踊る大捜査線の本広克行監督作品。原案は押井守。
うる星やつら2ビューティフルドリーマーの実写化ではなく、とある映画研究部が「夢見る人」という脚本を撮影する際のドタバタを描いた映画。なお、うる星やつら2ビューティフルドリーマーで見たり聞いたした場面やセリフが、随所に見受けられる。
関連情報を読んでみると、原案では軽音楽部の話だったところを、監督が映画研究部の話に変えたらしい。しかも、映画の大半は俳優の即興演技らしい。また、予算厳守の都合から、できるところまでを映像化するという方針。なので、物語も撮影途中で止まる。
ようするに実験映画という体なのだが、なんとなく実写マッドビデオのような印象。
あたるっぽいチャラ男を演じた池田純矢(元ゴーカイシルバー)と、サクラっぽい教師を演じた秋元才加(元地球防衛隊チームUリーダー)は、元ネタのキャラに寄せた演技が、なかなかよかった。個人的には、これは重要なところだと思っている。柳葉敏郎の演技がSPACE BATTLESHIPヤマトの見どころになってるとか、石原さとみの演技が進撃の巨人ATTACK ON TITANの救いになっているとか、そんな感じで。
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