印象に残った神社 その二

火男火売神社

大分県の山の中にある。
参道は小石が多く兄の運転する車が一部破損した。

車を駐車場に停めて徒歩で先に進むと廃墟のような社務所があった。これではお社も手入れはされていないのではないかと思ったが、苔むした階段を登った先に綺麗なお社があった。
手入れが行き届いており、飾りの少ない質素な造り。綺麗な木目が山の緑に映えていた。

名前から察するに夫婦の神と思ったが、火之加具土命と火焼速女命の二柱とのこと。
記憶が正しければ火焼速女命は古事記に載っていなかった。おそらくこの土地の夫婦の神を加具土命と同一視したではないかと思う。もとの土地神を神道の神と同一視する例があるが、実は多くの神社で行われているのではないかと思った。

山頂に奥宮があるようだが、旅先で登山をする勇気は無かった。