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mixiユーザー(id:64705974)

2019年10月22日00:31

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私は脳なのか

"微分積分いい気分"とか言うくらい文系の私がか,なんか科学的なお話をする回(誰得).

唯脳論という高名な学者さんの著した本がある.読んだ事はない.だが読まずとも分かる.きっと脳について書いた本なのだろう.
一般的に唯脳論というと,つまり"自分=脳"であるという論理のことである.脳があるから自我が発生して,我々は現実を認識できる.すべては脳である.それで脳の事について科学者の皆さんが熱心に研究していると言うわけ.

SF的な話のネタとして,近未来に身体にICチップを埋め込むとか,頭にUSBを差す時代が来るかもね,なんて冗談をお酒の席などで楽しむ時があるのだが,唯脳論的に,頭にそんな事したらいつでも遠隔操作で洗脳されるし,いつでも自分という存在がサイバー攻撃の脅威に晒されると思うと,怖い.家に引きこもっていても逃げられないなんて...
"犯罪はなくなります.あなたは犯罪のない世の中を望まないと言うのですか?"
"うう...しかし..."
"大丈夫です.万が一ハッカーにやられて,自我が崩壊しても,ルンルンだった頃のあなたがiCloudにバックアップされてあります."
それなら私はデータのままが良いわ!みんなボルサリーノよろしくピカピカの実の能力者・光人間!

さて,唯脳論については知った時から,なじめる気がしなかった.その万能にして無敵な論法という感じが.でも思ったのだけれど,すべてが脳であると言うが,厳密には脳で起こる事,それを駆け巡る神経伝達物質だのシナプスだのの発火が重要らしい.それなら別に脳でなくても良いのではないか?素人の私はそんな風に思う.目の前に机があると思っても,現実には無いかもしれない.それは脳が見せられている幻かもしれないから.しかし確かな事は,この机を認識しているように感じる私があるところの発火である.この視覚,触覚を発生させるところの発火.我思う故に発火あり.いや,我こそが発火なり.ヤハハハー.
そうなると某SF映画のように,私の本体は水槽で培養されているかもしれない.もっと言えばそれは人間の体を成している必要もなく,脳だけを培養液に浸けて電極を差しているのでも良い.その方がスペースが省略できて良い.ミニマリストの極み,ここに有り.
もっと言えば,それは脳なくても良いのだ.コンピュータ基盤でもエーテルでも良い.神経伝達物質が伝播して,発火が起こるところさえあれば良いことになる.我々はその場所は脳であると思わざるを得ないが,それは脳が見せている私と考える私の信念に他ならない.唯脳論的発想(?)もこう突き詰めると,自壊する.絶対確実にして疑い得ないのは発火なのだから,発火が脳に起ころうとそれ以外の場所に起ころうと同じ事.いやいや,脳でそれらが発生してこそ自我が生じるというのなら,"私=脳"という説明は何の説明にもなっていない."適度にシワ感のあるあのお豆腐すごく可愛い"みたいなフェチだと言うならわからなくもないが(いや,フェチとしてはわからないのだが).

さてこれだと現実はすべてVRみたいなものという事を唯脳論が言っているような話になってしまうので,机の話をもう少ししようと思う.
机があると思うのは,脳が産み出した視覚と触覚などが織り成す夢(VR)だと仮定しても,それがヴァーチャルでない事は,実際に机だと思われる何かに,自分の移動が妨げられる事で確かめられるだろうと思う.リアリティとして何かがあるという事は,障碍物として分かる.本当はすり抜ける事ができるのに,視覚と触覚の夢に支配されて,存在しない机を思い込み故に私は貫けないのだ,なんてそんなバカな事は想定しない.だから現実として,何かがある(第一世界).その第一世界の内,人間の世界とは,認識能力(脳)によって限定されたものの事を言う(第二世界).たぶん唯脳論というのはこういう事を言っているのだろう(これだとかのドイツ観念論と一緒くたな気がするから,何か別なことを言っているだろうと想像するけど).
これに私は,第三世界を加えたくなる.現実にそれ自体はないけれど,現実を認識するにあたって必要になってくる論理(たとえば"7つの◯◯"という◯◯から,7だけを取り出す事はできない)による世界...とでも言えば良いのだろうか(これは明らかにラカンの現実界・象徴界・想像界という発想を意識したものだと自覚するが,ラカンの事はさっぱり分からないので,シンプルに第X世界と言う).
第一世界 : 現実
第ニ世界 : 意識(現実を認識する)
第三世界 : 精神(意識を認識する)
と整理したくなる衝動に駆られるのだが,どうも語感が合わない.それに精神を認識する何か(第四世界)が無いと考える根拠もない(その第四世界を認識する第五世界は...云々).

さて,何の話をしていたんでしょうか.

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