんな日なのでしょう？それはいずれ、教会がキリス トを追い出し、反キリストを受け入れる日なのでしょう。結論として、聖書の終末に関す る預言は、アメリカこそ、その終末の獣の国 であることを預言します。さらに聖書の暗号 もそれを語るのです。この国を警戒しましょう。
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