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日記一覧

年末に「我」を巡って
2019年12月31日11:26

我をわすれ、我にかえる。我がつくられ、我がこわれていく。 子供時代に何かに熱中し、夢中になって、我を忘れた経験のどれだけをはっきり憶えているだろうか。そんなことを晦日にふと思い始めると、「私が我をわすれて遊んでいたことをどうして私が想い出せ

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カンボケ(寒木瓜)の花
2019年12月31日05:38

 ボケの開花時期は、11月下旬から4月中旬までで、11月頃から咲き出す花は春に開花するものと区別するために「寒木瓜」と呼ばれることがある(画像)。春の花に比べると、花の数はずっと少ない。 ボケは、庭木や盆栽、生け垣、切り花として観賞され、200を超

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量子力学の私的な再確認
2019年12月30日06:57

 量子力学とはどんな物理学なのか。簡単には、どのように物事がうまく働き、世界が成り立っているかを説明する物理学。物事が存在し、うまく働いていることの説明は、物質を構成する粒子の本性と、それらが相互作用する力について理解することにあり、量子力

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Angel's Trumpet
2019年12月30日04:35

 キダチチョウセンアサガオ属はナス科の属の一つ。園芸名でエンジェルストランペット、エンジェルトランペットと呼ばれることが多い。春から秋にかけて花をつけるが、12月にも結構咲いている(画像)。花色も白、ピンク、橙色、黄色と様々である。つぼみには

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コミケ
2019年12月29日06:44

 世界中から73万人もの参加者が集まる、世界最大級の同人イベント「コミックマーケット(コミケ)」が始まった。アニメやゲームなどを中心に同人活動を行っている人たちが一堂に会する。毎年夏と冬の二回行われるが、2019年の冬のコミケ(C97)は12月28日(

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アロエの花
2019年12月29日04:56

 昭和、平成とアロエを見かける機会が多かった。最近は確かに少なくなったが、それでも花が咲き出す今頃はあちこちでアロエの存在を確認できる。むろんアロエを原料にした健康食品は今でも結構な数が出回っている。 アロエはアロエ属の植物の総称で、現在ま

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地震・雷・火事・親父
2019年12月28日07:40

 自然災害の最後に「親父」が来ていて、親父の怖さは地震、雷、火事に匹敵するというのが普通の解釈だが、おやじは、オオヤマジ(大きい風=台風)、あるいはヤマジ(山嵐=台風)がなまったという説もある。すると、「地震・雷・火事・台風」ということにな

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 オオハンゴンソウ、アラゲハンゴンソウと同様、明治から大正期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物。名前は根元の葉が3裂することから。観賞用に栽培されたが、今は逸出して帰化している。いもり池周辺で見られるオオハンゴンソウは特定外来生物に指定され

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宿場、在郷、温泉
2019年12月27日08:49

 北国街道の新井宿(あらいしゅく)は河川交通の要衝として早くから開かれていました。宿場は上町(かんまち)、中町(なかまち)、下町(しもまち)で構成され、役人が住む宿場の中心は中町にありました。現在も続く新井の朝市は、宿場に対する保護政策の一

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 寒空の中、バラの花とバラのつぼみが見える。大抵の花はつぼみ自体が注目されることはまずないのだが、バラはつぼみも主役になり得る。だから、「バラのつぼみ」という語彙には色んな意味が込められている筈だと誰もが想像するのだが、そんな一つが映画『市

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クリスマスの教会
2019年12月26日05:58

 昨日はクリスマス。不心得者と思われても仕方ないが、築地教会のミサへ。今でも「市場」という言葉が築地と一緒に浮かぶが、明治2年明石町一帯は外国人居留地で、教会、学校が多かった。東京で最初のカトリック教会として築地教会の献堂式が行われ、明治10

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カンツバキ
2019年12月25日07:49

 カンツバキ(寒椿、Camellia sasanqua Shishigashira)は日本固有種で、ツバキ科ツバキ属の常緑中低木。冬の代表的な花木であるカンツバキは日本に自生するツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の交雑で、「シシガシラ(獅子頭)」という品種。その後、関東で

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越後の良寛
2019年12月24日07:50

 越後には詩人が多く、優れた詩歌が生まれてきた。実際、会津八一も相馬御風も、そして西脇順三郎も越後生まれの詩人。越後出身だからと言って、その文学が越後的、越後風などと言うことはない。彼らが求めた詩や歌の精神は人間の生存や自然の姿に根ざした普

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 今日はクリスマスイブで、モミの木やヒイラギが浮かんでくる。さて、そのヒイラギだが…タイトルのどれも同じで、中国原産。日本ではクリスマスホーリーとして流通。本来はセイヨウヒイラギがクリスマスホーリーだが…日本の柊(ヒイラギ)はモクセイ科でキ

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冬至の花たち
2019年12月23日07:34

 一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日が冬至で、それが昨日だった。冬至は英語で「the winter solstice」。また、冬の中間なので、「midwinter」とも言う。もっと記述的に「the shortest day of the year」でも、冬至だとわかる。南半球のオーストラリア、

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線形から非線形へ
2019年12月23日04:02

 関数fが線形であるとは、つまるところ、fが直線であること。この表現を別の風に言えば、次の二つの式を満たす関数(写像)fを線形であるという。重ね合わせ:f(a+b)=f(a)+f(b)比例:f(ca)=cf(a) その要素の定数倍と加法で特徴づけられる数式、つまり一次式

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 イヌリンゴ(犬林檎)は、バラ科リンゴ属の落葉高木で、別名ヒメリンゴ。イヌリンゴとエゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)の雑種がヒメリンゴという説もある。 4月から6月にかけて咲く花は、できはじめは薄いピンク色で、満開時には白になる。花の大きさは、3.

