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2018年11月26日22:31

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麻縄染色研究 (1)

まずは目的を優先順位で並べるとこうなります。
 
 1、1セット10本の縄を全て均等に同じ色に染める。
 2、今後再び縄を染める機会があったときには同じ色を再現できるようにする。
 3、ムラなく染める。
 4、美しいワインレッドに染める。
 
ツートンカラーの悲劇を防ぐのが最優先です。


次に染料の選定をします。作業工程を確認し、作業に必要な材料、道具、設備などが揃えられると判断できれば決行です。

で、麻縄、染料とかで検索したら真っ先に出てきたのが「ダイロン」。その中でもダイロンマルチのボルドー色はイイ感じの色に見えます。

使用法ですが公式の説明によると布約250gを染めるのに

 1、耐熱容器に染料1袋を入れ、500ccの熱湯(80°c)で溶かし「溶液」を作る。
 2、耐熱容器に6000ccの熱湯(80°c)を注ぎ、塩30gと1の「溶液」を混ぜて「染め液」を作る。
 3、「染め液」に麻縄を浸して20分間もみ洗いするようにして染める。

と、あります。染めた後にも工程はあるのですが、とりあえずここまでが前半部。

今回の目的の最優先は全ての縄を均等に同じ色に染めること。その為には10本の縄を1度の作業で同時に染める必要があります。同じ染め液を使い、同じ容器の中で染め、同じタイミングで洗うわけですね。

すると疑問が。
布約250g分の染料で8mの麻縄10本は染まるでしょうか?麻縄10本を手に持ってみたところ500mlのペットボトルよりは重い気がします。
麻縄の重さに従って染料の量を調整することもできましたが、また別の機会に染めたときには同じ色を再現できるようにするのも今回の目的の一つです。半端な量で微調整すれば同じ色を再現するのは難しくなるでしょう。

なので単純に倍の染料で作業することにしました。
すると作業に必要な物は「溶液」を作るために2袋の染料と1Lの熱湯とそれが収まる耐熱容器。「染め液」を作るために12Lの熱湯と60gの塩、そして「溶液」と「染め液」と麻縄10本が収まる耐熱容器が必要になります。

無理だろ。
一般家庭で一度に12Lの熱湯を作るのは。
13Lの液体に麻縄10本浸せる耐熱容器ってラーメン屋の寸胴鍋くらい?
無いですよ、そんな物は。

ここで頓挫です。
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