ラグビーＷ杯2019 in札幌

９月20日は色々と用事があって忙殺されたのだが、時間に余裕もってに羽田に着けた。
新千歳空港からが遠くて乗り継ぎも不便なので定刻に着いてもらって空港から駅へ急いで移動して早いエアポート快速に乗りたかったのだが、使う機体が遅延して到着の上に離陸時間も遅れての到着となってしまった。
札幌駅から地下鉄南北線で真駒内へ。そこからじょうてつバスに乗り継いでこの日は定山渓温泉に泊る。
「定山渓大橋」のバス停を降りると冷え込みがきつくなっていた。夜道を歩いて宿に到着。安いドミトリーでもなく、豪華バイキングが売り物のホテルでも無く、民宿でもペンションでも無い宿。
定山渓温泉は外国人旅行者が多いと聞くがこういう特長の無い素朴な所は彼らから目こぼれるのであろう。
お湯は良いし、部屋は綺麗だし、朝食は量も味も適当で喧騒さがなく短い滞在時間が惜しいくらいの宿だった。
昨年紅葉を見に通過したのを除けばここは31年ぶりの再訪である。当時は父が勤める会社の保養所に泊ったのだが、その場所が分からない。チェックアウトをした後に、歩き回って見たが、保養所を出てバス通りまでに定山渓大橋と定山渓ビューホテルが見えたのを思い出した。それらしき位置に廃屋があったが、そこだったように思う。
バスの時間まではまだあるので散策続ける。原泉公園というのがあった。この温泉の開祖の定山の像があり湧出する湯に濡れていて、近くに足湯があったが、ここが温泉の発祥の地なのかよくわからない。
散策路を通り二見吊り橋を渡る。一月後には紅葉で染まるのであろう。「定山渓バス停」の近くにスポーツ公園があるが、そこが定山渓鉄道・定山渓駅跡であるらしい。拙宅にあるアルバムに「定山渓駅にて」と乳児の私だったか姉だったかを抱く
母の写真があるのだが、撮った父は鉄道に興味がある人でも無かったので駅が分かるような背景が映り込んでいない。父にとっても上記保養所に行くのに頻繁に定鉄には乗っていたらしいから珍しくも思わなかったのだろう。
帰りは札幌駅行直行バスに乗った。
今度は地下鉄東豊線に乗って福住に着いたが、札幌ドームには向かわずに「つきさっぷジンギスカン園」に向かう。
ここは農業学校を経営している法人の経営でマトンジンギスカンをタレで味わえる。守衛兼案内の人によると夏の間盛況だったので肉不足となり食べ放題無しとのことだが、こちらもそれほど食欲があるわけではないので問題ない。
サッポロ黒ラベルの小ジョッキにしておいた。中ジョッキを見せてもらったら結構な大きさで良心的な値段設定である。
満足して今度は札幌ドームへ向かう。どういうわけか複数の豪州人にテイクピクチャーを頼まれた。スマホの撮影に慣れていないので、ちゃんと写っていなかったらごめんなさい

札幌ドームはフットボールと野球が兼用の競技施設なので普通の野球場や球技場に比べて変わった内部構造である。オフシャルグッズを買おうと思ったが、ビールを買う列とグッズの列がカオス状態だった。キックオフの時間に遅れてフィジーの「シンビ」を見逃したら何のために札幌まで来たのかも分からないのでグッズ購入は諦めた。
主催者側にも問題があるが、買う側も自分の服のサイズくらいは把握してから買えと言いたい。ラガーシャツ・Tシャツの類いは大雑把な着方で良いだろうに。
ビールはHeinekenのみ。上記ジンギスカン園の小サイズの量を１０００円で売るぼったくり価額でも飛ぶように売れていたから良い商売である。
試合の内容は省く。
試合後はドームを出るまでは大変だったが、出れば存外スムースに福住駅までは行けた。
これからは乗り鉄である。「ドニチカきっぷ」を買っていたので栄町まで乗って反対側のホームに停まる電車に乗り換える。豊水すすきので降りて、歩いて市電のすすきの電停へ。新しく開業した区間を乗って西４丁目電停で降りて南北線大通から麻生まで、そこから反対側のホームから大通に戻って東西線に乗り換えて宮の沢へ。反対側のホームから新さっぽろ行に乗って新さっぽろで北海道内の鉄道は完乗である。
JR新札幌からエアポート快速に乗って新千歳空港へ。帰りの便も遅れたが、お陰で鎌田駅行のシャトルバスに良い待ち時間で乗れた。