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日記一覧

1生きる経験と死ぬ経験 私たちの経験は実に様々で、経験とはどのようなものかと問われてもうまく答えることは難しい。多くの経験ができる反面、世界には経験できないものも実に多く、まして一人の人間が経験できるものなどほんの僅かに過ぎない。私が生まれ

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アオキ
2019年02月28日05:45

 アオキ(青木)は、アオキ科アオキ属の常緑低木。若い枝が緑色であるためアオキと呼ばれる(昔「青」色は緑色で、青信号と似た表現)という説と、一年中、緑色の葉をつけているためアオキと呼ばれるという説がある。新春は冬で、野山の樹々も寒々としている

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家畜とペット
2019年02月27日07:46

 引っ越してペットが自由に飼えるマンションに移った。いろんな犬たちがエレベーターに乗り込んでくる。そのほぼすべてが小型犬で、それも不自然な姿格好の犬たちである。人間より速く歩ける犬は少なく、たいてい歩くことが不得意である。人間の介護がなけれ

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ジンチョウゲ
2019年02月27日06:59

 ジンチョウゲ(沈丁花)はチンチョウゲとも言われる。漢名は瑞香、別名は輪丁花である。中国南部が原産で、日本では室町時代にはすでに栽培されていたようである。日本にある木は雄株がほとんどである。「沈丁花」という名前は、香木の沈香のような匂いがあ

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(1)ごみのある今の生活、ごみのない昔の生活 有明に引っ越して数年たつ。すぐ近くに夢の島があり、今では緑あふれる公園に変わっていて、ごみの島だったとは思えない変貌ぶりである。僅かな間にごみの山が見事な森林に変わっているが、それには莫大なエネ

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ギンヨウアカシア
2019年02月26日05:09

 銀葉アカシアはミモザとも呼ばれ、マメ科アカシア属の常緑高木です。葉が銀緑色のため「銀葉」。 原産はオーストラリアで、明治末期に渡来。春早くに株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、よく目立ちます。よく似た仲間に同属のフサアカシアがあります。どちら

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オオイヌノフグリ
2019年02月25日05:22

 オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)が野原に咲き出し、地表からも春近しが感じられる。オオイヌノフグリは秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多くの花をつけ、春の終わりには枯れてしまう。日本にもともと咲いていたのは、オオイ

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春近し
2019年02月24日06:43

 2月も終わりに近づくと、春の気配があちこちに感じられる。人の服装が変わるように植物もその装いを変える。春なら花だが、その花の代表格の桜の花も咲き始めた。以前紹介した深山含笑の近くで河津桜が咲き始めた。白とピンクの組み合わせも春らしい。

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 当たり前のことだが、どの動物も精巧に進化した感覚器官をもち、必要な感覚刺激を(所与として)受け取り、同じように進化した運動器官を巧みに連動させることによって生きている。感覚器官と運動器官を駆使した生き様は見事で、驚嘆するしかない。感覚知覚

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タワーマンションの街
2019年02月23日05:58

 湾岸部には高層マンションが林立している。例えば、晴海のタワーマンション群はいずれも50階ほどのマンションで、今では9棟ほど晴海に林立している。隣の豊洲や東雲、さらには有明でもタワーマンションが花盛りで、街の概念がすっかり変わってしまった。有

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白梅の樹
2019年02月22日06:04

 白い花を咲かせた見事な枝ぶりのウメの樹が見える。移植されたに違いない樹でも、その見事な姿は里山のウメの古樹に劣るものではない。移築された古民家が変わらないようなもので、どこで咲こうとウメに変わりはないのである。湾岸地域には意外にウメが多く

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ナンテン
2019年02月21日06:44

 子供の頃の赤飯は特別の食べ物だった。そして、その赤飯の上によくナンテンの葉が乗っていたのを憶えている。今はいつでも食べられる赤飯にナンテンの葉はないが、ナンテンは公園や庭のあちこちでよく見かける。テレビの「のど飴」の宣伝にも登場し、葉には

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セイヨウアブラナ
2019年02月20日06:15

 セイヨウアブラナはアブラナ科アブラナ属の植物で、アブラナ、ナノハナ、ナタネが別名である。明治初期にヨーロッパから入り、種子から油をとるため栽培された。食用油の原料として、今でも世界中で広く栽培されている。日本でも1965年頃までは作付け面積も

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春を彩る黄色三種
2019年02月19日06:10

 ロウバイ(蝋梅)は、ロウバイ科ロウバイ属に属する中国原産の落葉樹。早い種では12月頃に、遅くても2月に黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く。寒い時期に開花し、香りが強く、花柄が短く花が枝にまとまってつくといった点でウメに似ているが、ウメはバ

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私が住む生活世界と知識
2019年02月18日05:47

