神国の原点:神功皇后と住吉三神<『日本書記』や『古事記』をそのまま素直に読めば…> 神功皇后は第14代仲哀天皇の后であり、第15代応神天皇の母親です。朝鮮半島の制圧を神より命じられたにも関わらず、それを無視して亡くなった仲哀天皇に変わり、妊娠し
ピラカンサ(Pyracantha)、あるいはトキワサンザシはバラ科ピラカンサ属の常緑広葉中高木。春から初夏に、木全体が真っ白に見えるほどたくさんの白い小さな五弁花を咲かせ、秋から冬にかけて、赤や橙の小さな実を枝が撓むほど沢山つける。姿が美しいので木
神様がたくさんおられると、喧嘩したり、徒党を組んだり、騙し合ったりと、神様同士の付き合いや争いが生まれ、人間関係ならぬ神様関係ができてきます。複数の神様がいれば、当然神様社会ができ、その仕組みや構造は人間社会とよく似たものになります。ギリ
艶蕗を見ていつも私が思い浮かべるのは蕗で、正に「艶のある太い蕗」。ツワブキ(石蕗、艶蕗)はキク科ツワブキ属の常緑多年草で、葉柄は食用になる。海沿いの草原や崖、林の縁によく見られ、葉はフキ(蕗)に似ていて、革質でつやがあることから「つやぶき
「誰が好きですか」と問われても、それはどんな問いかなどと誰も改めて考えないし、まして問うことさえしません。その問いは疑問の余地なく、答えることができる問いとして通用しています。「Aさんが好き」と答え、「Aさんの何が、どこが好き」と問い返され
近くの広い公園にはマーガレットコスモスやキバナコスモスが咲き誇っていたが、それがそろそろ終わる頃に花を開いたのがユリオプス・デージーで、コスモスと同じように集団の美しさを満喫できる。キク科ユリオプス属の一つで、常緑の低木で開花期は11月〜翌
視覚は眼という生得的器官の機能や能力のことだということになっていますが、眼は生得的でもその機能、能力は学習の結果、つまり獲得的だと考えられています。ですから、同じ対象を見ても誰も同じことを記憶し、報告する訳ではありません。視たものは表象と
台風の影響によって今年の湾岸地域の紅葉は望むべくもないが、1か月ほど後にその結果は明らかになるだろう。とはいえ、妙高の紅葉からは遥かに劣るのは明白。「紅葉」のように「紅空」とは言わないが、朝焼けも夕焼けも私たちの眼には紅く見えるが、雲がな
クスノキ(樟、楠)はクスノキ科ニッケイ属の常緑高木。別名はクス。10月から11月にかけて、青緑色で球形の実が紫黒色に熟す(画像は熟す前の実)。鳥が食べることによって種子が散布されるが、人間の食用には適さない。 関東以西の暖地に自生し、背が高く
葉が赤くなるのは葉の中のクロロフィルが分解され、赤いアントシアンが生成されるから。一方、黄色になるのはクロロフィルが分解され、黄色のカロチノイドが残るため。モミジは紅色の目立つカエデの仲間。カエデの中でも葉の切れこみの深いイロハモミジは葉
子曰、由、誨女知之乎、知之爲知之、不知爲不知、是知也。(『論語』為政第二の十七)子曰わく、由よ、女(なんじ)にこれを知ることを誨(おし)えんか。これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らざると為せ。是(これ)知るなり。Confucius said, “Zh
湾岸地域にはモチノキが多いが、そのモチノキはモチノキ科モチノキ属の常緑高木。樹皮から鳥糯(とりもち)が採れるためモチノキと呼ばれるようになった。日本語の「もち」は鳥糯のこと。現在は鳥類の捕獲に鳥糯を使うことは禁止されている。福島県以南の山
「1の次の自然数は何ですか」と問われて、頭を抱える人はまずいません。小学1年生でさえ「2」と正しく答えることができます。でも、「1の次の実数は何ですか」と問われると、小学生だけでなく、大人さえ1の次の実数が何か適確に答えることができません。そ
ソヨゴ(戦、冬青)は、モチノキ科モチノキ属の常緑小高木で、別名はフクラシバ。波状の葉がそよそよと風に揺れることから命名された。常緑樹の中では葉色が明るく、株立ちの樹形に人気が集まる。6月頃に目立たない白い小さな花をつける。ソヨゴの雌株は花
人には「心」があり、「心の壁」は人と人の間を隔てるものだと言われると、雲を掴むような話と思われがちですが、実は意外に簡単なことなのです。心の壁がつくられ、外の物理世界と内の意識世界が分断されるのは、私たちが認識的な述語(epistemic predicat
