ウチにはお客さんがほぼ来ない(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ
そのかわり図々しい友達がひょっこり来る。
今回は京都から、、バイクかっ飛ばして。
A君がドッキューン
🏍
私にとっては弟みたいな存在かな。
休暇を利用して、青森までの道すがら福島に寄っていくかと、今回は5度目。
まぁ出会ったきっかけは、A君が中3の修学旅行の時
そして私がガイドの新米だった頃のこと
本当にワルばっかりのクラスでね、添乗員も先生もビビってた
その中のボスがA君。
目つきが鋭くて私のマイクを壊そうとしたんだもん。
こっちも本気出してマイク取り返して、あとは強行作戦
何が気に入らなかったのか
あれだけ寝ないで勉強した長い案内を、自らシャットアウト。
マニュアル通りに仕事をすることなんか、この子らには通用しない。
思い起こすと、自分の時はどうだった
私、ガイドさんの説明とか、ほとんど憶えてなかったし( *´艸`)
ワル達のせいで、車内がシーーンとな。
この沈黙がガイドにとって一番の苦痛で(つд⊂)エーン
逃げんな
逃げんな
後悔したくない…
扉がようやく開くか…
「ねぇ、みんなこれからは思い出を作って行こっ」
もう一本のマイクを生徒に渡し、1人1人と話しながら
車窓から見える物だけを案内した。
個性的な子をチョイといじって、笑いを誘ったり…私も歌ったり
新人のくせに何やってんだ、運転手からは叱られた。
しばらく落ち込んでいたけれど、1週間後に20通ほどの手紙が・・・
絶対ないだろう、と思ってたらボスのA君
「俺、バス酔いして介抱サンキュ」・・・
だって。ポヵ━━(*゚ρ゚)━━ン..なんだこれ。
それから次第に手紙の数も少なくなり(笑)
1年、3年、5年と時が過ぎ
最後まで手紙をくれたのがボス。
最初、観光バスの運転手になりたいと相談受けててね。
とにかく過酷だから、とだけ伝えて様子見していたの。
あいつは必死に勉強して
高校卒業後は超難関の〇〇電鉄に入社、今は車掌さん。
え?バスの運転手じゃ…なかったんかい(笑)
なんだぁ、釣りだったみたい(*´▽`*)
私と夫が京都に行った時「今度は俺が案内する」と
ボスが言ってくれてね。
でも身体がおっきくて強面だから、そのスジの人に拉致されてるっぽかった
今は夫の方が仲良しで
「あん時のワルがなぁ…」と、成長ぶりに目を細めている
とにかく京都からバイクで来たんだから、横になっていきなと。
ウチの実家の母も呼んで、4人で夕飯
ウチの夫がお酒呑ませちゃったもんだから、泊って行けと!!
A君、あ、あのね
普通遠慮するよね〜
遠慮しろぉ〜と念仏唱えていたら
((愛想笑い…))○o。(;゚∇゚)ノ_彡☆ハハハッ
「マジっすか、んじゃ〜」
んじゃーじゃねーわ。喜ぶなっつーの
キィィィ!!((ヾ(≧皿≦メ)ノ))キィィィ!!
んでもね、嬉しい
こうして君が活き活きとしていてくれると
あの時、マニュアル通りにガイドしなかったことが
どこかで救われているんだ。
その晩、A君がくれた昔の写真をネタに騒いだ(笑)
(古い写真をスマホで撮ってます)
入社した時
高校合格した時
そして10月からA君は運転士デビュー
よぅ、やった
おいっ、ねーちゃんに何かくれっ。
指が折れそな…ぐらいの「指輪」な(笑)
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