ある通院にて

先日の利用者の通院にあるリハビリ専門病院に行った。
緊急通院ではなかった。
その病院には院内にコンビニや食堂があり、私は時間があるとコンビニでおやつを買って提供している。
こんなときでないと平日に外出ができないし、楽しみの提供ができないからである。
以前にも他の利用者の通院にて、その病院でおやつを買って提供したことがあった。
その病院関係者から端っこで食べてもいいですよと許可を得ていた。

コンビニでおやつを買い、いつものところで提供しようとしたところ、そこにある女性の荷物が置いてあった。そのソファを避け、その後ろにあるソファに奥に行こうとしたところ、車いすが通れる幅ではなかった。

その場にいた女性が親切に荷物を置いていたソファをずらし、車いすが通れるようにしてくれたたため、お礼を言った。
おやつを提供しようとしたところ、その女性が私に「どちらの施設ですか？」声を掛けてきた。
「○○です。」と返答したところ、その女性は知っていると返答した。
続けて、私は「そうなんですね。ボランティアで来たことがあるのですか？」と声を掛けた。
私も今の施設に長年いるが、その顔に見覚えはなかった。観たことがあるかもしれないがその時には思い出せなかった。

その女性は私に向かって「○○（ある利用者の氏名）の母です。」と言った。
その名前に聞き覚えはあった。
私はその利用者のいるフロアーの隣にいたことがあり、その家族が職員の支援に対し厳しい注文をすることで有名だったからだ。