論理の規則についての具体的な説明です。数式を変形し、計算し、答えを出すのと同じように、記号化された言明(論理式、logical formula)を変形し、別の言明を導出する、これが論理的な推論の一般的なプロセスです。「計算する、証明する、推論する、思考
相対性理論に登場する時間や空間の概念は私たちの常識から相当にかけ離れている。だが、丁寧に考え込まれたモデルを使えば、十分納得でき、合点がいく概念であることが理解できるのである。しかし、20 世紀物理学の根幹にある量子力学が主張する世界の不思
リキュウバイ(利休梅)はバラ科の植物。別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラと様々である。今では庭木、公園木としてよく栽培されている。花期は4〜5月頃で、画像のような白い花を咲かせる。中国の揚子江下流域を原産
キリスト教には宗教についてまだ自覚できない幼児に洗礼を行う教派と行わない教派があります。東方の正教会、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会などはいずれも幼児洗礼を認めていますが、バプテスト教会、アーミッシュなどはこれを認めません。 これと
妙高市がカトリックの牙城だなどとは誰一人思わない。それどころか、妙高市に特定の宗教色などないと断じる市民がほとんどではないだろうか。街を歩いても宗教的な看板やスローガンなどに出会うことはまずない。陣場霊園の広告など見ても、他の日本の都市と
土佐(高知県)の山地に自生し、枝を切ると水気が多いことから、あるいは落葉高木のミズキに葉が似ていることから、トサミズキ(土佐水木)と呼ばれる。早春に葉に先立って画像のような少々変わった花をつける。枝が弓なりに屈曲するため、雑木の庭や芝庭な
新井の願生寺と高田の浄興寺の間の小児往生を巡る論争について述べたのですが、この種の「異端審問」は他にもあります。浄土真宗には、「知識帰命の異安心(ちしききみょうのいあんじん)」という言葉があります。和泉式部の和歌に詠まれていたように、知識
「マングリエティア・インシグニス(Manglietia insignis)はモクレン科モクレンモドキ属の常緑高木。モクレンモドキ属は世界に25種分布し、インシグニスは中国の西部からヒマラヤ、ミャンマーにかけて分布する。和名は木蓮擬き(モクレンモドキ)。中国名
心の壁といえば、雲を掴むようなものと思われがちですが、実は簡単なことなのです。心によって壁がつくられ、外の物理世界と内の意識世界が分けられることは、私たちが認識的な述語(epistemic predicate)を自ら使うことに起因しています。簡単には、心を
ニュースによれば、昨日東京のサクラは満開になったとのこと。桜に限らず、春の花が一斉に咲き始めた感じがする。学校が春休みの間に花が咲き出し、新学期には一段落するというのがこのところの花事情のようである。植え込みのレンギョウもすっかり満開で、
生きものは老いるものだと考え、その老いることに何かと介入するのが人間である。成長と老化を余りに対照的に捉えることが生きることを知る上での誤りの出発点になっていると捉える人は少なくない。そんな人にとっては、成長と老化は対照的どころではなく、
豊洲ぐるり公園の散歩中に目に留まったのがマツバウンラン。葉の形が松葉、花がウンランに似ていることからこの名がついた越年草で、北アメリカ原産の帰化植物。意外に新しく、1941年に京都市で初めて採集された。現在では北関東、北陸地方以西に普通に見ら
子供の頃、風景の中のものはみな大きかった。家も人も、道も川もどれも大きかった。大人になり久し振りに帰省して見る風景の中のそれらに大した変わりはないのだが、みな小さかった。そして、こんな小さいものを昔は大きいと思っていたのだと感慨にふけった
サクラが咲くのと重なるように、枝垂れた枝先の長い穂にたくさんの花を咲かせるのがユキヤナギ。庭や公園によく植えられているお馴染みの植物である。辺りを白一色に変えてしまう程に花をつける。ユキヤナギの和名は、葉がヤナギに似て、白い多数の花が、雪
