昨年12月の入院中に読み耽った『方丈記』の世界がいま、世界中に広がっている思いだ。秋に台風と洪水の大被害があって、市中に疫病が流行り、経済の衰退から人心がぎくしゃくするとともに生きづらい世情となって鴨長明は都の外れに3メートル四方の庵を建てて棲み着いた。東京都心に屍体が転がっていて糞尿さえも溢れていて、というようなことこそ現実には起こり得ないが、その「令和版」だ。
今日は朝イチで恒例の床掃除をしたあと、システム手帳のリフィルをプリンタで印刷。カッターナイフで切りとってから日付を手書きし、パンチで穴を開け、システム手帳に収めた。月1回のお約束ごと、自分の趣味(笑)。
昼から1時間弱、サイクリングをした。のろのろ運転なので疲れない。保護猫ボランティアたちが寄付金集めの目的で開いていたリサイクル店が本日閉じるところに出くわした。
午後3時40分頃だったと思う。2通のはがきが届いた。うち一通の人は「詩人」関係でたいへん世話になってるかただ。しかしどうして今、わざわざ私にはがきを寄越したのだろう? 時候の挨拶代わりで新型コロナ騒ぎに触れている。ひょっとして私と同様、方丈記でも思い出したのだろうか?
午後4時半、彼に返信のはがきを書き出した。25分で書き終え、自転車で中央郵便局まで行って投函したら、ぎりぎり明日に着くかもしれない。で、そのとおりに全力投球で書いて、ふたたび自転車に乗った。郵便ポストの回収時間である5時便に間に合っただろうか。出来れば明日、彼の許に着いて欲しいのだ。というのも詩人が生前唯一出した詩集は1934年4月10日刊なので、4月10日は私にとって意味深い日なのである。
午後9時、MacbookProを起ちあげ、メールをチェックしたあとYouTubeに繋いでみたら、ポール・サイモンの「The Boxer」がオススメにあがっていた。懐かしい。サイモン&ガーファンクルは私世代の「ビートルズ」。
お爺さんになったポール・サイモンが唄っている! みっともないとは思わない。むしろかっこいい。
最近、こういうライブ動画がしばしばオススメにあがるものだから、「青春時代のスターの今」ライブをよく観ている。
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