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2020年01月19日22:10

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自衛隊の装備は購入するだけで無くメンテナンスが大切

【国防最前線】装備品の老朽化進み…防衛費そのものを増やすことが必要 自衛隊の「本質」を知ってほしい
2020.1.19

 「予測できない難しさがあるんですよね…」

 これは国内装備品関連企業の偽らざる言葉である。近年、「防衛費が増えている」というので、さぞかし仕事が増えているだろうというのは素人考えだ。前回の連載で指摘したように、防衛費の「一般物件費」は、米軍駐留や基地対策という自治体などに使われる経費の割合がかなり多いうえに、米国からの購入が多大なウエートを占めるようになり、国内企業に落ちる部分は減るばかりだ。

 もちろん、日本の会社に予算を使うことが目的ではないが、自衛官が必要なものを我慢しているということである。そこで、不足を補っているのが補正予算だ。令和元(2019)年度補正の防衛関連は約4200億円が計上された。河野太郎防衛相も言及しているように、災害派遣に従事する隊員の活動に資する物品などが購入されたことは妥当だろう。

 ただ、昨今は本予算で不足している分を、補正予算で計上する場合が多い。「ゼロよりはいい」のはもちろんだが、製造業としては急な要請となり、納期もあるため人員や設備のやりくりに追われることになる。しかも翌年から同じように仕事があるわけではない。

 そもそも、補正予算は毎年のように大規模災害に襲われていることに起因しており、防衛費の不足を災害の発生で補っているともいえる、皮肉な現実だ。防衛費そのものを増やすことは、やはりどうしても必要なことなのだ。

 よく装備品を「買う」ことが話題になるが、それよりも現場で重要なのは整備や修理だ。民生品とは違い、過酷な環境で使用する防衛装備品は頻繁に破損する。それを速やかに修理する能力こそが精強性であり、単に高額な装備を持っているだけではダメなのだ。

 陸上自衛隊では、装備の老朽化が進み、補用部品が手に入らなくなっている。「30年前の部品を廃車工場に探しに行ってきた」などという話がザラにある。

 なぜ、そんな苦労をしているのか?

 陸自予算は、地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」や、垂直離着陸輸送機「オスプレイ」がなければ1000億円近くも減っているからだ。トイレットペーパー不足はあくまでも象徴的な事象であり、そのことだけに関心が向けられる事態になってしまったのは残念だ。

 また、「災害派遣などで隊員が悲惨な環境下で活動しているのはかわいそう」という同情論があるようだが、現場からはむしろ「バカにしているのか?」という声さえ聞かれる。

 快適な環境に慣れ切った現代人には理解し難いかもしれないが、不条理な中でも「誰かのために全力を尽くせる」のが自衛隊であるという本質こそ知ってもらいたい。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200119/pol2001190001-n1.html
防衛費が増額されても、最新兵器に予算が回され、購入した装備のメンテナンスに回される予算が少ないのが現状です。
そのうちドイツ軍みたいに、稼働する戦車が67輛(稼働率23%)なんて自体になりかねません^^;

平均稼働率は20%? ドイツ軍、戦闘機「トーネード」や歩兵戦闘車「プーマ」等の稼働率
2019.11.28
https://grandfleet.info/military-trivia/german-military-20-of-average-equipment-availability/
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