物理世界に関する基本的で自然な前提となれば、因果性、確定性、連続性という三大前提。これらがギリシャ以来の伝統だったが、それが科学革命で変わり出す。日常世界でのこれら三つの前提は揺るぎない確信に近いものだった。 物理世界の変化だけでなく、神
桃は実だけでなく、花も味わうのが強欲な人の常で、その代表となれば、紅白の八重咲で人目を奪う「源平枝垂れ」。モモの花を鑑賞する園芸品種。 紅白の花と枝垂れ性(枝が垂れ下がること)のあることから、この名前がつけられた。太い幹や枝に突然変異が生
過去の歴史は決まっていて私たちには変えられない。 私たちが変えることができるのが未来である。これら言明は誰も疑わないような真理の典型例の一つと考えられています。過去は私たちの認識、知識とは関係なく決まっていて、未来は私たちが自由に決めるこ
10日ほど前だが、早い桜がもう咲いていると思って見上げたら、少々様子が違う。よく見ると、スモモの花だった。「ベニバ」は、花と同時に出る葉が赤みがかっているためだが、葉も紅色ではなかったので間違えてしまったのだ。別名はアカバスモモ。花は白いが
ヘレン・ケラーは全盲全聾でありながら、言葉を学習することを通じて、人間として見事に生き抜くことができた。動物と変わらなかったヘレンを人間に変えたのがサリバン女史だった。人類が言葉を獲得することによって進化の歴史の中で勝者になれたように、ヘ
この数日ですっかり春らしくなった。それを感じる一つが野原の花の種類と数である。すっかり賑やかになった野原に見つけたのが画像のハナニラ。ハナニラ(花韮)はネギ亜科ハナニラ属に属する多年草で、葉にはニラやネギのような匂いがあり、それが名前の由
九 鬼 隆 一(1852〜1931) 僧は厨子の扉を開けという申し入れを拒んだが、フェノロサと岡倉天心は激しく迫る。1884 (明治17)年夏、奈良の法隆寺夢殿。ほの暗い八角堂の中、一つの厨子を前に押し問答が続いた。厨子は秘仏を納めたもので、その扉は数百年に
シデコブシ(幣辛夷、四手拳)は、モクレン科モクレン属の落葉小高木。別名はヒメコブシ。コブシやモクレンの仲間で、愛知、岐阜及び三重の限られた地方に分布する日本の固有種。かつては伊勢湾を中心とした里山や丘陵地の湿地に見られたが、開発が進み、野
明治の「廃仏毀釈運動」は日本の文化財の破壊の危機をもたらしました。それを救ったのが九鬼隆一と岡倉天心でした。二人は全国の寺社仏閣を精力的に調査し、保護すべき文化財を調査し、文化財保護の基本となる古社寺保存法を明治30(1897)年に制定します。
何とも奇妙な名前で、漢字を見ても解せず、好奇心をかき立てる。キブシはキブシ科キブシ属に属する雌雄異株の落葉低木で、別名キフジ、と言われても合点がいかない。 キブシの樹高は3m、ときに7mに達するものもある。3月から5月の葉が伸びる前に淡黄色の花
雪解けの水音が四方に轟き渡り、それがあたかも地震の如しということから「地震滝」と呼ばれ、「地震」と書いて「なゐ」と呼ばれていたことから「苗名(なえな)」に変わり、今では「苗名滝」と呼ばれ、日本の滝百選に選ばれているというのが観光案内の常套の説明で
今年もそろそろ桜の開花の時期です。サクラはわが国を代表する花。落葉高木で、大きいものは高さ20m、直径1mまでになり、天然記念物に指定されているものもあります。その代表的なものが、山桜の一群です。ヤマザクラあるいはシロヤマザクラはほとんど白に
ムラサキ科(旧ハゼリソウ科)ネモフィラ属のブルーインシグニスが一面に咲く光景で有名なのが国営ひたち海浜公園。花は4月に開花し、花径2cmくらいで、白に空色または青紫色の深い覆輪がある。みはらしの丘一面が青く染まり、空と海の青と溶け合う風景は、
運動はどんなにギクシャクしていても、連続的で途切れることがないというのが私たちの常識です。その運動変化の連続性、平たく言えば、スムーズな運動変化、途切れることのない、流れるような運動変化とはどのような変化なのでしょうか。変化に対する、この
すっかり春めいた公園にはヤグルマギクが咲いている。ヤグルマギクは、一時ヤグルマソウと呼ばれたこともあったが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように、今ではヤグルマギクに統一されている。その青紫色の美しさから、「コーンフラワーブルー(