元農水次官 長男殺害で懲役6年
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元次官はイキロをプレイしていたんだと思う。
高難易度のアクションゲーム。
裏ゲームオブザイヤー2019受賞作品。
発売は44年前。製作は45年、いやもっと前か・・・。
いつ発売されたのかはわからない。しかし今年の受賞作品。
最初は簡単だったはず。何の問題もなかった。そしてクリアまでプレイした。すべて順調だった。
しかしあるとき周回プレイが始まった。
息子が狂暴になってからは周回プレイ。周回プレイの回数は約30回。
何度も死んだ。心が死んだ。体も傷んだ。人が死んだ。
このゲームには「回生」というシステムがあった。回生とは一度死んでもその場で復活して敵と再戦できるシステム。同じ敵に二回死ぬとゲームオーバー。
熊沢は何度も立ち上がった。毎日毎日、気分で変化する新たな敵と戦い、だが諦めずに何度も何度も立ち上がった。
プレイ時間は44年。44年間、同じゲームをプレイした人間はおそらくいないだろう。
44年が過ぎたある日、熊沢はゲームに疑問を感じた。
「これは・・・このままでは勝てない」
「何か、別の何かがあるのでは?」
必死だった。熊沢は必死に探した。
あらゆる感情が交錯する中で。
心身共に限界が近づいている危機感に怯えながら。
そこでついに熊沢は見つける。
「真の回生」を。
回生と呼ぶにはふさわしくない。なぜならそれはステータスが跳ね上がる覚醒のような能力だったからだ。
ドラク〇で例えるなら10倍バイキルト、10倍ピオリム、更には概念のような武器を手に。30回攻撃仕様のはやぶさの包丁だった。
敵も驚いた。まさか2度目の回生があるとは考えてない。しかも能力アップ。
敵「迷えば敗れる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
敵「ん?」
熊沢「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
敵「なに!?(二度目の)回生・・・だと!?」
これが少年漫画であれば胸が熱くなる展開。
傷ついた仲間への想い。
散っていった仲間のため。
そして信じた未来への復活。奇跡の回生。
無敵を倒すための無敵の奥義。
熊沢は越えた。
この世界を。
熊沢は変えた。
この未来を。
誰かの100年を6年に集約させて。
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