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日記一覧

一瞬の夕焼け
2018年05月31日20:49

 今の季節は夕焼けとはほぼ無縁なのだが、今日の夕焼けは見事だった。決して上天気ではなく、雨さえあったにしてはほんの一瞬だが、見事な夕映えを味わうことができた。これで当分見なくてもいいという程で、生きていることの妙味を感じる時間だったのかも知

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 人類が生活世界で発見し、大いに頼った原初的な数学概念は「多数性」と「空間性」だったようである。多数性は動植物や日付、日数を数えることに、空間性は土地の広さ、水量を表すことに関わっていて、それぞれが後に「算術」と「幾何学」に発展することにな

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ナツツバキ
2018年05月31日04:36

 ナツツバキは古くから寺院などの庭に「シャラノキ」と呼ばれて植えられてきました。『平家物語』は「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」で始まります。ブッダが涅槃に向かうその時,周囲の沙羅の木は一斉に

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へーべ
2018年05月30日15:55

 「へーべ」はギリシャ神話のヘラクレスの妻の名前で、別名「トラノオノキ(虎の尾の木)」。紫色の小さな花が集まって房状に咲きます。へーべの花色は紫の他に、白、ピンクがあります。ニューギニア、ニュージーランド、南アメリカ原産の常緑小低木、草丈は

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 私たちの経験を外から俯瞰的に眺める場合も、経験する内容を内から意識する場合も、いずれの場合も何かの変化を経験していることについては共通している。経験すること自体、そして時には経験する内容も共に因果的な変化であり、その変化の最も基本的なもの

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 アジサイ属の野生種は、アジア東部と南アメリカに約30種が分布しています。低木から亜高木、つる性と変化に富んでいます。育てやすく、花の少ない初夏に開花し、花も美しいために世界で広く栽培されています。品種改良では、日本原産のガクアジサイとその品

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<パルメニデス哲学:不変性と次元>ギリシャ哲学の最初の関心は自然に向けられ、自然の謎を既知の自然のものを使って考え、説明するという、いわゆる「自然主義、物理主義」の原型が生み出された。ターレスが偽物の原因として退けたのは自然の中には存在しな

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ピンクアナベル
2018年05月29日05:22

 直に梅雨入りだが、梅雨の季節を代表する花となれば紫陽花。紫陽花は日本的だと誰もが疑わないようだが、この画像を見るとそんな信念は吹っ飛ぶのではないか。ピンクアナベルとは随分とハイカラな名前だが、西洋アジサイのアナベルのピンク花種(画像)。台

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続燃料電池バス
2018年05月29日04:44

 去年3月に燃料電池バスが東京駅丸の内南口と東京ビッグサイト間で2台運行を始め、ここでも紹介した。昨日その燃料電池バスに久し振りに乗ったのだが、妙に新しく、見回すと違うタイプのバスだと気づいた。新しい量産型の燃料電池バスとのことで、同じ路線に

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 物語は総合的で、何であれ使えるものはすべて使って私たちを誘惑し、虜にしようとする。人間のすべての感覚に訴え、詠い、語り、記し、言いたいことを否応なく押し付けてくる。意志も感情も利用し、あらゆる手練手管を駆使して私たちに迫ってくる。物語のも

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スモークツリー
2018年05月28日05:52

 スモークツリーは雌雄異株の落葉樹。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花柄は遠目には煙がくすぶっているように見える。一方、雄木は花序が短く、煙状にはならない。スモークツリーの

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 物語の内容が個別的であることは一般的な内容をもつ理論との大きな違いで、どの物語もあくまで一つの物語なのである。個別性と並ぶ物語のもう一つの重要な特徴は、内容の主題化、そしてそれの問題化にある。 物語を描く、述べる、語ることを通じて、何をど

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ブルーベリー
2018年05月27日04:34

 今では誰もがみんな知っているブルーベリーだが、子供の頃の私にはどこの何とも知らなかった。ツツジ科のスノキ属の小果樹。濃い青紫色に果実が熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばれている。この仲間の植物は、北半球の各地に自生し、欧米では昔

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 哲学の故郷はギリシャと言われるが、世界や人間についての探求は遥か以前からスタートしていた。哲学以前の神話的な世界観と哲学の間のギャップがどのようなものなのか。哲学以前について哲学的に考察した上で、ギリシャ哲学から始まる知的探求を眺めてみよ

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グミ(茱萸、胡頽子)
2018年05月26日05:01

 最近妙にグミが目立つ。湾岸には意外に多く植えられている。グミの実は食用になるのだが、今は誰も食べないようで、しっかり実がついたままである。以前アキグミについて書いたことがあるが、それは子供の頃私が食べたグミだった。今私が近くでよく見るグミ

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理論と物語と、そして…
2018年05月25日06:31

