お隣さんからフキをもらった。
「葉っぱもアク出しをしたら、佃煮で食べられるよ」と念押し。全部食え、ということなのだろう。ありがたくいただく。
お返しに、うちの家から隣家まで続く小径の草取りをすることにした。10メートルちょっとあるので、言うは易し行うは難しで、1時間半ほど費やした。レモンハーブとユキヤナギを除いて片っ端から抜いていると、本日の外出はできるだけ自粛してください、という「防災かまくら」のアナウンスが耳に入った。
草取り後、手洗い用ジェルで洗っても洗ってもドクダミの臭いが取れない。素手でやるべきではなかった。
珈琲で一服してから、ラズリの散歩で「外出」。犬も人間もだらけた歩き方で昨日に引き続いてふたたび教恩寺へ、小さな寺は普段から観光客が少ない、というか、地元の人間でも訪ねる人は滅多にいない。もちろん、今日も誰ひとりいなかった。
門をくぐると、目の前に「通せんぼの桜」(私が勝手に命名)がある。桜の本幹が空ではなくヨコに向いていて、身長が1メートル80センチの人間ならかがまないとお堂の前まで行けない樹形だ。なんと変わった桜なのだろう。
心なし昨日より散ってしまった感があるが、そんじょそこらで見られない桜だ。ひねくれ者の私には、ありがたみが湧く。
某古本店店主のTwitterにリツイートされていた画像で、アベノマスクの愚かさを見た。
写真を発表されたのはTetsukazu Yaharaという「バイオロジスト」氏で、かれこれ10日前の3月26日にiPhoneで撮った2枚の画像をアップされている。
<布マスクがどんなにザルかわかっていただくために、布マスクによく使われるガーゼを拡大して撮影してみました。IPhoneのマクロレンズ撮影です。虫眼鏡で拡大する倍率でこの程度のザルです。次にツイートに載せるキッチンペーパーの写真と比べてください。>
<こちらがキッチンペーパーです。繊維の隙間が見えません。紙漉きをすれば実感できますが、紙は細かな繊維を絡み合わせて作られます。布は縦糸と横糸を編むことで作られるので、糸の間に網目が開いています。かなりキメが細かい布でも、網目は飛沫粒子を通してしまうサイズです。>
<実際にはガーゼの隙間が0.1mm程度、ウイルスが0.1μm程度なので、1000倍の違いがあります。30cmx30cmの窓を体長1cmのコガネムシの群れが通過するイメージですね。>
マスクはエチケットで装着することが望ましいが、ガーゼマスクがこれだけ意味をなさないのなら「竹槍でB29を突く」ようなものではないか?
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