オリンピック開催を妄信する人たち

　かねてより菅は「五輪中止はあり得ない。と断言し、二階だか三階だか知らないが自民党の幹事長は「東京オリンピック・パラリンピックを開催して、スポーツ振興を図ることは国民の健康にもつながる。『開催しない』という考えを聞いてみたいくらいだ」（複数のネット記事からコピペ）と述べている。
　開催の是非は置いておくとしても、オリンピックを国内イベント（問題）という視点しか持ち得ない偏狭さを自覚しているのだろうか、などと個人的には与党議員の「無脳」さにずっと呆れている。さっきニュースを見ていたら、ブラジルで変種のウイルスが出たらしい。イギリスで見つかった変種とは違ったDNAだとのこと。
　二階だか三階だか知らない爺さんが「開催しないという考えを聞いてみたい」そうなので言ってやるのだが、ブラジルやインドやアフリカ諸国やアメリカなどの国内予選が5月までに可能なのだろうか？　新型ウイルスが遅くとも6月末に収束、「世界はひとつ」の状態を取り戻せるのだろうか。それとも、サッカー東アジア選手権のように、日本、中国、韓国、香港の4カ国でオリンピックを開くことでも考えているのだろうか。
　国民の健康にもつながるオリンピックらしいが、全国民の予防接種が6月末までに終わるとも思えない。
　つまりは、最初から結論ありきの発想と、アンチ五輪派を無自覚的に退けるマインドの2つがこのひとたちに巣食っている。
　こういう狭量さは政治家固有じゃなく、国民に蔓延している。政治や社会の悪いことに限って真似るのである。
　この日記を書く前、mixiニュースを読んでいたら、福井や富山の自動車専用道と国道で、先月の関越自動車道と同様、車の立ち往生が起こって、既に丸一日動けない車が出た、とあった。その記事にいっぱいコメントがくっついているのだが、「学習能力のないバカ」という非難と嘲笑ばかりだ。この手の人と二階だか三階だかわからない幹事長は同じ穴のムジナで、頭が単細胞で更にこらえ性がない人たちである。
　私も少々似たところがあって、馬鹿げたことをする人たちを見て「アホちゃうか」としばしば思うものの、いちいち書かないし、他人に向いてわざわざ言うようなことはない。そして、立ち往生した車のドライバーは千差万別である。獲れたばかりの越前ガニを運ぶトラックもあれば、重体の親を見舞いに行く孝行息子もいるかもしれないし、自宅から離れたラブホテルへ向かおうとしていたバカップルの車もないとは言えない。いずれもわたし的にはセーフで、非難なんてとてもとても。
　ネット民というのはどいつもこいつも偉そうで（日本語能力は著しく劣っているが）、いったいどういう人間なのか顏と経歴を見てみたい気がする。

　午前中、友人宛てのはがきで印刷がトラブってしまい、なんだかんだで2枚、和紙のはがきを損してしまった。あーあ。
　昼から気を取り直して、翻刻に励む。
　2時半、郵便局に寄ってから、灯油を買いにガソリンスタンドへ。
　今朝8時、室温は6度だった。一応はちゃんとした家なのだが（笑）、自室にエアコンはなく、なすすべがない。起き出すのに勇気が必要、というのもなんだかなぁ。
　明後日までは極寒らしいので、精神安定剤代わりに、せめて十分な灯油の備蓄が欲しいと思ったのだった。
　道路は混んでいた。しかし今日みたいな快晴で休日の三浦半島は、ドライブ上等、観光最高だから、車内が暖かい車で走るというのもわかるなあ。渋滞さえなければ、私だって三浦半島の先っぽまでドライブしたい。車の中で音楽を聴きたい。