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2019年08月26日00:31

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GSOMIA破棄で機密情報が韓国経由で漏れるリスクが減少w

実は利点も 日韓軍事情報協定破棄の真実
編集委員 高坂哲郎
2019/8/23 23:00

韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を延長しないと決めたことに日本や米国で困惑や失望が広がっている。ただ、日本の安全保障関係者の間では事態を静観する向きが多い。日本が提供した機密情報が韓国経由で中国などに漏れるリスクが減ることなど「今回の失効決定には利点もある」(日本の安保情報関係者)との指摘さえ聞かれる。

■韓国経由の機密漏洩を恐れていた日米

「韓国の情報機関、国家情報院の幹部が定期的に北京を訪れ、日本や米国が提供した機密情報を中国に漏らしているようだ」――。別の安保関係者は以前、米国防総省高官からこう告げられ、互いに困惑した表情を浮かべたことがあったという。このため日本側は日韓GSOMIA経由での情報のやりとりに細心の注意を払い、こちらの持っている情報を無条件に韓国に渡すことは厳に控えてきた。「韓国から提供された情報の中には、日本側を誤った方向へ誘導するためとみられる虚偽情報が含まれていたこともあった」という。

GSOMIAは軍事上の機密を交換・共有するためのいわば「パイプ」にすぎず、これがあるからといって、実際にたくさんの情報をやりとりするとは限らない。実際、2018年12月に日本海能登沖海域で不審な動きをしていた韓国海軍艦艇が、監視飛行中の海上自衛隊哨戒機に火器管制レーダーを照射するという事実上の「撃墜予告」事件を起こして以降、日韓防衛当局者間の関係は冷え込み、GSOMIA経由でのやりとりもかなり細っていたようだ。

16年に日韓間でGSOMIAが発効する以前、日本は米軍経由で韓国の機密情報を入手していた。米軍と韓国軍は韓国防衛のため米韓合同軍を組んでおり、その指揮権は米軍が握っている。米軍がこの立場を失わない限り、朝鮮半島に関する重要情報を韓国軍から吸い上げることができる立場であり続ける。日本からみれば、日韓GSOMIAの失効後も、米軍経由で情報提供を受けられる発効前の状況に戻るだけということになり、失効による被害は実はそう多くはないのだ。

実害を受けそうな立場があるとすれば、韓国経由で日本に関する情報を得ていた中国軍や、韓国内に根を張っているとみられる北朝鮮などのスパイ網だろう。

「日韓GSOMIA失効で東アジアの安定が揺らぐ」とか「中朝ロシアを有利にする」という見方は実態を踏まえたものとは言えない。にもかかわらず日本が過剰反応すれば、「反日」をあおって求心力を高めたい文在寅(ムン・ジェイン)政権を利してしまう。

■米軍も韓国とは距離をとりはじめた

今回の文政権の日韓GSOMIAに関する決定に対し、米政府は「失望した」と明言した。ただ、実のところ米国は「失望」を通り越して、韓国との間にじわじわ距離を置き始めている。

「在韓米軍所属のはずなのに、なぜか在日米軍基地にいる米軍の士官や兵士がいるようだ」――。筆者が日本の安保関係者からこんな話を聞いたのは今年に入ってからだ。朝鮮半島有事への備えに加え、過度な親北朝鮮姿勢を隠さない文大統領への懸念から、米軍が駐留兵員の数をひそかに減らし、日本などに移し始めているのだという。

ただ、米軍は韓国から完全撤収するつもりはなく、韓国内に基地を置ける限りは断固維持する方針のようだ。米軍にとって今や最大のライバルになりつつある中国軍の動向を監視するうえで、韓国の地の利を生かさない手はないからだ。文政権やその後継政権が親北朝鮮に傾斜し続け、先々米韓関係の冷え込みが顕在化しても、在韓米軍は韓国内の「陸の孤島」のように存在し続け、米国が敵対関係にあるキューバ領内にグアンタナモ基地(米国が革命前のキューバ政府から租借)を維持しているのと似たような形になりそうだ。

■「世界の二極化」の中での韓国の変心

1991年にソ連が崩壊したのは、米国が経済力の相対的に弱かったソ連に軍拡競争を挑む「負担強要戦略」が功を奏したためだった。現在の中国が急速な軍拡を続けていられるのは、米国中心の自由経済に根を張って利益を上げながら、米国由来の最新技術という果実を巧みに軍事に転用しているからだ。トランプ米政権が近年、中国企業や留学生などの締め出しに着手したのは、冷戦時代の米ソ関係のような経済面での「没交渉」を部分的にでも再現することで、中国には不利な軍拡競争に同国を追い込む新たな負担強要戦略を発動しているからだ。米国がこの方針を変えない限り、「世界の二極化」という大きな流れは変わらない。

こうした環境下で韓国は、自らの意思で日米など西側陣営を離れ、北朝鮮や同国の後ろ盾である中国やロシアの側へ走ろうとしている。だとすると、日韓GSOMIAの失効は、大方の反応と違って必然的な動きのようにもみえる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48928110T20C19A8000000/
戦略物資の横流しだけでなく、日米の軍事機密も横流ししていたわけね^^;
GSOMIAを切られてむしろ運が良かったですw

今後日米は韓国を北朝鮮同様仮想敵国として扱う事になるでしょう。
日本周辺も香港同様ターニングポイントを迎えてます^^;

“仮想脅威”は韓国! 日米合同軍事演習で描かれた衝撃のシナリオ
「南北統一」を希求する文在寅大統領をアメリカは警戒している
「文藝春秋」編集部 2019/08/21
source : 文藝春秋 2019年9月号
https://bunshun.jp/articles/-/13486
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