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コトネアスター
2019年12月22日07:09

 コトネアスターは、寒さに強く、また果実や紅葉が美しく、小型の種類があるために、公園や庭の樹としてよく栽培されている。ここでも登場したピラカンサによく似ているが、コトネアスターの葉には鋸歯がなく、枝には棘がとげがない。 コトネアスターの仲間

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雪解けの水音が四方に轟き渡り、それがあたかも地震の如しということから「地震滝」と呼ばれ、「地震」と書いて「なゐ」と呼ばれていたことから「苗名(なえな)」に変わり、今では「苗名滝」と呼ばれ、日本の滝百選に選ばれています。文化10(1813)年の春にその滝

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サザンカ
2019年12月21日03:48

 サザンカ(山茶花)は、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。童謡『たきび』の歌詞に登場することでよく知られている。そのせいではないだろうが、周囲にはサザンカの園芸種があちこちでうるさい程に咲き出している。多くは赤い花で、余りに多いと興ざめ感は否め

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トベラの赤い種
2019年12月20日04:55

 トベラ(扉)はトベラ科トベラ属の常緑低木で、湾岸地域ではどこにでもあるとてもポピュラーな脇役です。トベラの漢字からわかるように、名前は「扉(とびら)」に由来します。トベラの枝や葉には臭い独特な臭いがあり、節分の時にオニ除けとして扉に挟む風

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自由意思と自力、他力
2019年12月19日07:53

 私たちは世界の中で行動しています。その世界は因果的な連関をもつ出来事や状態の集まりです。行動もまた出来事の一つですから、世界の因果連関の中に組み込まれています。このような因果の鎖の一部分を取り出してみると、次のような一連の系列が見えてきま

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ハマヒサカキの白い花
2019年12月19日05:14

 ハマヒサカキ(浜姫榊)は、ヒサカキ属の常緑小高木で、湾岸地域では街路樹や生垣としてよく使われている。今その花が咲いている(画像)。海岸近くに多く、同属のヒサカキより葉がまるく、分厚く、光沢があり、乾燥などに強い。ハマヒサカキという名前も海

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 バラ科トキワサンザシ属のものは一般にピラカンサと呼ばれ、その和名の一つがトキワサンザシ(Pyracantha coccinea)で、東ヨーロッパから西アジアにかけて分布する常緑低木。1629年にヨーロッパに紹介され、日本には明治中頃に渡来した。高さ数mにもなり、

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 一説によればブッダの死は紀元前380年。そこから部派仏教が成立するまでの歴史をスケッチしてみよう。ブッダが亡くなると、団結していた仏教教団はアショーカ王(B.C. 268〜B.C.232)の時代に保守派と進歩派に分裂。その理由は、時代と共にブッダの頃の戒律

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ハナセンナの黄色い花
2019年12月17日07:12

 花の形からマメ科の木だとわかるのだが、なかなか名前がわからなかったのがこのアンデスノオトメ(アンデスの乙女)という別名をもつハナセンナ。ブラジル、アルゼンチン原産の常緑低木。昭和初期に渡来し、暖地で観賞用に植えられた。「…センナ」と呼ばれ

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マホニアの黄色い花
2019年12月16日04:27

 花の少ないこの時期に見事な黄色の花をつけているマホニアは、かつてヒイラギナンテン属に分類されていた外来の常緑低木およびその園芸種の総称だが、主に台湾原産のマホニア・ヤポニカ(Mahonia japonica、和名ヒイラギナンテン(柊南天))とマホニア・ロ

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センリョウの実
2019年12月15日04:41

 センリョウはセンリョウ科の常緑低木で、ヒトリシズカやフタリシズカなどと同じ仲間。江戸時代までは、「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていたが、見た目の似ている万両よりも実つきがまばらで、千両になったといわれている。樹高は50〜80cmほどに生長し

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 エデンが西方にあり、その東に私たちの住む世界がある。これは仏教でも同じで、阿弥陀仏は西方の極楽世界にいる。だが、東方にも浄土があり、そこに住む阿閦仏(あしゅくぶつ)を知る人は少ない。阿閦仏は、阿弥陀仏と対をなす仏として、大乗仏

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 セイタカアワダチソウは北アメリカ原産。キク科の多年生草本で、高さ0.5〜3mになる。観賞用、蜜源植物として明治30年頃に移入されたが、急増したのは1940年代以降で、河川敷、土手、荒地、原野、休耕地、路傍、空地などに生育。開花期は8〜11月。強い「ア

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