 私の生活する世界は私自身が表象し、意識し、思考し、記述・説明し、そして行動する世界である。私の生活世界では私がいつも主役なのだが、私が属する生活世界には多くの主役が共存している。私は学校で習った古典力学を無造作に無意識に使って、物理現象を

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ウエストリンギア
2019年02月18日04:02

 ローズマリーかと思って近づくと、何か違っている。調べて見ると、ウエストリンギアと判明。オーストラリア原産のシソ科ウエストリンギア属の半耐寒性常緑低木。派手さはないが、落ち着いた雰囲気の花。葉と花がローズマリーによく似ていることからオースト

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 argument, inference, proofという英語の単語はみな似た意味をもっていて、日本語では論証、推論、証明などと訳されています。そして、いずれも幾つかの前提や仮定から論理規則を使って結論を導き出すことを指しています。その典型例が数学のテキストに登場

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私が生きる世界
2019年02月17日06:16

 私はどんな世界に生き、暮らしているのか。人が生活する世界とは、そこで生まれ育ち、楽しみ、苦しみを経験し、家族や友だちをもつ環境であり、宗教、科学、哲学が探求してきた自然、社会、精神を含んだ世界である。その生活世界はどのようにつくられ、変

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 マングリエティア・インシグニス(Manglietia insignis)はモクレン科モクレンモドキ属の常緑高木。モクレンモドキ属は世界に25種分布し、インシグニスは中国の西部からヒマラヤ、ミャンマーにかけて分布する。和名は木蓮擬き(モクレンモドキ)。中国名は

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 神は全知全能なので、彼に対しては隠し事はできない。彼は私のすべてを知っている。だから、神の前では私のプライバシィーなど存在しない。ところが、私は神のすべてを知らない。だが、「それゆえ、誰もが知らない神の秘め事がある」とは決して考えない。神

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それぞれの早春
2019年02月16日04:52

 私たちの周りには時間に鈍感なものから至極敏感なものまで様々なものがある。だが、それが本当のことか、見かけに過ぎないことなのか問われると、少々まごつく。ただそれだけのことで、周りのものが季節をもっているように見えるのは、地球が季節をもってい

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 正確さ、精度、確実さといった概念を巡って色々考えてきた。物差しや時計だけでなく、理論や言語も含めて、「明晰判明」な知識とは真であるだけでなく正確無比な知識だった。言明の真偽と正確さは同じではなく、二つの関係は微妙な問題を多く含んでいる。こ

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ユズリハ
2019年02月15日05:25

 ユズリハ(楪、交譲木、譲葉)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。「新しい葉が成長し、古い葉が落ちる」ことがハッキリしていることから「譲る葉」という名前がついた。親から子に財産を譲るという意味から、新年や祝事の飾りものとして珍重される。 夏

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 「これは何か」、そして「人は何か」と訊かれて、何と答えるだろうか。「これ」と「人」の違いが気になるなら、「これ」が人を指す、あるいは「これ」に「人」を代入すると考えれば、同じ形の問いだと見做すことができる。だが、普通は誰もそのようには考え

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2月のダリア
2019年02月14日04:50

 冬なのに寒さなど無関係といった風に咲いているのがダリア。寒さに無頓着で、時を超えて存在するかのようで、それが堪らなく見事なのである。切ない風情など一切なく、何か即物的で、リアルなのである。人の所作、造作の入らない姿は「花そのもの」、「花自

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正確な時計
2019年02月13日09:07

 日時計はわかりやすいが、夜になると使えない。日時計は相当に正確な時計で、1日という地球の自転周期を24で割ったのが1時間、その1時間を60で割ったのが1分。つまりちゃんと日が差せば日時計は十分に正確だった。古代ギリシャのクレプシドラは滴る水滴で時

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クリスマスローズ
2019年02月13日06:05

 クリスマスローズは、キンボウゲ科の多年草で、ヨーロッパや西アジアが原産。「クリスマスローズ」は俗称で、学名ではヘレボルス。ヘレボルスはギリシャ語の「helenin殺す」と「bora 食べ物」からの造語で、可憐な姿からは思いもよらない名前。その由来は、

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 共同幻想としての意識の「今」、形式的な約定としての「今」が生活世界で概ね通用してきた。日常の「今」は「その時」に似て、代名詞のような役割を担い、使われる状況に応じて「今」が何を指示するかは変幻自在である。代名詞のように、状況に依存するため

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 「正確な時間」を測るには、まず原子時計のように高精度の時計が、そして、その時計の精密さを測るために、もう一つ同じくらい高精度の時計が必要となる。この二つの正確な「時計」は、同じ空間にあると、互いに作用し合うことになる。では、どのような作用

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ボケ
2019年02月12日05:21

 ボケ(木瓜)は、バラ科ボケ属の落葉低木。既に言及したように、果実が瓜に似ているため、木になる瓜で「木瓜(もけ)」、そしてそれが「ぼけ」に転訛したしたとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われる。日本に帰化したのは平安時代。

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