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2019年10月14日10:20

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裏銀座縦走紀−8

ここまで朝は弁当で来ていたが、今日は小屋で朝食をとる
今日は下山だけとタカをくくっているわけではなく、
何だかくたびれて、早朝から動ける感じがなかった

2013年8月18日 6:30 殺生ヒュッテ出発

いきなり急勾配の下りだが、
今のところ、昨日の足の爪の痛みは弱い
長い下りである。勾配もキツい。ただひたすらに下る
途中ふり返ると、槍ヶ岳がずいぶん小さくなっている

この先、さらに槍の穂先も見えない急な下りが続く
登りでこれだったらシンドイだろなぁ〜、と思う
まだ朝のうちなので、すれ違う(要するに登り方向の人)は多い

水俣乗越分岐ぐらいまで来ると少し勾配も緩むが、まだまだ先は長い
小休止にとどめて先を急ぐ

ババ平のキャンプ場を通過すると、
あと少しで槍沢に着きそうな気分になるが、
ここからが案外と長い
おそらくは1時間ぐらいかけて槍沢ロッヂに至る

水も豊富にあるこの山小屋は、施設内容もしっかりしており、
槍アタックに向けた重要な拠点である
ゆっくりしたいところであるが、明日から仕事
先を急ぐ身にとってはその余裕がない

ここらヘンから、帰りのことを考え、荷物を減らしていくこととした
これまではほぼ満タンにしていた水筒も、若干の空きを作る
背中が軽くなれば、足腰の負担も減る

9:45 槍沢ロッヂ出発

槍沢を出てしばらくすると、二ノ俣橋
ここらへんまで来ると勾配はかなり緩くなる
平坦に近い道を快調に飛ばす
1時間半ほどで横尾に着く

この横尾というところは、
槍方面に向かう登山者と穂高方面に向かう登山者が混在し、
下山路にある者からすると、いちだんとにぎやかに感じる

11:30 横尾山荘出発

ここからは、徳沢、明神、上高地と、
だいたい1時間ごとに山小屋がある

それにしても、そろそろやっぱり足の爪が痛い
登山者が増えてきてにぎやかなのは心強いが、
疲労ならともかく、痛みはどうしようもない
右手に穂高の雄大な景色が見えるが、感慨もなくトボトボ歩く
徳沢を素通りし、明神に着く頃には、かなりスピードが落ちてきた

明神では汗だくの服を着替え、
このままだと飲みそうにない水分を飲み干す
裏銀座を歩いていた頃には考えられないくらいの人通りがある
ここから上高地までは一般観光客も加わり、
雑踏というか、人ごみの中を歩く
足取りの軽い面々がうらやましい

もう少しで上高地というところでは猿の集団に出くわした。
まるで、お散歩中の飼い犬みたいに観光客の前後を歩いているが、
人に慣れてしまっている様子で、危ないなぁ、と思う。
あとで上高地内で至る所に猿注意の看板を見たが、
なるほど、地元でも要警戒中というわけだ

14:30 上高地着

長かった。4日かけて山中50kmを走破ということになる。
百名山でいうなら、槍ヶ岳と水晶岳を、登らずに通過している
槍ヶ岳なら何度か登っているが、水晶岳のスルーはもったいなかったかな
どうも今後、行く機会があるような気がしないが…
やはり行ってみたい。。今ではそう思う。。
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