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2020年06月06日20:41

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「国境なき医師団」に対して申し訳なく思う

 昨日、「国境なき医師団」から分厚い封筒が届いた。開封したら、私の名前が印刷されたボールペンと特製暑中見舞いはがき2枚、そして緊急レターが入っていた。レターには「コンゴ民主共和国ではしかが大流行し、医師団はコンゴへ急行、感染拡大を防ぐために活動しています」と書かれ、郵便局の振込用紙も入っている。
 いや、申し訳ない。というのは、1カ月ほど前にわずか1千円しか寄付してなくて、かような手間と感謝の品をいただく謂われなんてないから。
「手紙を読んでくださったことへの感謝の気持ちとして、ペンとポストカードを同封いたしました。ぜひ用途に合わせてお使いください」(原文ママ)という一文を読むに至っては、胸が痛む。
 昨年の2月くらいに同じく1千円を寄付したとき、忘れた頃に「国境なき医師団」のロゴが入ったキーホルダーが届いて、そのときも少額の寄付者なんぞ無視して補助栄養食品10人分に使えばいい、などと感じたものだった。
「国境なき医師団」にしても「ユニセフ」にしても、厚労省の天下り機関がやってるインチキ事業「赤い羽根募金」に較べりゃ、寄付金はちゃんと使われている。赤い羽根なんて、我々が半強制的に払わされた100円のうちの半分以上が「経費」と称して消えているのである。
 今週、観光支援対策としてのポイント還元事業を政府が電通マターでおこなうとして、電通のトンネル会社が多額の手数料を受け取ることがバレ、事業が振り出しに戻るという椿事が起きたが、亡くなった差別主義者の父が私に繰り返し注意した「コジキみたいな浅ましいこと、すんな!」という言葉をそのまま政権に返したい気分である。
 とまれ、自分の名前が入ったボールペンを大事に使うとともに、また1千円を寄付してお詫びと連帯の気持ちとしたい。否、10万円が入ったら、せめて倍額にして「医師団」にお返ししよう。うん、考えたらそのほうがいい。あ、俺はもらえなかった(笑)。

 昨日、拉致問題で40年以上訴え続けた横田滋さんが亡くなった。昔からずっと冗談のように思ってきたものだが、私、拉致問題か北方領土の担当局の職員になればよかった。何をしなくても高給をもらえる仕事、地位がそれなりに高い職種といえば、何をさておきこういう部署のお役人で、頭と労力を駆使して自主的に働いてはダメということを求められる稀有なショーバイだ(笑)。ちなみに私、国家公務員上級甲の試験を受け、ペーパーは通って面接と健康診断で落とされたという誇らしい経歴を持つ。
 民主党政権から安倍政権に変わったとき、横田さんはこれで拉致問題解決が近づくと喜ばれ、どう見ても知能が低そうな中山とかいう女と誇大妄想的人格の安倍が「安倍政権の第一課題は拉致問題です。我々は民主党政権と違い、断固めぐみさんを取り戻します」などと宣言していたのが今でも印象深い。亡くなられた横田さんには申し訳ないが、お人好しもいい加減にされたほうがいいですよ、と思ったものだった。北方四島の返還交渉を見ればわかるだろうに。40年間にわたって、勇ましいスローガンを口にするだけで、やったことと言えば返還を叫ぶ右翼団体に多額の補助金を配ったことと、釧路だか知床だか知らないが石碑を建てたことくらい。ちなみに拉致被害者の会で早々にやめられた蓮池さんなんて延々と、安倍の欺瞞性を批判し続け、安倍にまつわる内輪話を訴えている。あとのメンバーは他に縋るべき人が見当たらいために、ただただ安倍やアメリカ政権に頭を下げ続けるだけという気の毒な状態である。これは安倍だけの責任とも言えず、小心さと小狡さと保身に長けた官僚も同罪で、とにかく出過ぎた真似は絶対にせず上だけを見ているというヒラメのような日常がクソなのである。日本人は同質性を好み多様性を認めない保守的傾向がそもそも強い。が、たとえば10人の集団に1人の異端がいると、俄然、職場は活性化するもんなのである。思想に限らず、外国籍者とか障がい者とか「ゲイ」がいると、議論も指向性も格段に広がる。ちなみに私は中途入社で出版社に入った際、入社当日にいきなり組合の委員長が来て「今回の新入社員でサヨク枠はおまえだ、と聞いたのだが、間違いないか。今日から執行委員になってくれ」と言われて歓迎された。少なくともこうした潤滑油にはなる(笑)。
 拉致被害者の親はもちろん、ご兄弟だって高齢になっている。
 いい加減、安倍一択をやめたらどうだ。
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