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2020年05月28日17:18

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人民元が安値で推移

人民元急落 揺れる一国二制度、世界に影響
編集委員 永井洋一
2020/5/28 13:08

香港の高度な自治を認めた中国の一国二制度が「香港国家安全法」によって動揺し、中国本土と香港の金融市場に衝撃が波及している。中国通貨の人民元が急落し、本土マネーが香港に逃避。本土投資家による香港株買いは記録的な水準に膨らんでいる。今後、香港を「中継地」として、欧米に資本が流出するようだと人民元安が加速して中国経済が危機に陥るリスクが高まる。景気と金融の両面で世界経済への影響も大きくなる。

28日の上海外国為替市場で人民元は1米ドル=7.16元台後半と前日の日中取引の終値に比べ0.012元程度安い水準に下落した。2019年9月に付けた過去10年間の安値をうかがっている。

政治的な対立が深まる米国への対抗手段として中国当局が意図的に通貨安を容認しているとの見方が多いが、多額の米ドル建て債務を抱える中国にとって自国通貨安はもろ刃の剣だ。資産防衛目的で人民元を手放す本土マネーも急増しているとみられる。

香港取引所のデータによれば本土投資家による香港株買い、いわゆる「南行き」の買越額は北京で全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が始まった22日から27日までの4日間に119億香港ドル(1650億円)と直前4日間の3倍強に膨らんだ。

今年に入って「南」に向かう本土マネーの勢いは加速している。年初から5月27日までの約5カ月間の買越額は2770億香港ドル(3兆8500億円)で19年3月から12月までの累計(2610億香港ドル)を上回った。

金融面における一国二制度の骨格は香港ドルの値動きを米ドルと連動させるペッグ制にある。1米ドル=7.75〜7.85香港ドルの範囲で推移するよう、中央銀行に相当する香港金融管理局(HKMA)が介入する。

香港ドルと人民元の関係でいえば、仮に一国二制度が廃止され香港ドルを人民元にペッグさせるとなると、「人民元を切り下げるか、香港ドルを切り上げる必要が出てくる」(第一生命経済研究所の西浜徹氏)。例えば世界共通のマクドナルドの「ビッグマック」の価格を香港と中国主要都市で比較すると、香港の方が安いためだ。こうした「裁定機会」の発生を見込んで本土マネーが香港に流れ込んでいる可能性がある。

ペッグ制の放棄は国際金融市場にとっての影響も計り知れない。ペッグ制維持のため外貨準備としてHKMAが保有する3兆4000億香港ドル相当の米ドル資産が不要になるためだ。その結果、米国債が大量に売却されれば米金利の急騰などのショックを引き起こしかねない。

市場では、すでにペッグ制の放棄を見込んだトレードがみられる。金融仲介のタレットプレボンによれば、香港ドルと米ドルを1年後に受け渡しする「フォワードレート」は25日に1米ドル=7.83香港ドル近辺に急落。変動枠の下限に接近した。その1週間前は7.77香港ドル付近だった。香港ドルの先物相場の下落は本土マネーが香港経由で第三国に流れる兆しでもある。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL28HJK_Y0A520C2000000/
>その結果、米国債が大量に売却されれば米金利の急騰などのショックを引き起こしかねない。

全然大丈夫です。
米国内の景気急落で、海外に出回っていた米ドルが国内回帰を起こし、資金不足になっています。
お陰でレバノンやアルゼンチンがデフォルトを起こしてます^^;
あっという間に金融国際市場内で米国債は売り切れますw

香港封鎖が本格化すれば、中共本土や香港から資本が流出するので、人民元と香港ドルの価格がじわじわと下がって行くでしょう。

6月の大規模香港デモを習近平がどう捌くか見ものですねw
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