9月6日から公開の映画
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』
中野京子の『怖い絵のひみつ。』の中でも、貧しい母娘が床に置かれた火鉢で心中する場面を描いた
「不幸な家族(自殺)」は、映画の内容そのものだ
斜めの窓際(屋根裏部屋?)に雪が積もって、顔面蒼白の娘は既に死んでいる
これから死んでゆく母親が見上げてるのは、聖母マリアとキリストの絵
ところが、キリスト教では、自殺は地獄行き
だから、生きるも地獄。死んでも地獄。という、救いのない絵になっている
貧困が見る者へ本能的な恐怖感を与えるのに、作者のニコラ=フランソワ=オクターヴ・タサエールも貧困が原因で自殺している
映画の内容に「階級が貧困の原因」を盛り込むのは、残酷か?(190913)
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