国債の流動性
全ての 流動債権は第三者に譲渡されなければ流動性があるとは言えません
例えば銀行が国債を持っていたとしましょう
国債を保持していただければ どこにも譲渡していないわけですから流動性はないわけです
例えば郵便局のようなところが個人向け国債を売ったとしましょう
それだけで流動性があるというわけではありません
その個人向け国債が第三者に譲渡されて初めて流動性があるということになります
A 所持していた国債 B に譲渡します
B 所持していた国債を C に譲渡します
ABC
この三角関係が形成されて初めて流動性があると言えます
日本の場合銀行が国債を何の利用目的もないまま保持しているだけで
流動性のある債権とは言えない状態になっています
そしてそういう体質のある国は海外になかなか国債が出ません
そのため外国から評価が悪くなり
格付けが下がる理由になっています
近年では格付けが下がっただけではなく本当にヨーロッパで元本割れも起きてしまいました
こうした傾向のある国は財政破綻がされやすい
そのため海外からの日本の評価は国債を含めて
1 日本は外国に商品を売るだけで
他国との間に貿易均衡を失している
2 日本の国債は海外に開かれた 状態になっていない
3 外国に対する貸付金が異常に多すぎる
そのため国際経済社会での中での貢献度が低いという評価がされています
この評価が格付けが下がるわけです
しかしそれを認識していない日本の大手銀行は多いんですね
現場危機感を感じているのは日銀だけということになります
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