 以後の話に登場する主人公は理論と物語である。それらがどのようなものか先に知っておこう。理論とは第1階の述語論理とその言語によって表現される公理システムとして形式化された科学の知識だとしておこう。要は形式言語で表現された科学知識のことである

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 画像の紫陽花の姿を見て、何が自然で何が不自然かなどとつい傲慢に考えてしまう。当の紫陽花にとって、自然、不自然などと判断されるのは余計なお世話に違いないのだが、私たちはさらに「美しい自然」、「醜い自然」などと図に乗って、自然を自らの享楽の対

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物語の魅力、理論の威力
2018年05月24日09:33

 物語は私たちの心を魅了し、麻痺させるが、理論は私たちに世界を理解させ、支配させる。こんな気障な謂い回しはさておき、物語と理論は共に世界とその中の対象を知る手段。多くの人にはどうでもいいことなのだが、二つがどのような関係になっているのかはは

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スイセンノウ
2018年05月24日04:32

 ヨーロッパ南部原産。ビロードのような白い毛の生えた株と、小さいけれど目立つ整った花が魅力的である。夏、枝の先端のところに5弁花が咲く。色は赤が多く、白いのもある(画像は白)。赤い花が赤い顔に似ているとのことで、酔っぱらった赤い顔から連想し

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ザクロ(石榴)
2018年05月23日05:01

 ザクロの花は6月に入ってからと思っていたのだが、今年は既に咲いていた。子供の頃、近所にザクロの木があって、不規則に裂けた実と種の多さが強く記憶に残っている。西南アジア原産で、日本へは10〜11世紀頃渡来。種(タネ)が多いことから、アジアでは昔

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 まずその奇抜な名前に驚かされる。ツキヌキニンドウは、初夏から秋まで長期間花が咲く、半常緑から常緑性のつる植物。花の外側は紅オレンジ色で、内側は咲き始めは白く、だんだんとオレンジ色がかる黄色に変化する。また、甘い香りも魅力の一つ。 和名は、

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 『般若心経』の実物となれば、空海が書き写したと伝えられている奈良の海龍王寺(隅寺)に残るお経が有名です。実際は弘法大師より古く、1200年以上も前の奈良時代のもので、今でも写経の定番となっています。 ところで、『般若心経』で主張されているのは

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 原産地は南アフリカケープ地方。日本へは江戸時代に観賞用として渡来。葉の間から花茎を伸ばし、濃い桃色の花をつける。花径は3センチから5センチと大きく、花の真ん中は黄色い。 ムラサキカタバミについて既に書いたが、カタバミの種類は結構多く、イモ

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 このタイトルでだらだらと書き続けてしまったのですが、自分の不満だけ表面に出て、空回りでしかなかった感があります。自らの疑問に固執し、「空」思想の実践とは遠くかけ離れた結果になったことには我が身の至らなさを感じ入るばかりです。釈迦自身が実践

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ムラサキカタバミ
2018年05月21日04:14

 歩道の傍、露地によく見かけるのだが、雑草にしては花が可憐で、園芸植物なのだろうと思いながらも、気になっていた。名前がわかれば、それでその植物がわかったことなどには決してならないのだが、何の習い性か名前を妙に知りたくなる。そして、調べた結果

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ダイダイ
2018年05月20日20:52

 橙は文字通り柑橘類の一種。古い時代に中国から渡来。枝に棘ができ、実は酸味が強く苦味がある。さて、「ダイダイ」の名前の由来が面白い。最初、実は「緑色」で、冬に「だいだい色」に変わるが、そのまま次の年の夏まで残ることがあり、その場合「緑色」に

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  近くの歩道では金糸梅の園芸品種ヒペリカム・ヒドコートが例年通り咲き出しています。よく茂った濃い緑色の葉に映えるキンシバイの黄金色の花は、初夏から夏へと移り変わる季節を表現していて、熱中症に注意と知らせているようです。金糸梅は江戸時代に渡

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解答 端的に、いずれの言明もその内容が曖昧で、真偽を決めることができない。その理由は『中論』(そして『俱舎論』)の主張に不正確な点があるからである。極端な謂い方をすれば、『般若心経』に代表される般若系の教義をまとめた空論とその後の唯識

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アカンサス・モリス
2018年05月19日03:56

 アカンサスが濃緑色で光沢のある大きな葉を広げて、雄大な花穂を伸ばした姿は、力強く、人目を惹きつける。草丈が1mを越える大型の宿根草で、6月頃から咲く花は、紫色の萼と白い花弁のコントラストが際立つ。今年は既に咲き始めている。学名のアカンサスは

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ワイルドストロベリー
2018年05月19日03:36

 ハイカラな名前だが、和名はエゾヘビイチゴあるいはエゾノヘビイチゴ。別名はヨーロッパクサイチゴ、野いちご、プチベリー、スノーベリーなど。ワイルドストロベリーは小さく可愛らしい草姿が特徴で、果実はフルーティな香りがあり、古くから食用や薬用に利

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