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2019年10月17日20:27

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古本屋さんの被災に胸が痛む

 一昨日(おとつい)、マイミクさんからメッセージをもらった。共通の知り合いである福島在住のイラストレーターがこのたびの台風で住まいの浸水にあって、そのことを彼女のフェイスブックで知った、と。東日本大震災に次いで2回目の厄災なので、心が2倍痛む。
 この連絡の少しあと、偶然、よく拝読しているTwitter氏のツイートで、栃木市の古本屋さんが店舗と倉庫が床上浸水に見舞われている、というリツイートを知った。

<栃木県栃木市の古本屋です。女ばかり、親子孫三代で営業しています。文学・歴史・民俗学・宗教・哲学などかための本を中心に取り扱っています。>
https://twitter.com/yoshimotoshoten

 それでなくても古本屋は店内いっぱいに文字通り本が山積みされている。水と泥によって古本は大半が廃棄処分になった。栃木県内の古本屋ボランティアさんたちが仲間である「吉本書店」に駆けつけ、水を吸った古本を廃棄場へと運ぶ様子が、「吉本書店」発信のTwitter上で刻一刻と報告されていた、
 昭和10年代・20年代の水を吸った古雑誌を見たら、このたびの台風被害が未曾有であることがよくわかる。歴史的な共有財産が一夜で消えた。
 廃棄処分になる古本の塊を見ていると、悪寒がするほどにつらかった。私の部屋は古本屋ができるくらいに本が溢れているので、被害状況の深刻さも絶望的な気分もよりわかるのだ。
 具合が悪くなった。

 今日、灯油を買いに行った。冬の準備だ。
 秋が好きなひとは多いが、私は10月から本格的な冬の到来までの2カ月間が苦手。冬になれば季節に対する身構え方が定まるので好きも嫌いもないのだが、いまの時期は心身ともどう季節のリズムを掴んで「運営」したらいいのかよくわからない。日が傾いたと思ったらあっと言う間に日の入りとなり、夕方がないに等しいのが寂しい。木々の緑が褪せていく山を見ると汚れているように感じてしまうのがイヤだ。
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