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2020年03月27日14:42

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5月までにエンタメ市場の4割が消失

ぴあが恐れる5月危機 エンタメ市場、4割消失も
編集委員 中村直文
2020/3/27 5:00

新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な影響が広がっている。観光や外食とともに直撃を食らっているのが、コンサートやスポーツイベントなどライブ・エンターテインメント産業だ。チケット大手ぴあは5月まで公演中止などの対応を迫られれば、市場の4割が消える危機的な状況に陥ると警鐘を鳴らす。タレントや裏方など業界を支える人たちへの支援策を求める声も日増しに強まっている。

ぴあの矢内広社長は、首相官邸にエンタメ産業のダメージを試算した資料を届けた。これを見ると、3月23日までに中止・延期になった公演や試合の総数は8万1000本。入場できなかった観客総数は5800万人に達する。そしてその損失額は1750億円に上る。同社は2019年の市場規模を約9000億円と見積もっており、その19%に相当する規模になる。すでに11年の東日本大震災を上回るマイナス幅となっているという。

さらにこの試算には先がある。大型連休を含む5月末まで開催できない場合の損失もはじいている。中止・延期の公演・試合の総数は15万3千本となり、入場できない観客総数は1億900万人に及ぶ。損失総額は3300億円と、市場規模の40%近くに上る。壊滅的な数字といっていいだろう。

しかも、ぴあの試算にはレジャー施設や映画館は入っていない。例えば、オリエンタルランドの減収を1人当たりの支出などから換算すると、1カ月以上の閉園で数百億円の損失になる。

これまでに開催を決行したコンサートや格闘技イベントはあったが、多くは感染防止、観客への配慮から中止・延期を余儀なくされた。大相撲やプロ野球の無観客開催を見ると、改めてファンあってのイベントだと痛感する。

エンタメ産業の主軸は、中小の独立企業が多い。労働集約的で、アーティストの人的な資源に根ざしている。試算で分かるように被害が甚大すぎる。しかも、今回のような感染症の流行で中止になっても損失補償は難しいと言われる。長引けば長引くほど、経営のダメージは大きく、破綻する例も出てきそうだ。

ぴあ自体の経営にも影響が出ている。2020年3月期決算の連結純利益は7億2000万円と予想していたが、前期比88%減の1億円になるもよう。同社も資金手当てを厚めにして、難局に備える構えだ。

ぴあの幹部は「エンタメ業界では4月は公演を開くのが暗黙の了解になっている」と話す。東京五輪の延期でアリーナなど大きな会場を使いやすくなるのは唯一の光明だというが、首都圏での感染爆発も懸念される状況になっており、先行きは予断を許さない。

エンタメ先進国の英国では、アーティストを支援する動きが広がっている。日本も消費の主軸がモノから体験型の「コト」へとシフトが進んでおり、エンタメ産業は成長戦略には欠かせない存在だ。不要不急の消費があってこその豊かさだろう。なんらかの支援策を講じないと、才能が枯れてしまう。それでは余りにもったいない。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57273980W0A320C2I00000/
エンタメ市場の消失でもっとも損害を受けるのは、新聞やテレビです。
スポンサー自身もネットの台頭で広告代を渋ってますw

都市銀行みたいに統廃合される時が来るかもしれません♬

朝日新聞社、中間決算で「単体赤字」 デジタル分野への注力進めるが...
2019/11/26 21:41
同社はメディア事業と不動産事業を主力とするが、祖業の"紙"が経営を圧迫しているのは周 知の事実。(抜粋)
https://www.j-cast.com/2019/11/26373667.html

テレビ局が夏に社屋イベントを開催するワケ
5年後の東京オリンピック開催を視野に
中原 美絵子
2015/08/13 8:00
テレビ局の夏イベントは、「放送番組の宣伝」、「街のにぎわいの創出」「テレビ広告収入拡大のための顧客(スポンサー)サービス」「イベント事業の収益拡大」という、複合的な要素を持っている。(抜粋)
https://toyokeizai.net/articles/-/80218
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