mixiユーザー(id:6486105)

2020年02月20日20:53

144 view

大型ホームセンターでお買い物

 昨夜、新聞を納戸の「回収ボックス」に入れる前、新聞の折り込みチラシをなにげに見たら、うちから7キロ先にあるホームセンターでラズリが普段食べているドッグフードがバーゲンされていた。おやつのササミジャーキーもなくなりつつあるので、出かけることにした。
 少し大回りになるが、ブックオフに立ち寄ったら、平野啓一郎の『ある男』が目に付いた。初出は「文學界」2018年6月号で、ハードカバーは2018年9月30日だ。ちなみにこの日は私の誕生日、なんてことはどうでもいいのだが、私は7月か8月に「文學界」を図書館から借りて読んだ。一挙600枚掲載で、短編ならともかく長編を文芸誌で読むのは疲労度が増す。雑誌の本文フォーマットはデジタル書籍に似ていて、ただのテキストでしかない。なんとなく内容に気持がしっくり寄り添わない形式なのだが(自分にとっては)、現代の若者はどうなのだろう? ドストエフスキーの長編をKindleやiPadで読むことに苦痛は感じないのか? 精読できるのか?
 校正をする際、パソコンの画面上でテキストを追うのと、紙に落とし込んだゲラを読むのとでは、後者のほうが誤字や変換ミスや文字の不統一を見つけやすい。これはたぶん私に限ったことではない。その論理でいくと、やはり一定のレイアウトは理解力を促進させると思われる。
 図書館で借りて読んだ本を買い直す、というのはたまにある。2年に1度くらいの頻度で。この長編を自分がふたたび読むかどうかはわからないが、手許に置いておきたいと思っていたので買った。
 ブックオフでだらだらと本を見ていると、時間がいくらあっても足りないので、さっさと出た。
 で、コーナンへ行く。5キロ入りのドッグフード1つ、800グラム入りのササミジャーキー2袋、特売していた衣料用洗剤などに加えて、プリンター用紙を買った。私は紙食い虫で、たとえばネットの記事でインタレスティングなものがあると、いったん紙に落とす(印刷する)習性がある。不案内なところへ行く場合、地図を印刷することもままあるし、今年の前半はなんだかんだで数百枚くらいのまとまった印刷をする予定でもある。
 最終的にはゴミ箱行きなのだが、少し上質な紙じゃないと読む気が減じる恐れがあるので高めのコピー用紙をチョイスした。ただ、レジカゴに入れたら、やたらと重くなった。右手に5キロのドッグフード、左手に持っているレジカゴもいっぱいなので、ショッピングカートを使えばよかったのか(個人的には苦手)。
 ほうほうの体で帰宅。ネット通販が隆盛するはずだ。家の玄関口まで配達員が運んでくれるし、いまは(合計金額が一定を超えると)送料が無料だもんな。現代人は奴隷を6千人だか8千人だか従えて暮らしている、という記事を目にしたことがあるが、自分もその一人であろう。
 家に帰って、早速『ある男』を20ページくらい読んでみた。「文學界」では内容を追うのに精いっぱいだったが、単行本で読むと、ルビが多く振られているとか、漢字とかなの調和がとれた文章だとか、少し印象が違って見える。惜しむらくは本文書体が読みやすさに特化した明朝(本蘭明朝か?)ではなく、ちょっと昔の活字っぽい秀英明朝とかイワタの明朝体だと小説らしさが増すのに、などと思ったりした。
 さて、このあとラズリにササミジャーキーをおやつにあげよう!
 
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年02月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829

最近の日記