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2019年10月23日22:47

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米グーグルが量子コンピューターを試作して性能を実証

量子コンピューター、スパコンしのぐ性能実証 米グーグル発表
2019.10.23 20:21

 量子コンピューターが従来のスーパーコンピューターよりも計算問題を早く解けることを初めて実証したと、米グーグルが23日発表した。同日付の英科学誌ネイチャー電子版に論文が掲載された。量子コンピューターの革新性を実証し、その存在価値を確認した論文として注目されそうだ。

 発表によると、世界最先端のスパコンでも1万年かかる難しい計算問題を、同社の量子コンピューターの試作機はわずか200秒で解くことができた。

 世界的な開発競争が続く量子コンピューターは、従来のコンピューターでは困難な大規模計算が可能になると期待されてきたが、これまで実証されていなかった。

 従来のコンピューターの性能を上回ることを示す「量子超越」を達成したと同社は主張しており、量子コンピューターの開発競争がさらに激化しそうだ。

 同社はスパコンの計算速度の世界ランキングで現在トップに立つ米オークリッジ国立研究所の「サミット」など複数のスパコンと比較した計算実験を行った。

 今回の成果は、ある特定の計算について、量子力学の特性を使った計算方法が従来のコンピューターの計算性能をはるかに上回ったことを示す。さまざまな計算に利用できる汎用(はんよう)型の量子コンピューターの完成には、まだ時間がかかる見通しだ。
https://www.sankei.com/economy/news/191023/ecn1910230034-n1.html
蓮舫がケチを付けていたスパコンを遥かに凌ぐ量子コンピューターの技術で、日本は1位になれませんでした^^;

この発表で、世界中が開発に力を入れるでしょう。
なにせ国家レベルの暗号を解いてしまいます。

量子コンピュータが暗号技術の安全性を脅かす?
株式会社NTTデータ システム技術本部 セキュリティ技術部 課長代理 小黒 博昭
2018.6.11
量子コンピュータによる解読に対する世界の対応動向
米国では、2030年頃までに暗号鍵長2,048ビットのRSA暗号(公開鍵暗号の一つ)を解読可能な量子ゲート型コンピュータが実現し得ることを想定し、2026年頃までに米国連邦政府で使用する公開鍵暗号を耐量子コンピュータ暗号(量子コンピュータでも解読が困難な暗号)に移行する予定であることが示されています。その一環として、耐量子コンピュータ暗号を公募し、その後3〜5年かけてその安全性を評価する計画が示され、2017年11月末までに69件の応募があったと報告されています。
欧州では、2017年9月から、耐量子コンピュータ暗号を標準化するためのロードマップの検討が開始されています。
日本においても、電子政府推奨暗号リストを管理しているCRYPTREC(※5)において耐量子コンピュータ暗号の調査が開始されており、さらに有識者らによる公開ディスカッションが開始されています(抜粋)
https://www.nttdata.com/jp/ja/data-insight/2018/0611/

対応するには、耐量子コンピュータ暗号を作らないといけませんが、演算の高速化は必須です。

量子コンピュータ時代到来後に備え、今から耐量子コンピュータ暗号を開発する理由
2019年02月27日 05時00分
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1902/26/news021.html

つまり国の安全保障の為にも量子コンピューター開発は加速するのです。
飛行機が発明されて1世紀も経たない内に、音速戦闘機が空を飛んでいます。
数年後には世界各国が量子コンピューターの試作機を発表してもおかしくないです。

まさかグーグルが発表するとは^^;
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