アロニアは北米東部原産のバラ科の落葉低木で、英語名はチョークベリー(Chokeberry)。日本のカマツカに似ているので、セイヨウカマツカという和名もある。アロニア属には実が赤く熟すアロニア・アルブティフォリアと、黒く熟すアロニア・メラノカルパ(英
小中生ではなく、大人のための哲学(4)適応主義(適応主義批判) 1979年に中立説−選択説の論争以上に多くの人の関心を引いた論争が起こりました。グールドとルイントンは自然選択一辺倒の説明に対する辛辣な批判論文を書いたのです。それが“The Spandrels
正式の学名はAcacia confertaで、品種名がGolden Top。一般にアカシアあるいはミモザと呼ばれ、マメ科アカシア属の常緑低木。オーストラリア東部が原産のアカシアの仲間で、葉は小さく枝にびっしりと並ぶ。花は濃黄色で沢山咲かせる。オーストラリア東岸に
小中生ではなく、大人のための哲学(3)進化の結果 なぜ有機体が見事に適応しているのかを説明するように求められたら、ランダムな自然の過程の結果だという仮説より、予めデザインされたものだというデザイン仮説の方がはるかにもっともらしく思われます。
健康と病気、正常と異常、正統と異端といった区別、あるいは差別が私たちの社会には歴然と存在している。あるものは不当な差別、別のものは必要不可欠な区別と捉えられ、差異や相違が社会そのものの基本的な特徴になっている。個人は個性をもつゆえに個別的
クサボケ(草木瓜)はバラ科ボケ属の落葉低木で、本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。シドミ、ジナシとも呼ばれる。花はオレンジ色だが、白い花のものを白花クサボケと呼ぶ場合もある。ジナシは地梨、シドミは酸っぱい実を意味する「酸ドミ」が転訛
小中生ではなく、大人のための哲学(2)選択の単位 生命現象の様々に異なるレベルで選択が働くということ自体に問題はありません。有機体に選択が働き、それが有機体を含む集団に、そして有機体を構成する細胞に、さらには細胞内の遺伝子に働くというのは自
コガネグモかと思って近づけば、ナガコガネグモだった。和名はコガネグモに比べて体が細長いことから。ファーブルならずとも、クモは興味深い生き物。ところで、「昆虫」と「虫」を見分けるポイントは、頭、胸、腹に分けられるか、脚は3対かの二つで、クモ
今回は小中生ではなく、大人のための哲学適応度 集団が遺伝可能な適応度(fitness)の違いをもつなら、その集団は自然選択によって進化します。生存と生殖における「有利さ」を形式化した適応度は自然選択のモデルを考える上で極めて重要な概念です。この適
自然の都合が脚色されることなく反映された知識やそれを表現する用語と、人の都合がもっぱら反映された知恵や習慣とそれを表現する語彙との二つがミックスされた世界に私たちは住んでいます。それぞれ自然の本性(Nature)と人間の本性と言い換えることもで
クロガネモチ(黒鉄黐)はモチノキ科モチノキ属の常緑樹。モチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒紫色であることや、葉が乾くと鉄色(くろがねいろ)になることからクロガネモチと名付けられた。クロガネモチはモチノキと同じように樹皮から「とりもち」を作る
小中生のための哲学(18)(定義) (遺伝子によって表現される)ある形質に関して、集団が下の条件を満たすが場合、その集団はハーディ−ワインバーグ均衡にあると言われます。1集団のサイズは無限である。(実際に無限の集団はないので、通常は極めて大きな
ユズ(柚子)はミカン属の常緑小高木で、ホンユズとも呼ばれる。一方、シシユズ(獅子柚子)はオニユズ(鬼柚子)とも呼ばれ、果実の形状からユズの仲間として扱われることがあるが、分類上はザボンやブンタンの仲間であり、別種である。昨年もこの獅子柚子
小中生のための哲学(17)情報とDNA分子 以下のような文を見て気づくことを挙げてみるように言われたら、何を挙げるでしょうか。また、それぞれの文に現われる情報に関連した用語を使わずに、同じ内容を表現できるでしょうか。遺伝するのは親から子へ物理的