わざわざ日記に書くようなことではないと思うが、その後、マスコミも世間も軽々に受け流していることに疑問があるので、メモしておきたい。
昨日、スイカを食べながら報道ステーションをつい見てしまった。
競歩男子50キロの日本代表が皇居外苑の本番会場で試走(試歩?)したあと、「ずっと日差しがあってきつい。少しくらい日陰のあるコースにならないか」と言ったらしい。テレ朝が陸連に問いただしたのだろう、陸連は「決められた時間とコースで最良のパフォーマンスを」とコメントをした。
さらに番組では、馬術競技やトライアスロンなどでの懸念も伝え、おバカが売りになった報道ステーションだと聞いていたのに、普通のニュース番組じゃん、と思った。
今朝、試走したのが世界記録保持者で鈴木雄介選手とわかったので、彼の名前と日本陸連とか日陰といったキーワードで検索したのだが、ニュースバリューが低いのか、ほぼ見あたらない。
なにしろ3時間半以上かかる競技だ。第一にアスリート本位、第二に競技運営者本位、第三に観客本位というのは言うまでもない。日程も競技時間も知らないが、たとえ夜明け直後からスタートしたって30度を超える直射日光が射し込む。
既に決まった時間とコースで、というのは、木で鼻を括ったような言い回しであり、保守的な姿勢だと思う。熱帯の南の島で「行って来い!」と米軍に奇襲をかけさせる日本軍司令部みたい。人道主義を無視した命令に背かないのは日本人くらいなもので、当日に灼熱地獄だと判断したアスリートなら、そもスタート地点に立たないと思う。
産経新聞で「猛暑のオリンピックは日本選手にとって大チャンスだ」という記事をスマホで読んだことがあって、それはそれで仰せのとおりだ。
メダル獲得の可能性がより高まってよかった、と前向きに捉えるべきだ(笑)。
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